いまを遡(さかのぼ)ること20数年、AMラジオがとっても身近な存在でした。1970年代の後半から80年代あたまにかけてのことです。
送信所の関係でTBSや文化放送の受信状況が芳(かんば)しくなく、ニッポン放送にラジオのチューナーを合わせていました。寝床につく22時ころからは毎晩のように「まだ宵(よい)の口」を聴いていたのです。「ヒゲ武」さんや「はた金」さん、「クリ万」さんが全盛期のころ、「うえやなぎまさひこ」さんはまだまだぺーぺーでした。
22:50ごろからネスカフェ提供「夜のドラマ劇場(だったか、ドラマハウスだったか)」という10分ほどのコーナーがあり、ショートホラーやサスペンス、ほっとするような人情話などが一話完結のラジオドラマとして放送されていたのです。
もちろん番組の内容もドキドキ、ハラハラ、とてもすばらしかったのですが、それよりなにより、オープニングテーマに見事にやられてしまったのです。
妖しい音色、かすれた息づかいの楽器、不思議なリズム、なんてカッコイイ曲なんだ!って、毎日まいにち、聞こえてくるのを楽しみにしていたのです。
そう、このテーマ曲こそが、Dave Brubeck Quartetの『TIME OUT』に収録されている大ヒットナンバー『TAKE FIVE』だったんです。
はじめて聴く大人の音楽、はじめてのJAZZとの出会いでした。
『TIME OUT』を手に取るたびに、すてきな出会いにありがとう、と感謝し、当時のことが思い出されます。
送信所の関係でTBSや文化放送の受信状況が芳(かんば)しくなく、ニッポン放送にラジオのチューナーを合わせていました。寝床につく22時ころからは毎晩のように「まだ宵(よい)の口」を聴いていたのです。「ヒゲ武」さんや「はた金」さん、「クリ万」さんが全盛期のころ、「うえやなぎまさひこ」さんはまだまだぺーぺーでした。
22:50ごろからネスカフェ提供「夜のドラマ劇場(だったか、ドラマハウスだったか)」という10分ほどのコーナーがあり、ショートホラーやサスペンス、ほっとするような人情話などが一話完結のラジオドラマとして放送されていたのです。
もちろん番組の内容もドキドキ、ハラハラ、とてもすばらしかったのですが、それよりなにより、オープニングテーマに見事にやられてしまったのです。
妖しい音色、かすれた息づかいの楽器、不思議なリズム、なんてカッコイイ曲なんだ!って、毎日まいにち、聞こえてくるのを楽しみにしていたのです。
そう、このテーマ曲こそが、Dave Brubeck Quartetの『TIME OUT』に収録されている大ヒットナンバー『TAKE FIVE』だったんです。
はじめて聴く大人の音楽、はじめてのJAZZとの出会いでした。
『TIME OUT』を手に取るたびに、すてきな出会いにありがとう、と感謝し、当時のことが思い出されます。