融通無碍 翼を休めてみませんか

新温泉町浜坂にある日本キリスト教団浜坂教会の
牧師日記

参議院で否決、衆議院に差し戻し

2018年07月08日 | 日記

 国民の相知らぬところで、前々から水道民営化の話しが進んでいます。麻生副総理は、どうしてアメリカの一部の人たちの要望を受け入れる形で水道民営化を進めるのでしょうか。その理由についての解説が、下の記事に書かれています。画像をクリックすると、記事をご紹介できます。

 

この激甚災害の中、オウム死刑囚の死刑執行の中、5日に水道民営化の法案が衆議院本会議を可決通過して、参議院での審議入りとなりました。下の画像をクリックすると、ニュース記事をご紹介できます。

 

 

 水道民営化は、国が国民のための水の責任を果たすことを放棄することです。単に経営の問題ではなく、毎日飲む水の安全を国が守ることをやめるという問題です。外資系企業が参入したとすると、国民の命の水は外国の人が守るということになります。それは、保守を自認する人たちにとっても許せない問題のはずだと思います。自民党・公明党は、保守政党ではなくて、保身政党ではないですか。

 水道インフラが老朽化し、修繕に莫大な経費がかかると言われています。そうだとしたら、これまでの政治の怠慢とか、無駄付いの結果ではないかと思います。それを誤魔化すために、民間に丸投げするなどという発想自体が無責任だと思います。反省して、一からやり直すべきだと思います。

 大規模な災害が起こったとき、民間も被災した場合に、水道が守れるのでしょうか。民間が給水車を出すのでしょうか。国民が十分に周知し、審議が尽くされているとは思えません。何でも民営化すれば良いという問題ではないと思います。

 水は、命の次に大事なもので、お金の問題に換えてはいけないものだと思います。水道は国が責任をもって行う公共サービスであって欲しいと思います。良識の府(すでに死語か)と呼ばれている参議院で水道民営化法案を否決、差し戻しすべきだと思います。

 


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