わさびの日記

老後の暮らしを模索しています。健康のためランニング、楽しみにクラリネット、それに古文書解読を趣味にしたいと思っています。

友ヶ島

2021-09-27 19:57:19 | 日記

朝起きて大浴場に行くと、意外にも大勢の人が入ってました。ほとんどはおじいさん、そういう私ももうおじいさんか。

昨夜の夕食がまだお腹に残っていて、さほどお腹は空いていません。それでも、宿の朝食は食べ過ぎます。今日は天気も良さそうなので、しっかり歩いて脂肪を燃焼させましょう。

10時に休暇村をチェックアウト、加太港に向かいます。駐車場に車は少なく、定員100人乗りの汽船が満席になる心配はなさそうです。11時出航、20分で友ヶ島に着きます。帰り13時の便では時間に余裕がなく、最終便16時30分だと時間を持て余すと思っていると、15時40分に臨時便が出るとのこと、それならばちょうど良い時間になります。

夏の大雨のため、友ヶ島のハイキングコースは各所で通行止めになっています。予定した海岸周りは通行止めなので、山道を登っていきます。道は舗装されてなく歩いづらいですが、勾配はそれほど急でなく、ほとんどは木影なので助かります。それでも汗びっしょりになり、脂肪の消費が期待できます。

旧日本軍の砲台跡があり、廃墟となったレンガ造りの要塞は天空の城ラピュタと同じ世界観だとのことです。何もない山中によくぞ造ったものだと感心します。ただ、観光地としては全体的に寂れていて、もったいない感じがします。世界遺産は到底無理かもしれませんが、戦争遺産として残すのは意義がある気がします。

一番の見どころの第3砲台跡、懐中電灯が必要と聞いてましたが、薄暗い中に僅かな照明があり良い雰囲気です。砲弾の貯蔵庫の大きな空間は、プロジェクションマッピングなどの映像イベントでもしてみるのも良いように思います。近くにある将校の宿舎は崩れかけてていて、これを修復して記念館にすればと思ったりもしますが、観光ビジネスとしては難しいのかもしれません。

平和学習として広島や沖縄に行って、戦争の悲惨さを学ぶことも大切ですが、国を守るとはどういうとかを考えることも必要な時代です。話せば分かる国ばかりではありません。だからと言って武力に訴えることを正当化するつもりはありませんが、外敵に備えることを放棄しては大切なものを失うことに成り兼ねません。

桟橋に戻ってくると、修学旅行らしい生徒が集合していました。臨時便で来たようで、14時にも帰りの臨時便があると分かり、それで帰ることにしました。彼らが、ここで何を学ぶのかは知りませんが、戦争遺産を観光だけでなく活用してもらいたいものです。

  

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