わさびの日記

老後の暮らしを模索しています。健康のためランニング、楽しみにクラリネット、それに古文書解読を趣味にしたいと思っています。

徒然草第ニ百十二段 (秋の月は、限なくめでたきものなり)

2022-11-08 07:10:01 | 徒然草

「秋の月は、かぎりなくめでたきものなり」、秋の月はいつも美しい。月はいつも同じだと思っている人は情けない。

月自体が変化することは物理的にもないので、見え方の問題です。秋の空は空気が透き通っていて、月がより綺麗に見えるのです。どうして、秋は空が透き通るのか。素人考えでは、秋になると大陸から乾いた空気が流れ込んできて、空気中の水蒸気が少なく、霞むことがなくなるからでしょう。「天高く馬肥える秋」ともいいます。

秋だけが大陸の乾いた空気が流れ込むのかと言えば、そうではありません。それに加え、秋の日差しの柔らかさが影響しているようです。日差しが緩やかだと、地面からの空気の対流が起きにくく、そのため埃などの余計なものが空気中に舞い上がることがなく、視界が良くなるそうです。

2022年11月8日夜、皆既月食、天王星食があり、442年ぶりの世紀の天体ショーと大きなニュースになってました。秋の空の下での月食・星食だったので、他の季節よりは綺麗に見えたのでしょう。

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