レンタル店で借りて映画『グリンチ』を観賞しました。孤児院で育った53歳のグリンチは家族も友達もいないという設定で、ちょっといじわるでひねくれものでした。そんなグリンチが嫌いなものはグリンチが住むフー村でみんなが笑顔に包まれて幸せ気分に浸っているクリスマスの日でした。村中の人々が幸せになるクリスマスをぶっつぶすために、サンタクロースに扮して村中からクリスマスツリーや飾りや食べ物やプレゼントなどを盗むという行動を起こします。最後に訪れた家でシンディー・ルーという少女に出会い、彼女の純粋な心に触れ、改心するといったストーリーでした。グリンチが愛犬マックスと巨大トナカイのフレッドたちと仲良くベッドで寝ているシーンはほのぼのしていましたし、グリンチが弾くパイプオルガンの演奏も素晴らしかったですし、コーヒーメーカーなど工夫を凝らした発明品なども目を見張るものをたくさん持っているんだなあと思いました。グリンチは、ほかの人が持っていないようなある意味素敵なものをいっぱい持っているユニークなキャラクターとして描かれていて、ひねくれ者になったのは、彼の人恋しさや寂しさから来るものだったし、村中の人々が楽しもうとしているクリスマスを奪ったことを謝る気持ちがちゃんと残っていた素直さもあったのですね。グリンチがひねくれ者になった理由が子供にも大人にも簡単にわかるようなストーリーでした。あまりにも簡単なストーリー展開なのですが、ひねくれていた心が一気に変化することは誰にでも起こることだったということを暗に教えてくれていたのかもしれません。ちょっとしたことがひねくれていた心を変えてくれる、人が変わる瞬間はほんの些細なことなのかもしれないということなんだと思いました。ほんのちょっとした温かさと真心に触れた瞬間に人は変わることができるんだということなんだと思いました。シンディー・ルーは目が大きくてとてもかわいかったですし、グリンチは大人になっても、本当は優しくって素直で純粋なキャラクターとして描かれていたほのぼのとしたアニメでした。
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