つかぞうの音楽空間

ローエンドのしょぼくれ機器と築25年の6畳間で繰りひろがれる悲しくもいたいけな日々・・・
だったけど、引っ越しちゃった

BARNEY WILEN『TILT』

2005-07-09 10:36:00 | Jazz
「バーニー・ワイレンのチルトっていうのかな・・・」

20年近くも前に高田馬場のジャズ喫茶「イントロ」ではじめて聴いたこのアルバム、週1か多くても週2回程度で、そうそう何度も「イントロ」へ出かけていた訳でもないのに、その後もしばしばターンテーブルに載っかっていました。

張りがあって元気一杯のテナー・サックス、手堅いリズムセクション、おヒゲの店長氏(当時)のお気に入りだったのでしょうね。
輸入CDを扱うショップを何件か梯子(はしご)しているうちに、脇にサックスを置き片肘ついて寝っころがっているこのジャケットを偶然見つけて手に入れたんだと思います。クレジットを見るまではまったく素性(すじょう)のわからぬこの人物、「バーニー・ワイレン」と英語読みしていましたが、フランス人らしいことがわかり、それならばと「バルネ・ウィラン」とフランス語読みに頭の中を切り替えました。

今日の澤野商会ブームなんて予想もしないこの時期、ジャズといえばとにかくアメリカ、それも東海岸のものが頂点に君臨していた頭でっかちのわたくしめ、欧州出身のジャズメンの地位はかなーり低かったのですが、カクテルジャズとは異なったこのアルバムには一目置いたのでした。

でもその後は、サントラ盤の『un temoin dans la ville/jazz sur seine』(仏語のアクサンテーギュの表記が出来ないので悪しからず、映画はいまだに見ていないザンす)や『FRENCH BALLADS』なんぞを手に入れて、たまーに自宅で聴いているぐらいでしたが、最近知りましたよ、彼が既に他界していることを・・・
まだまだ現役で、いい塩梅に枯れたテナーサックスを元気に聴かせてくれているものと思っていたんですがねぇ。


ちょっとだけルームチューニング

2005-07-06 10:57:41 | Audio
さすがに外気温が30度を超えて部屋の中が午前中から夜半まで「真夏日」状態になったりとすると、アンプに火を入れるのが躊躇(ためら)われますねぇ。
両面テープで貼付けた自作なんちゃって「コーナーバスター」がぶらーりと垂れ下がったりポロッと落っこっていたり、ユニバーサルプレーヤーもとあるSACDを掛けると動作が不安定になって途中で止まっちゃったりして・・・おやおや。

こんな有り様なので、オーディオを弄(いじ)ることも音楽を聴くことも休止状態が続いています。

あれをしたい、これもしたい、と気になっていることはたーんとありますが、やったことと言えば、各種プラグの接点クリーニングとかTAOCの下に敷いていたタングステンシートを外して電源ケーブルを浮かせているコルク台の下に移してみたりとか、お金をなーんにも使っていないのね。

そんな最中、ホームセンターで900×600ミリのコルクシート(5ミリ厚/本来は床材の下地に引くもの、800円ぐらい)を見つけたので1枚購入して押し入れの引き戸に貼ってみました。今までも1次反射点には600×450ミリのコルクシートを貼っていたのですがサイズが小さいからか効果がもうひとつだったので、倍のサイズにしてみた次第。

音の暴(あば)れや無節操(・・・?)な散らばりが抑えられて聴きやすくはなったんですが、アンプのボリュームをちょこっと上げないと今までの快感が得られなくなっちゃった。

地球環境にはよろしくないね、いやはや。