つかぞうの音楽空間

ローエンドのしょぼくれ機器と築25年の6畳間で繰りひろがれる悲しくもいたいけな日々・・・
だったけど、引っ越しちゃった

BDR PYRAMID CONES MK3

2004-11-30 12:00:13 | Audio
なーんだ、ってお思いの御仁(ごじん)も多々ございましょう。
「Black Diamond Racing」の「Pyramid Cones MK3」の3コ入りを買ったんです。国内ではオーディオユニオンの子会社(パシフィックオーディオ)が正規輸入代理店、しかも内外価格差がごく僅かの至極(しごく)真っ当な商売をしているのにね・・・

まぁ、1$が103円を切るなんて半年(ぐらいかもうちょっと)ぶり(かな?)だし、オーディオユニオンへ出かける手間や往復の交通費を考えると、どっこいどっこいか、やや安い程度の予想です(但し、カード会社の円ドル交換レートもけっこう油断なりませんけれどね)。

早速、アンプの下に入れてみましたよ。
奥に重いトランスがどどーんと載っかっているので、ヘビーウェイトの奥側に2コ、軽い手前側に1コ、平べったい面がアンプのお腹にピタリとくるようにしました。

いやー、良いですよ、これ!
全体にノイズが消えたようでSN比がアップしてまずはスッキリ、上から下まで音数が増えてしかも出てくる一音一音のエッジや響きがそしてクッキリ、低域は締まっているにもかかわらず細くならずに音が大きくなっていてさらにドッキリ。
ウッドベースやバスドラが活き活きしてきたんです。
やや暴れ気味の高域もいい感じに抑えてくれてます。音の立ち上がりも早くなったみたいで、出てくる瞬間からきれいに聴き取れます。
ほんと評判通り、おみごとですよ・・・変わるもんですねぇ~

低域がもの足りないくせに背伸びして、ハイエンダーよろしくMK4(ナテュラルでニュートラル系)タイプにしなくてよかったです。

ただ、コーンのどこを見てもカーボンファイバーのアミアミが見えずに、それが残念かなぁ。

インシュレーターと「だ耳」なわたし

2004-11-27 16:33:28 | Audio
ひび割れが出て使わなくなった革のベルトを自分でカットしたものやクロロプレンゴム、ソルボセイン、オーディオテクニカの小さな真鍮(しんちゅう)のものなど、小金で買えるものばっかり使ってきました。
果たして、能書きに書いてある効果があったのかなかったのか・・・

現在は、J-1の青い丸のものをスピーカーに、FOSTEXのタングステンシート「WS50」をアンプに、TAOCのお皿とスパイク受けがセットになった「TITE-25PIN」というものをCDPに使っていますが、これで良いのか悪いのか、まったくもってわかりまへん。
タングステンシートは低域が下がって伸びたような気がしますし、TAOCは解像度が上がったような気もしますが・・・うーん。

悩み始めたらキリがありません。
が、悩み始めちゃったんです、一昨日から。いまのセッティングが気に食わないんです。

BDRのカーボンのものはMK3とMK4の2種類があって音が違うのかぁ、ファイナルラボの「DARUMA」やFIMの「305」みたいなお皿の間にパチンコ玉を挟んだようなものはぷるぷる震えて効きそうだなぁ、NORDOSTの新しいやつはチタンバージョンはとても買えないけどノーマルのものなら手頃だなぁ、なーんてお買い物モードに突入です。

アンプとCDPどちらでも使えそうなものをMusic Directで頼んじゃおうかと思います。
ものが着いたら、ご報告します。

GIL EVANS ORCHESTRA & STING『JAZZ FESTIVAL』

2004-11-25 10:06:21 | Jazz
♪でぅーでぅーでぅ、だぁーだぁーだぁ♪♪、ポリスのスティングが、ブランフォード・マルサリスとアルバムを作ったんだぁ・・・

衝撃的な出来事でした。そうです、『ブルータートルの夢』に、ブランフォードやケニー・カークランド、オマー・ハキムらジャズメンたちが参加したのです。スティングのアルバムとはいえ、それはそれ、これはこれ、彼らジャズマンたちは「おれたちの音楽はこれだもんねーっ」と、やっぱりスイングしていましたね。

