1枚目の2曲目、厳密には1曲目は演奏じゃないので2トラック目と言ったほうが良いのかな・・・1分7秒から11秒ぐらいまでの4秒が無音になるの。買ったばかりなのに、いきなりショック。
初めて購入した「SHM-CD」規格のCDなこともあり、まずは小生の安物CDプレイヤーとの相性が悪いんじゃないかと疑っちゃった。でもね、同梱されている他の2枚では音飛びが再現しないの。
次に考えたのが、製造行程でケースへセットする際に盤へ傷が付いたんじゃないかってこと。そこでひっくり返して盤の内周近くを見ても、傷らしきものが見当たらない。加えて、成型時の樹脂の歪みや混入物らしきものもやはりなし。
目視だけではわからない。購入したCDショップに持ち込んで店に備えてあるCDプレイヤーで再生しても、やはり音が飛んじゃう。うーん、音がぽっかり抜けちゃうの。結局のところ製造メーカーに問い合わせてもらい、プレス不良かなにかの判断となり交換することになったんです。メーカーから交換品が届くまで2日かかるとのことなので、CDをそっくりお店に預けて帰宅しました。
ところがびっくり、帰宅後Amazonで同じCDを検索して眺めていたところ、こんなことが書いてあるじゃん!
おことわり
6/22発売ビル・エヴァンス『ワルツ・フォー・デビイ【完全版】』(UCCO-4063/5)につきまして、本商品のDISC 1の2曲目「グロリアズ・ステップ(take 1 / インタラプテッド)」の途中で音源が約4秒間中断いたします(1'07"-1'10")。
これは、ライヴ収録中に会場内で発生した一時的な停電によるもので、復旧までの間の演奏が文字通り「インタラプテッド=中断」されております。
完全なテイクではありませんが、音源の歴史的な価値を尊重して収録をいたしました。
何卒ご理解くださいますようお願い申し上げます。
えええ、不良品じゃなかったのね・・・あちゃー。
CDの帯(購入時はこれしか読めないよね)にもこんなこと書いてなかったぜ・・・最初からわかってるのなら、記述しとかないと不良品と思っちゃうよ。「インタラプテッド」なんて英単語、受験勉強の時にも出て来た記憶がないもんな。和訳もしてないんじゃそのままスルー、気にも留めないよ。
元々の音源(マスターテープ)が停電で抜けちゃってるんなら、仕様がないもんね。交換品の到着連絡が来る前に、お店に預けたCDを引き取ってきましたよ。
(追伸.1)
そう言えば「Swing Journal」(休刊しちゃったみたいですね)だったか「ジャズ批評」だったかで、ビレッジバンガードの当該セッション中に停電があったんだとの記事をかなりむかーしに読んだ気もしますが・・・後年コンプリート盤が出るなんて発想がなかった小生には、こんな形で影響があるなんて思わなかったし、気にも留めなかった。停電の事実さえすっかり忘れていましたよ。
引き取って来たケースに封入されている解説ライナーにも音源欠落の記述はなしでした。メーカーは厄介なことをしましたね。
(追伸.2)
「Waltz for Debby」と「Sunday at the Village Vanguard」を(単品で)散々聴いて来たので、演奏順に時系列で並べたこのコンプリート盤にはどことなく収まりの悪さ、違和感がありますね。
いままでのCDのつもりで、次の演奏曲はこれだなと思っていても違う曲がかかっちゃう・・・贅沢すぎる悩みなんでしょうけどね。
フルート一本勝負のアルバムっていくらも枚数を持ってないよな・・・
ジェレミー・スタイグがビル・エバンスとやったやつ、いまから25年ぐらい前の新生ブルーノートから出たエリントンへオマージュを捧げたジェームス・ニュートンのアルバム、うーん、それしか持ってないかもね。あと一本勝負で思い浮かぶのって、ハービー・マンぐらいしかないかな。
エリック・ドルフィーやローランド・カーク、コルトレーンだってフルートに持ち替えて吹いているのに、フロント張ることは滅多に無い楽器ですよね。
今宵はフルートとピアノのデュオとなりました。
お客さんが少なくてフルーティストと視線が合う(たぶん、自意識過剰か)のがちょっと気恥ずかしかった。スタンダードメインの演奏でしたが、ピアニストオリジナルの2曲が神々(こうごう)しかったですよ。ピアノはベースラインをサポートしないといけなかったので自重していたみたい。ベースとドラムも加えたカルテットでのびのびと弾いて欲しいです。
