TULIP DIARY

届くといいな やさしい風に乗って

1か月が経って

2018年10月05日 | ひとりごと
大阪市にたくさんの被害をもたらした台風21号が襲来してから昨日で1か月が経ち、公園内の倒木などがまだそのまま状態なのをあちらこちらの公園で見かけていました。昨日のサンケイ新聞と読売新聞の夕刊に、倒木の処理が進んでいない状況が記載されていて、そのまま状態の理由が掴めました。大阪市が被害の全容を把握できたのは台風が過ぎ去ってから2週間後だったそうで、大阪市にある公園や臨海部にある緑地帯の樹木、街路樹の2%にあたる計8400本が倒れたそうです。公園では740箇所の計5050本、街路樹は約1740本、緑地帯では約1640本が被害を受けたということでした。大阪市では撤去を急いでいるそうですが、作業が進んでいない場合が多いということでした。御堂筋の銀杏の木も全体の1割に当たる81本が倒れたり、幹が折れたりする被害があったそうです。台風21号の後、処理施設には市内の各所から大量の災害廃棄物が持ち込まれ、今も順番待ち状態で、木々の処理はしばらく先になる見通しだそうです。倒木や幹折れした銀杏の木は撤去して、コンクリートをはがしたりして植樹することになるということですが、銀杏の大木は1本100万円くらいする高額だそうで、御堂筋の銀杏並木の再生は課題が山積みという見出しがサンケイ新聞のトップ記事に記載されていました。台風21号はこの数十年間で例のない甚大な被害が出たと大阪市の担当者の方が言われていたことも掲載されていました。台風が襲来した以前の木々が倒れていなかった風景と全く同じ風景はいくら植樹したとしてももう二度と戻ってこないのは確かなことだと思いました。
昨日の朝刊に『写真アルバム大阪市の昭和』という写真集の広告が入っていました。11月初旬に限定4000部で発売される本の宣伝広告でした。その宣伝広告には、大阪市の天王寺区にある上本町六丁目の昭和41年の頃の近鉄百貨店の写真、東成区にある昭和39年の今里商店街の写真、昭和40年代前半の天王寺駅前の写真などが掲載されていました。市電が走っていたり、近鉄百貨店の看板にあやめ池の宣伝があったり、今里の商店街では今もあるほねつぎの看板が載っていたリと懐かしくて昭和を感じる興味深い写真でした。この本にもしかしたら昔の御堂筋の写真や台風被害の前の大阪市内のあちこちの街並みの写真が載っているのかもしれないなあと想像しました。
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