さて、このアルバム『JAZZ FESTIVAL』は、ブートレグなんでしょうかねぇ。解説のスリーブが入っていません。横浜の馬車道にかつてあったディスクユニオンかお茶の水あたりでたぶん見つけたんだったかなぁ。

“RECORDED LIVE AT PERUGIA JAZZ FESTIVAL”となっています。
お気づきのかたもいるでしょう・・・サッカーの中田英寿くんがイタリアに渡って最初に入ったチームがペルージャ、そのペルージャでのジャズフェスティバル出演時のライブ録音です。
スティングもケーシー高峰よろしく(?)「ぐらっちぇー、ぐらっちぇー」とイタリア語で叫んでいますのから、イタリアのペルージャでたぶん間違いないでしょう。

ジョージ・アダムスや大野俊三、ルー・ソロフ、マーク・イーガン、クリス・ハンター、ブランフォードなどなど、有名どころが次から次へとメンバー紹介されていき、その場にいたイタリアンと同様に、CDで聴いているこっちまでウキウキ楽しくなっちゃいます。

(追伸)
中田がイタリアへいくまで、ペルージャなんてところが彼(か)の地にあるなんことはまぁーったく知りまへんでした・・・切腹(せっぷく)!

SONNY ROLLINS『SAXOPHONE COLOSSUS』

2004-11-24 16:25:55 | Jazz
新潟地震の被災地の小学生に、読売日本交響楽団のメンバーがコンサートをひらいた、とのニュースがお昼にありました。

どうしてこんなことをお話しするかというと、いまから20年近く前にソニー・ロリンズと読売日本交響楽団が新宿厚生年金会館でコンサートをひらいたんです。
ロリンズのバックにオーケストラが控えて、ロリンズがブローしまくり!、初ロリンズだよーん、なーんて、ワクワクしながら新宿駅からテクテク歩いていきました。

幕がひらいて演奏が始まると、頭の中に「???」、疑問符がいっぱい浮かんできます。いつも聴いているロリンズと違うんです。サックスの音に艶がなく、汚くかすれているんです。
え、え、えっ、どうして、ロリンズはこんな音は出さないぞ・・・無理矢理に息を吹き込んでいるというか、無理矢理吐き出している感じです。
PAが悪いんでしょうか、耳をすましてもバックのオーケストラの音は問題ありません。

そして、そうこう考えているうちに、気づいたんです。ロリンズが歳をとっていたことを・・・

ロリンズを聴くということ、それは『サキソフォンコロッサス』や『橋』、『アルフィー』だったりしますよね。レーベルでいうと、プレスティッジやRCA、インパルスに録音されたもの、1950~60年代の作品ですよね。
年齢でいうと、20~30代、脂の乗り切っているころでしょうか。

厚生年金で苦しそうにブローしていたロリンズは、50代も後半、還暦に手が届くころ、とおのとっくに “おじいちゃん” だったんです。そりゃぁ、肺活量も落ちるでしょう。顎(あご)や頬(ほお)の筋肉だって緩くなってきていたでしょう。

CDやレコード、そんなパッケージ化された音楽を聴くということ、これほどプレーヤーの年齢に対して残酷なことはないんですね・・・

コンセント交換、その後

2004-11-22 14:04:25 | Audio
原油高騰、省エネルギー推進の折り、電源を四六時中入れっぱなしにはできず、コンセントの馴らしが進んでいるのかどうか・・・

20時間を超えたあたりから、さらに一枚薄皮がはがされたように、音のひとつひとつが一層くっきりはっきりしてきました。シンバルはそこそこシャリシャリしてきましたが、叩かれた直後からジュワワ~ン、シュワワ~ンと消えていくまでの様がかなりGoodです。AETだとここまで微妙な音を表現しきれていませんでしたから。スティックがタタンッ、ってスネアやタムに弾き返される瞬間も良し。

低域のベースは、やはり力強さと輪郭が5%増し、ってところ、もう一皮むけて音にくっきりさとパンチがほしいなぁ~
ピアノはきれいにコロコロ指先が転がっていきます。

ノーテンキではありませんが、きもーち明るめの印象です。そう、スキッと澄んだ冬の青空みたい。
AETは比較してみると、多少くもり気味でしたね。

概してCRYO-B2は、金物系がチョー得意みたいです。

壁コンセント交換

2004-11-20 17:14:32 | Audio
壁のコンセントをAETからPADの「CRYO-B2」に午後一(ごごいち)に交換しましたよ。

さてさて、出てきた音はというと、ほとんど変わらん・・・えええっ!
しょぼ~ん・・・

例えば、リポビタンの安いやつ(D)を飲んでも効いた感じがあんまりしないけど、200円ぐらいの(A)を飲むとなんか違う感じがするでしょ?
びみょーに、そんな違い、ってところかな。
低温処理で音のまとめかたが似ているのか、激変とまではいきそうもないです。