まずはこちらで腹ごしらえ、牛丼ミニ230円にたまごセット100円の計330円也。紅ショウガは嫌いなので載せません。
幾日も開けずにまたまた来ました「JAZZ TIME」、本日は双頭ギターにドラムが加わったトリオらしいです。双頭ギターのトリオって珍しいですよね。
本日はウイスキーの水割りをちびりちびり。
あれれ、双頭ギターのはずがひとりがエレクトリックベースをずっと弾きっぱなし。2セット通して1曲もギターに持ち替えることはなし・・・なんだかなぁ。
でもね、良いんじゃねギター、ジョー・パスみたいに明るくテクニック満点、速弾きもかっちょいい。NYあたりならケニー・バロンのバックで叩いてそうな見事なドラム、そう、ドラムが歌ってる。ベースは・・・うーん、コメントは控えときましょう。
次回は「2ギタートリオ」で是非聴かせてくださいませ・・・
四半世紀は言い過ぎだけど、でもそれに近いかな・・・久方ぶりのライブです。
戻ってまいりました「JAZZ TIME」、1stセットまで飲んで待とうと早めに到着。ありゃりゃ、早すぎたのかお客さんが少ない。普段はお酒の出るジャズ喫茶ですな。良い音を出しています。
壁にはLPジャケット、ビール2杯に角をロックで・・・
「SJQ」というバンド・・・SHONAN JAZZ QUARTETかな、そんなに無茶しないフリージャズです。ハービー・ハンコック、トニー・ウイリアムス、ロン・カーター、なぜかアート・ペッパー(アーサー・ブライスかな)がそこに見えました。迫力のあるブラシのドラム、硬質なピアノ、きもーち線の細さがあるけどかっこいいサックス、堅実だけどニヤリとさせるベース・・・みんな、すごかったよ。ズシーンとお腹に響いてくるんだよね、イエーイ。
招き猫さん、もっとがんばってくださいませ。素敵なライブハウスです。またお邪魔しますね。
昨日の午後、コミュニティーFMから流れて来たのが JULIE LONDON の「FLY ME TO THE MOON」。さすがジュリー・ロンドン、かわいくもセクシーな歌を聴かせてくれますよね。
で、本日ベスト盤を引っ張りだして来たら・・・うーん、公認会計士で経済評論家の勝間和代さんに似てやしないかい?
ちょっと萎えちゃいました。
「米亜味(こめ・あ・あじ)」と書いて「マイアミ」と読む。
(追伸)
一時期バイクにぞっこんでドカのDIAVELまで買っちゃった勝間さん、巧く乗れなくて嫌になっちゃったのか今度は船舶の免許を取るそうです。世間に自分を認めさせるというか、自分のこころの安寧のために資格を取りまくる「資格ハンター」みたいなひとなんでしょうかね・・・きっと。
こんな信号機の写真を使ったJAZZの有名なアルバムがあったんですけど、タイトルはなんだったかな・・・
ポール・チェンバースあたりに見当つけてあたってみると・・・ありました、「Go」というやつ。
でも、ジャケットに使われている信号機は縦3連になっているタイプでした。
うーん、ジョー・ザビヌルが9月11日の朝にガンにて既に逝去していたらしい。
うーん、『In A Silent Way』のキーマンが居なくなったんだと思うと・・・ほんと悲しい。
なんでジャズ関連の話は、暗いものばっかりになっちゃうんだろうね、いやはや。
年齢を重ねることは、楽しいことあるけれども、辛いこと、悲しいことの積み重ねでもあるんだねぇ~
実は昨年から結構落ち込んでいて、どこかでまだ生きていそうな気がするけどデューク・ジョーダンが亡くなり、まだまだ若いはずのマイケル・ブレッカーが血液の病気で亡くなり、そして今日マックス・ローチが亡くなったことをwebにて知った。
ジャズの良い時代もどんどん過去のものになって行くんだなぁ~、悲しいよ。
マイケルのラストレコーディング『PILGRIMAGE』も輸入のハイブリッドSACD盤を手に入れたけど、亡くなったことが受け入れがたくて、聞きたいんだけども聞きたくないような複雑な心境です、いやはや。
例えばバイオリン、ステファン・グラッペリや寺井尚子さんらの活躍もあるのでそんなに違和感はなくなっているのかな。
もうひとつ挙げるならば、ハーモニカも候補に入れても良いんじゃないかと思うんですけどいかがでしょうか。だって彼ぐらいしか思い浮かばないんだもん!
