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融通無碍 翼を休めてみませんか

新温泉町浜坂にある日本キリスト教団浜坂教会の
牧師日記

そんなに効果があるなら、都道府県にそれぞれ一つ

2015年05月28日 | 日記

 「抑止力」という言葉を聞く回数が増えているように思います。核の抑止力とか、戦争の抑止力という意味合いで、沖縄に基地があることを肯定する意見として言われています。

 沖縄には、多くの基地、訓練場があることは周知の通りです。小さい県の割合に対して、基地が多くの面積を占めています。そのために、治安が悪く、沖縄の独自経済の発展が阻害されているのは、歴然とした事実ではないかと思います。

 どうして、沖縄ばかりに基地が集中しているのでしょうか。沖縄の人たちが、それを望んでいるのならまだしも、先の選挙で、これ以上の基地拡充は拒否という立場が鮮明になりました。にも関わらず、色々と理屈をつけて沖縄に基地が必要だとか、基地を作ろうだとか、沖縄以外の人が言い続ける理由というものが分かりません。もしかしたら、沖縄を差別しているのでしょうか。

 いっそのこと、基地があることが、そんなに効果があるなら、各都道府県に嘉手納基地クラスの大きな基地を一つ作ったらどうか、という発想にはならないのでしょうか。自分の家の上空を、爆音立てて戦闘機が飛び回るのはご免だ、アメリカ兵による幼女レイプ殺人事件の被害者に自分の子や孫がなるのはご免だ、そう考えるなら、沖縄に基地は必要だと言ってはならないのではないでしょうか。それは、自分の平安は保たれ、他人の平安はどうでも良いという、他人事で、我が身を守ろうなどという下劣な考え方とも言えます。

 ところで、「抑止力」という考え方ですが、テロを仕掛けて来る相手や、破れかぶれの玉砕覚悟の相手には通用しないことが分かっています。また、「抑止力」という考え方以前にも様々な方法や考え方もあるはずです。戦争というもの自体、利害に関わることですから、様々な利権、また精神論なども加わって、もう訳の分からない議論になってしまうことが多いように思います。そんなことを考えると、思慮や分別が求められるように思います。

 争いとか戦争は、思慮や分別の無さ、知恵が足りないことが原因で起こるとも言えます。首相が、未曾有を「みぞゆう」と言ったり、ポツダム宣言を全部読んだことがないと公言したりする、思慮、分別、知恵、知性の足りなさでは、どうしようもありません。お金や名声の誘惑は多いと思いますが、高いお金を貰っている首相には、良い政治をする責任があります。もっと、まじめに勉強して、良い政治をして欲しいと思います。

そこで、浜坂みことばコレクション「共に」


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暑い一日でした

2015年05月27日 | 日記

 今日は、暑い一日でした。この暑さで、部屋の中の気温が3度上昇しました。それでも、外よりは涼しいです。

 5月は、日曜日が5回ありますね。ゴールデンウィーク、母の日、教区総会、ペンテコステ・・・。今日の暑さも加えて、何だか疲れました。

 歳というのも感じます。散歩とか、あまりしないですし、足腰が弱っているのでしょうか。歳なりに、体を鍛えないと、どうもキリッとしません。

 


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TPPは国を売ること

2015年05月26日 | 日記

 環太平洋地域による経済連携協定、いわゆるTPPは、貿易のことですが、安いモノ(安全とは限らない)が輸入されると、国内の産業は価格競争にさらされ、打撃を受けることになります。何でも安い方が良いという考えが、国内の産業を疲弊させ、ひいては回り回って自分たちの職場を亡くし、食の安全が破壊され、自らの首を絞めることになってしまうように思います。

 たとえ輸出で利益があっても、その恩恵は大企業が全て受けることになり、国内の中小企業が疲弊することの歯止めにはならないと予想されます。気がつけば、国内の良心的な安全な食べ物を生産する農家や小売店が潰され、遺伝子仕組み変え食品や添加物漬けの食品しか口にすることができないようになってしまうかもしれません。

 ここまでは、輸出や輸入といった貿易の問題だけのように思われますが、TPPには、ISD条項というのがあり、大企業や投資家が相手国を国際投資紛争解決センターというところに訴えることができるという決まりがあります。これは、大企業や投資家の思い通りの取引ができるようにということですので、自国の生産者や消費者の側ではなく、結局大企業や投資家の論理に支配されてしまう、奴隷協定とも呼べるものではないかと思います。

 また、ラチェット条項というのもあります。ラチェットというと、工具でスパナというボルトを締めたり緩めたりするのがありますが、ラチェットスパナは、締めるなら締めるだけ、緩めるなら緩めるだけ、という便利な機能がついています。そのように、ラチェット条項とは、一旦規制を緩めたら、都合が悪いからといって、締めることができなくなるという決まりのことです。これも、結局、力のある大企業や投資家に都合の良い決まりではないかと思います。

 よく、「自由貿易」という言葉だけをとって、「TPP、良いじゃないか」という人もおられるかもしれませんが、ISD条項やラチェット条項といった、言わば奴隷協定のようなものが付随していますので、結局、世界を自由に渡り歩くことができるような力のある大企業や投資家に有利になるだけで、国の力が低下し、実質的に国が乗っ取られてしまうことではないかと思います。だから、TPPは国を売ることと言うことができるのではないかと思います。

 パソナの竹中平蔵という人は、国民総派遣を提唱し、国民を、そして海外から流入してくる労働者を大企業に利するような形で働かせようと主張しているのでしょう。1%の大企業が栄えて、99%の人が外国人も含めて十把一絡げで派遣にされるなんて、まるで悪夢としか言いようがありません。やれやれです。TPPは、百害あって一利なしです。アメリカの人たちでさえ、反対している人たちもいるくらいです。それは、結局、巨大企業と投資家が政治家を買い、国を乗っ取るという危険があることを分かっているからです。私たちも、自分の暮らしを守りたいなら、自分の頭でよく考えてみましょう。

 


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明日はペンテコステ礼拝です

2015年05月23日 | 日記

 明日、24日(日)は、ペンテコステ礼拝です。午前9時から教会学校、10時から讃美歌練習、10時15分から礼拝が始まります。メッセージは「自分の殻を超えていた」、讃美歌は「キリストにはかえられません」(今月の歌)、「来たれ聖霊よ」、「聖霊よ、降りて」です。礼拝後には、祈りの一時をもちます。その後、ささやかな愛餐会の一時をもちます。

 ネパールでの大地震、箱根山の火山活動、その他の地域の地震や火山活動など、このところ地殻変動が活発なように思わされます。災害の備えは忘れないようにしたいと思います。特に、過酷を窮めている福島第1原子力発電所のレベル7という事故に対応しているところに、再び大きな災害が襲われたらたまりません。そうならないように、祈りたいと思います。



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人事の知らせ

2015年05月22日 | 日記

 あちこちから、人事異動の話が聞こえて来ます。私のことではありませんが、私の知人とか、有名な人など、まとまって移動されるようです。私の年代より少し上になると、教区議長とか、重要なポストを経験された方もおられ、移動に納得したり、反対に、これまで主張してきたことと正反対の方向に向かっているような気がして驚いたりすることもあります。また、牧師を辞めて、他の仕事に就く知人もいるようです。色々と考え抜いて、最善を選ばれたのだと思いますから、神の加護を祈るだけです。

 


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