全体に靄(もや)が一枚取れて、見通しが良くなった感じはあり。左右の定位がはっきりして、音の力強さやキレは5%増し。
高域の伸びやきれいさはAETとほとんど差はなしかなぁ、低域はそんなに下へ伸びたって感じはしないなぁ。

叩きもの(シンバルとかスネア)はエッジくっきりでGood、弾きもの(ピアノやベース)はそんなに変わらないかなぁ。

まだ、電源入れて何時間も経っていないんで、様子見します。
単に、ベースとしたコンセント(松下とLEVITON)の違いかもね・・・

ERIC DOLPHY『LAST DATE』

2004-11-19 11:48:22 | Jazz

小田急線の本厚木駅から徒歩5分、イトーヨーカドーの脇を入った雑居ビルの地下1階に「Far-Out」というジャズ喫茶がありました。学校帰りに月に1、2度立ち寄って、ソフトドリンクかジントニック程度の軽いアルコールを頼んで掛かるレコードをチェックしていたのです。

ある日のこと、いつものように階段を降りていくと、珍しく入り口のところにライブの告知が貼ってありました。
某月某日、○○時から、ナントカベンゲルナントカとホニャララ豊三郎だか芳三郎の文字が読めました。
生での演奏を目の前で直接聴く機会もそうそうなかったし、近くだし、どんなメンツなのかもわからないし、まぁ、ものは試しだ!、とライブに出かけることに決めました。

さて、当日、演奏を聴いてビックリ!
フリージャズもフリージャズ、“ど” フリージャズでして、ピアニストもタバコを吸いながら、めちゃくちゃ、ぐちゃぐちゃ弾いているし、ドラマーなんぞは自動車のホイールカバーをスティックでぐりぐりしたり、あげくの果てには放り投げて、ガシャン、フアン、ファンワワワーン、と騒音(!?)を発てることに熱心で、まったくもってなんでもござれの状態でした。
フリージャズにまだ免疫のなかった当時のわたくしめには、キッツイ夜となりました。

それから数年経ったでしょうか、エリック・ドルフィーの『LAST DATE』のジャケットの裏っかわをなにげに見てどっきり。ピアニストのところに「MISJA MENGELBERG」とあるじゃないですか・・・そう、厚木の「Far-Out」で聴いたあのピアニスト、ナントカベンゲルナントカ、正式には「ミシャ・メンゲルベルク」、まさにその人だったのです。
そして、ホイールカバーを投げていたドラマーは、富樫雅彦の代表作『SPIRITUAL NATURE』にパーカッションで参加していた「豊住芳三郎」であったことも後日判明致しました。

もう少しはやく、フリージャズに触れていれば、あの演奏も楽しめたのかもしれません。

“When you hear music, after it's over, it's gone in the air. You can never capture it again ------- ”

ほんと、ドルフィーの言葉どおりですよね。

(追伸)
「Far-Out」は、ずいぶん前に看板を下ろしました。


Purist Audio Design CRYO-B2

2004-11-18 17:15:38 | Audio
ささやかな秘密兵器(?)として購入していたPADのCRYO-B2です。
秋葉原にある某SHOPの店頭在庫品を手に入れたもので、聞くところによると最後のひとつだった模様ざんす。

いっぺんにあれやこれや、いろんなところをいじっちゃうと、果たしてどれがどの程度の効果を出したのかわかんなくなっちゃうんで、MITのShotgunAC1のブレークイン(メーカーの云いでは完了までに336時間)が済んでから交換しようかなぁ・・・なんて考えているうちにブレークインも都合500時間を越えて、けっこう日にちが経っちゃいました。

JAZZばっかり聴いているわたくしめ、PADの選択はちと違うんじゃねえのか!、とのお叱りを受けそうですが、それはそれ、あんまりアクの強いもの、筋肉モリモリ単細胞的なものはダメなんです。だって、すぐに飽きちゃうんだもの。
やっぱ、ミステリアスなところがないとねぇ~ん。