手元にあるのが、20年以上も前に購入したフュージョンもどきのトゥーツ名義のアルバム『YOUR PRECIOUS LOVE』とこれでもかって彼がフィーチャーされているビル・エヴァンスの『AFFINITY』、あとはジャコ・パストリアスの『WORD OF MOUTH』で少々聞けるぐらいかな。
まぁ、このアルバム『EAST COASE WEST COAST』、企画もののアルバムであることは否めず、大(だい)、だい、だい推薦盤てな訳ではありませんが、よくぞまぁこれだけ有名どころのミュージシャンがサポートに集まったもんだとビックリする次第。すごいよ、ハービー・ハンコック、ジョン・スコフィールド、アーニー・ワッツ、テレンス・ブランチャード、チャーリー・ヘイデン、ピーター・アースキン、マイク・マイニエリ・・・etc.
選曲も既にスタンダードな曲ともうすぐスタンダード入りも間違いないような有名どころがゴーロゴロのザークザク。「NEIMA」とか「GIANT STEPS」、 「TAKE FIVE」なんて曲には「!(びっくり)」と「?(はてな)」のマークが聞いていると浮かんじゃう。
王道の定番JAZZに食傷気味のあなたにお勧めします。ハーモニカって、とても心地いいものですよ。
小生にとって、頭の片隅に常に引っかかっていたあの絵柄のジャケット、そう、何はさておき一番最初に思い浮かべてぺらぺらと探し始めるジャケットがこれでした。
ジャズ喫茶巡りをしていても、一度もお目にかかることもましてや演奏を聴くこともなかったジャケット・・・
ふーむ、一見するとモノクロのジャケットにヒトの顔が見て取れるんですが、いやはや、よくよく見つめてみると身体と顔がひっくり返っていてなんかへんちくりんで、気持ちが悪い。
でも、気色の悪いジャケットとは相反して、演奏内容については誉めることはあるけれども、貶しているコメントは見たことがなかったレコード。
そんな「YOGI JAZZ」が澤野商会からリリースされたのが昨年のことでした。
ドイツっぽく(!?)念入りに練られた頭でっかちの演奏のきらいもありますが、まぁ、あの珍盤を手に入れたんだ、という満足感をまずは楽しみましょうね(笑)
ほんと、澤野商会って奴は・・・
20年近くも前に高田馬場のジャズ喫茶「イントロ」ではじめて聴いたこのアルバム、週1か多くても週2回程度で、そうそう何度も「イントロ」へ出かけていた訳でもないのに、その後もしばしばターンテーブルに載っかっていました。
張りがあって元気一杯のテナー・サックス、手堅いリズムセクション、おヒゲの店長氏(当時)のお気に入りだったのでしょうね。
輸入CDを扱うショップを何件か梯子(はしご)しているうちに、脇にサックスを置き片肘ついて寝っころがっているこのジャケットを偶然見つけて手に入れたんだと思います。クレジットを見るまではまったく素性(すじょう)のわからぬこの人物、「バーニー・ワイレン」と英語読みしていましたが、フランス人らしいことがわかり、それならばと「バルネ・ウィラン」とフランス語読みに頭の中を切り替えました。
今日の澤野商会ブームなんて予想もしないこの時期、ジャズといえばとにかくアメリカ、それも東海岸のものが頂点に君臨していた頭でっかちのわたくしめ、欧州出身のジャズメンの地位はかなーり低かったのですが、カクテルジャズとは異なったこのアルバムには一目置いたのでした。
でもその後は、サントラ盤の『un temoin dans la ville/jazz sur seine』(仏語のアクサンテーギュの表記が出来ないので悪しからず、映画はいまだに見ていないザンす)や『FRENCH BALLADS』なんぞを手に入れて、たまーに自宅で聴いているぐらいでしたが、最近知りましたよ、彼が既に他界していることを・・・
まだまだ現役で、いい塩梅に枯れたテナーサックスを元気に聴かせてくれているものと思っていたんですがねぇ。
えっ、おいおい、そんなこと初耳ですよ、あたしゃ。
集英社発行の月刊プレイボーイ日本版2005年6月号(現在、書店に並んでいますよ)のビル・エヴァンス特集記事で、まことしやかに語られているんです。外人(白人も黒人も)の「ハダカ」にはさして興味もないものだから滅多に手にすることのない月刊PB誌ですけど、今回は購入しましたよ、880円也。
いてもたってもいられず超特急で自宅に戻り(ふるーい喩えですねぇ、お恥ずかしい)、アンプが暖まるのを待って早速検証開始です。
『ワルツ・フォー・デビー』、5曲目の「サム・アザー・タイム」、開始12秒、右スピーカーに注意・・・・・・
だめだぁ~、聴こえまへーん。
それから、続けてそのまま同じ曲の3分50秒あたり・・・・・・
うーん、こっちもだめだぁ~、聴こえまへーん。
『ワルツ・フォー・デビー』、1曲目の「マイ・フーリッシュ・ハート」、開始60秒・・・・・・
これもだめかぁ~、聴こえやしない。
『サンデイ・アット・ザ・ビレッジバンガード』、8曲目「アリス・イン・ワンダーランド(テイク1)」、開始15秒・・・・・・
うーむ、やっぱり聴こえやしない、しょぼぼーん。
残念ながら、Boleroの直径僅か13センチのウーファーでは手に負えないようです。
当該記事のライター氏のシステムは、JBLあたりの38センチのウーファーを用いたオリジナルのSPと四十七研のピットレーサー(超高級なCDP)、写真からはどこのメーカーのものかわかりませんがアンプもきっと超高級品なんでしょうね・・・
まいった、まいった。
女性ジャズボーカルは、「白人」に限る!、って、とある有名なジャズ喫茶のオーナーが言ったそうですが、それには激しく同意します。
だって、「黒人」の女性ボーカリストって、見た目が動物園にいる※※※(三文字の動物、ローランドとかマウンテンなんて種類があるのかな)みたいで、セクシーさ、っていうか、艶っぽさ、っていうか、エロさを感じないんです。それに元気もりもり、鼻息ぶひぶひ、ぶっといガラガラ声を放(ひ)り出してくるものだから、こちらのエロイ気分まで萎えちゃうの。
リンダ・ロンシュタットが、情感を込めて丁寧に、歌詞をひとつひとつ噛み締めながら歌っています。バックのオーケストラも変な欲を出すことなく押さえ気味にサポートしています。
安心して聴けるアルバムです。
(追伸)
なぜだか、リンダ・ロンシュタットの名に接するたびに、「♪はしれー、ブンブン♪♪」のマギー・ミネンコを思い浮かべます。うーむ、黒革のピタパンのイメージがあるからでしょうかねぇ・・・年いくつだよ、お前は!
DVD-Audioフォーマットの国内盤もラインアップされているようです。