金メッキ、ニッケルメッキ、まあこやつら、けっこう身近にありますよね。でも、ベリリウム銅(?)とか超低温クライオ処理(?)なんて、とんと縁がないじゃないですかぁ~
あったとしても、凍ったバナナでくぎを打つ程度・・・!?
それに、前作のCRYO-L2と異なり、低域「ドン」、高域「シャリ」、いわゆるドンシャリの傾向があるっていうんで、低音が物足りない現状には好都合かなぁ、なんて考えてね。

Wattagateの381(ブラスのコンセントプレート付きとはいえ正規輸入物の定価は3万円ぐらい)をThe Cable Companyや「YAHOO! Auction」で仕入れたほうが安く済むのはわかっていたのですがね。

ちなみに、いま使っているのはAETの実売4~5千円ぐらいのもの、松下の医療用コンセントに低温処理したやつです。秋葉原のキムラ無線で「癖がないやつはどれですか?」って尋ねたらこれを薦めてくれました。「ハイ連」規格(ひと世代前のふるーいJIS規格、さすが築25年の古家)の露出コンセントと交換しました。

今週末あたりにPADにしてみようかなぁ・・・

THE OSCAR PETERSON TRIO『CANADIANA SUITE』

2004-11-16 19:00:37 | Jazz
大学受験の社会科選択科目は、みなさん何を選ばれたのでしょうか?
普通は日本史か世界史でしょうねぇ、そりゃ、ほとんどの大学で社会科の受験科目で選択できたんですから。一部の学校では小論文や数学でも可能だったですよねぇ。

ところがわたくし、高校時代、日本の歴史も世界の歴史もさーっぱり駄目だったんです。時系列に並べることが苦手もにがて、年号を覚えるのがやっと、同時代にそこで起きたこと、あちらで起きたこと、そんなことを関連づけられなかったんです。
そこで仕方なく残り物の地理でがんばって受験したんです。受験できる学校も限られる、かぎられる。
まぁ、過去のことより現在のことを知りたがっていたんでしょうね。

さて、この『CANADIANA SUITE(邦題・カナダ組曲)』を聴いていると、上空を飛行機で通過したかもしれませんが降り立ったことがないカナダの広い大地とカナディアン・パシフィック鉄道のことが思い浮かぶんです。

フランス人が入植したケベックや他方イギリス人が入植したモントリオールに代表される東海岸地域から、プレーリーやグレートプレーンズの大穀倉地帯の中心都市のウイニペグを通過し、ロッキー山脈を越え西海岸の大都市バンクーバーへと至る重要な物流を担う路線です。大橋巨泉さんのお店があった(いまもあるのかわかりません)冬のリゾート地のバンフも沿線沿いですよね。

このアルバムに収められた曲は、オスカー・ピーターソンから母国カナダへのオマージュ、風景をリリカルに、そしてたまにコケティッシュに描きながら東から西へと順番に進んでいきます。

鉄道もの(?)としては、ジャケットに機関車が使われている『NIGHT TRAIN』のほうがポピュラーでしょうが、わたしにとっては『CANADIANA SUITE』が一番なのです。
奇抜さを極力抑え安定感バツグン、まさしく縁の下の力持ち状態のレイ・ブラウンのズドーンと伸びてくるベース、何度聴いても飽きることのないエド・シグペンのパタパタ、サカサカのブラシワークにも、ぜぇ~たい、ゾクゾクッときますよ。

TU-878CDの後ろ側と謎の“SETTEN” NO.1

2004-11-15 10:19:11 | Audio
昨日、オーディオラックを手前に引っ張りだして、裏側をお掃除しましたよ。

棚板や機器の天板に溜まったホコリを固く絞った濡れぞうきんでフキフキしてね、それからクリプトンの接点改質剤 “SETTEN” NO.1を端子部分にヌリヌリ。

そのついでに以前アップできなかったCDPの改造したインレット部分の写真を撮ってみたんですが、残念、うまく撮れまへんでした。

ところで、“SETTEN” NO.1に含まれるスクワランオイルってなにものでしょうか?
まさか、滋養強壮に舐めさせられたカワイ肝油ドロップの原材料とおーんなじ、ってことはないですよねぇ・・・

これはすごいぞ!MIT Shotgun AC1

2004-11-14 09:26:21 | Audio
正式には、MUSIC INTERFACE TECHNOLOGIES、それぞれの頭文字をとってMITです。このShotgunAC1は、下から数えて2番目のランクの製品クラスにあたり、現在はトライオードの真空管アンプに繋(つな)いでいます。

一番下のクラスの電源ケーブル(Z-CordやZ-Cord2)についている箱は高周波ノイズフィルターの役割しかないそうですが、このShotgunから上のクラスについている箱には特許取得の「Z-Circuit」というものが使われています。これは、上記の高周波ノイズフィルターの役割に加えて、低周波歪み(?)を抑えて力率(りきりつ・・・?)を改善してしまうのスペシャルな技術が投入されていて、供給電力の安定化をはかってしまう役割があるそうです。

能書きはさておき、理数系科目がまんべんなく不得意なあたくしには、力率だ、低周波歪みだ、あれだ、これだ、なんて、サーッパリわかりまへん。15A(アンペア)、20A、アースだ、位相だ、極性だぁ、チンプンカンプンなことばかりです。

でもね、AETのGAIAで自作したケーブルでは、中の上からうえの高音域がきれいになったかなぁ、たぶんなったんだろうなぁ、なったに違いない、そうあってくれよぉ~お金だしたんだから、そんな程度の違いしか出なかったのに、Shotgunに替えたらすごぉーいんですよ、音が!

まずは、力強さはそのままに音そのものがひと回りキュ~ッとすぼまって、左右、前後、上下にここ、そこ、あそこ、この音のちょっと後ろななめなんてふうに、ちらばって位置関係もはっきりとわかるようになったんです。少し大げさですけど。
ノイズフロアーが下がり、音像がくっきりはっきり、しかもきれいでメリハリがついた、音場がすーっと立体的に広がった、なんてオーディオの専門用語を使うかたは表現されるんでしょうねぇ・・・

真空管アンプはおっきいトランスのなかで電気がぐるぐる回って電圧がすーんごく高くなるから、電源ケーブルを替えても意味がない、なんて意見もあるようですが、Shotgunに差し替えると変わったんですよ、ホント。
贅沢を言えば、もすこし低域に力と量があればさらにグッドですねぇ。

Usedcable.com!でのExcellent品(未開封新品状態)の購入です。送料半額サービス期間に注文したので結局のところかな~りお安く済みました。

Elvin Jones Jazz Machine『LIVE AT "PIT INN"』

2004-11-13 09:05:00 | Jazz
エルビン・ジョーンズが亡くなって、数ヶ月(かな?)たちました。
ドタン、バタン、バスン、ダンドンダン、バスン!みたいな、重くてパンチあるドタバタの独特のリズム。リズムマシーンとは違う人間味あふれるドラミング。ドラマーのなかで一番のアイドルだ!っと大手を振って言えるドラマーでした。

このアルバムがリリースされた翌年に、同じく新宿ピットインでライブがあり出かけたんです。
エルビンのほかは日本人でメンバーが構成されており、ピアノは板橋文夫(だったと思います。いやそのままアルバム通り辛島文雄だったかなぁ?)、トロンボーンに向井滋春、ベースは眼鏡をかけたおでぶちゃん(井野信義だったと思うんですが・・・)、そのほかのホーン系のプレーヤーはなぜか記憶がポッカリと抜けていて覚えていませんや。

それよりも観客席にいたヌーとしたデコの広い顔つきで、黒ぶち眼鏡をかけてペチャッとした七三分けの背の高い日本人のテナー吹き(そこそこ有名でしたが何年か前にお亡くなりになり、新聞に追悼記事や追悼盤も確か出ました)のほうが印象に残っています。いやはや。
故松本英雄も奥さんと一緒に来ていましたね。
ライブでは、このアルバムからの曲をいくつか演奏していました。

一年前にライブ録音された『LIVE AT "PIT INN"』とまったく同じ時間を共有することはかないませんでしたが、このCDをかけるたびにエルビン・ジョーンズを生で聴いたんだという喜びとピットインの室内の様子がよみがえる思い出の一枚です。
辛島のマッコイ・タイナーみたいな硬質なピアノもかっちょいいですよ。

The Dave Brubeck Quartet『TIME OUT』

2004-11-12 09:42:48 | Jazz
いまを遡(さかのぼ)ること20数年、AMラジオがとっても身近な存在でした。1970年代の後半から80年代あたまにかけてのことです。

送信所の関係でTBSや文化放送の受信状況が芳(かんば)しくなく、ニッポン放送にラジオのチューナーを合わせていました。寝床につく22時ころからは毎晩のように「まだ宵(よい)の口」を聴いていたのです。「ヒゲ武」さんや「はた金」さん、「クリ万」さんが全盛期のころ、「うえやなぎまさひこ」さんはまだまだぺーぺーでした。

22:50ごろからネスカフェ提供「夜のドラマ劇場(だったか、ドラマハウスだったか)」という10分ほどのコーナーがあり、ショートホラーやサスペンス、ほっとするような人情話などが一話完結のラジオドラマとして放送されていたのです。
もちろん番組の内容もドキドキ、ハラハラ、とてもすばらしかったのですが、それよりなにより、オープニングテーマに見事にやられてしまったのです。
妖しい音色、かすれた息づかいの楽器、不思議なリズム、なんてカッコイイ曲なんだ!って、毎日まいにち、聞こえてくるのを楽しみにしていたのです。

そう、このテーマ曲こそが、Dave Brubeck Quartetの『TIME OUT』に収録されている大ヒットナンバー『TAKE FIVE』だったんです。
はじめて聴く大人の音楽、はじめてのJAZZとの出会いでした。

『TIME OUT』を手に取るたびに、すてきな出会いにありがとう、と感謝し、当時のことが思い出されます。

機器紹介. Cables

2004-11-08 15:34:01 | Audio
【Cables】

現在使っているケーブルを紹介します。

RCAケーブル     Purist Audio Design(PAD)/Musaeus RCA/1.0m
スピーカーケーブル  Purist Audio Design(PAD)/Musaeus SP シングルワイヤ/1.5m
電源ケーブル(アンプ)MIT/ShotgunAC1/2.0m
電源ケーブル(CDP) 自作品/AET・GAIA+FURUTEC・FI-25MR、FI-25R/1.5m

うーん、疑問というか、呆れというか、そのように思われる方がいっぱい居るんでしょうね。
だって、使っているアンプやCDPには宝の持ち腐れ状態ですもんね・・・
でも、海外通販と並行輸入業者さんからの購入ですから大した金額じゃあないんです。

手前に大きく写っているのがスピーカーケーブルのPAD「Musaeus」で、アメリカの本国モデルです。型落ちした正規輸入品ISTARUの相当品だそうです。シールドはFEROX(日本名はプラズマ!)ですので、そんなに音が響きません。液体シールド時代のお風呂場のエコーみたいなの音も面白そうだったのですが、そうならずに残念・・・!?
その後ろが秘密の箱を白い梱包用のビニールひもで吊るしたMIT「ShotgunAC1」、左上にちょこっと見切れているのが自作の「GAIA」です。

ちなみに、写真にはありませんが、RCAケーブルもFEROXシールドです。これも残念・・・!?

機器紹介. SP

2004-11-07 14:40:33 | Audio
【Speaker】

Acoustik Lab(アコースティック・ラボ)の「Bolero(ボレロ)」です。仕上げは一番安いオーク仕上げ。

たかだか13センチのウーファーですが、あれっ、と驚くような低音の出具合(量と締まり)と澄み切って伸びていく高音、左右、前後、上下に広がる音場感がとても魅力的なスピーカーです。
データ的には上も下も大したことがないのですが、不思議なものですねぇ~

やけに高音がきらつくなぁ、と思い、コンセントプレートをステンレス製のものからアコリバのJ1素材のものに付け替えたら、一発できらつきが解消されました。コンセントプレート、恐るべし。

ウーファーの大きいブックシェルフタイプのスピーカーかフロアスタンドタイプ(WILSONみたいなやつ)のスピーカーを使いたいのですが、生活スペースの6畳間に置くためにこのサイズが限度かなぁ、ってところです。このくらいなら圧迫感もじぇんじぇん感じません。
もちろん、はなから金銭面でアウトざんすけど。

ちなみに、トールボーイタイプは嫌いです。だって低域が箱のせいでモアモアするから・・・使っている人、ごめんなさい。