つかぞうの音楽空間

ローエンドのしょぼくれ機器と築25年の6畳間で繰りひろがれる悲しくもいたいけな日々・・・
だったけど、引っ越しちゃった

MILES DAVIS『KIND OF BLUE』

2005-01-29 10:51:56 | Jazz
またまたアメリカへ注文していたSACDが空路(くうろ)恙無(つつがな)く到着しました。その中の1枚で、なんてことはないマイルス・デイビスの『カインド・オブ・ブルー』のSACD盤。

有名な話らしいんですが、実はつい最近まで知らなかったんですよ、初期マスタリング時のピッチが間違っていたことを。その間違いに気づかぬままありがたく聴かされ続けていたとはねぇ~
正式なピッチでリマスターされたアルバムを買おうか買うまいか、同じタイトルをダブって持っているのもなんだなぁ、それならほかのアルバムを買ったほうがいいんじゃないか、なーんてちっと悩みましたよ。

左が昨日届いたSACD盤($16.99.-)、右が20年以上前に購入したCD盤で定価は3,500円でした。
思い起こせば、当時のCDはいかんせん高かった。3,500円なんてまだまだ良心的な値付けのほうで、定価4,000円とか3,800円とかのCDがざらにあったんです。まあ、1、2年もすると3千円台の前半に値段は落ち着きましたけど。
SACD盤には「フラメンコ・スケッチ」の別テイクが1曲追加で収録されています。この別テイクがなければ買っていたかどうか、たぶん買っていないかなぁ~

さて、出てきた音はというと・・・ピッチの違い・・・むむむ・・・
そんなもん、わからへん!

それよりなにより、もっともっとオリジナル音源のヒスノイズを現代の技術でうんまく消し去って欲しかったざんず。それに加えて、リズムセクションの迫力がCD盤に比べてなんか弱い気もしますが、どうでしょう。

ありゃま。

気づいたんです、SACD・・・

2005-01-25 11:22:46 | Audio
ふと、車のことを思い浮かべて気づいたとですよ、SACDが聴けないじゃんかって・・・DVD-Audioなんて蚊帳の外でしょうね。

購入してから4年ほどになる小さなフランス車なんですが、CD1枚掛けのヘッドユニットも5連奏のCDチェンジャーもCDフォーマットオンリーの対応のもの。ディーラーに備え付けのオプションカタログを眺めて、純正のステアリングコラムのリモコンに対応することと、加えてしょぼい純正オーディオから少しでも音が良くなればなぁ~、と選んだナカミチ製。
ナカミチが倒産して、オートバックスのショップモデルが出たか出ないかの時期のちょっと前のことです。

う~む、由々しき事態とまではいきませんが、困りものは困りものですねぇ。

CDチェンジャーは、CD-RWはともかくCD-Rさえ認識せずに掛からない代物(しろもの)なのですよ。ヘッドユニットはCD-Rはなんとかいけます。

もー、ぷん、ぷん!

DVDカーナビでも付ければ対応可能なのでしょうかねぇ~

わ・か・ら・ん。

彼の名は、武田和命(たけだかずのり)・・・

2005-01-22 16:16:10 | Jazz
昨年11月13日にエルビン・ジョーンズのアルバムを紹介したんですが、そのときに思い出せなかった七三分けでデコの広いテナー吹きがひょんなことでわかったとですよ。

そうそう、武田和命(たけだかずのり)。伝説のテナー吹きと西荻あたりの一部(?)の方々に呼ばれているそうざんす。

偶然入ったCDショップの日本人ジャズマン(ウーマン)コーナーで発見したですよ。このひとこのひと。

何年か前どころじゃなくて、亡くなってから既に15年近く経つんですね、いやはや。

GUTWIRE NOTEPAD

2005-01-20 08:24:15 | Audio
カナダはGUTWIRE社製の制振グッズ「NOTEPAD」なるものざんす。

どうしても欲しかったとか、これがなければ辛抱たまらんとか、そんなものではありませぬ。久方ぶりにオーディオユニオンを覗いてみて、なーんか面白いものはないかとひと通りぐるりとながめたところでめぼしいものがなく、手ぶらで帰るのもなんなんでひとつばかり購入した次第。

こやつの効用に似たものとして、レクスト製の四角くて平べったいタイル状の焼き物や鉛の塊(かたまり)、床材用のしなっとしたペナペナでもろいPタイル、小口(こぐち)から視るとクリスマスツリーのようにギザギザの形をしたアイヒマン製の「TOPPER」なるもの、木曽興業の「フォック」というゴム系の素材、探せばまだまだいろんなものがしたり顔の能書きつきで売り出されているはずです。

オーディオ周りをゴチャゴチャさせるのはわたくしめの美意識から外れるので極力避けているのですが、ブラックの外装生地にホワイト文字がシルクプリントされているだけのシンプルさで見た目もギリで合格、価格も手頃なのでついつい買っちゃいました。

おうちに帰ってユニバーサルプレーヤーの天板手前寄りに置いてみたのですが、効果はビミョ~ン(微妙)。全体に音の濁りが取れたような気もしますし、低域の分解能が上がったような気もしますが・・・細かい音まで聴き取れるようになったということにしておきましょう。
電磁波や高周波ノイズの吸収する働きもあるとのことなので、電源インレット付近にIECプラグも上から押さえつけるように載っけてもみましたが見た目とバランスが非常に悪し。でも、こちらのほうがよりスッキリとした音がしているような、いないような・・・ふ~む。

中身はセルロースのジェル、これってもしかすると日本全国どちらの家庭の冷蔵庫(厳密には冷凍庫だよね)にもひとつは入っているであろう大ヒット商品、白元の「アイスノン」と一緒ですかねぇ~

「アイスノン」ででも試してみようかな、熱冷ましだけに出てくる音が低温処理されてCOOL(クール)になったりしてね・・・!?

DUKE JORDAN『LIVE LIVE LIVE』

2005-01-19 13:12:45 | Jazz
道行くひとにちょっと聴いてみました。

Q.「DUKE(デューク)」といえば、誰を思い浮かべますか?

A1. デュークといったらデューク更家(さらいえ)よ。あたしも一緒にテレビの前でウォーキングしてるわよ。(40代女性/専業主婦)
A2. 全巻揃えてるんですよ。やっぱおもしろいですよね、ゴルゴ13(thirteen)。デュークといえば、デューク東郷でしょう。土曜の夜の競馬番組もなくなっちゃって暇してますよ。それではご一緒に、い・の・ち!(30代男性/コメディアン)
A3. こないだ最初で最後のコンサートをやったんだけど、デューク・エリントンの曲はアンサンブルが難しいんですよねぇ。そうそう、テレビでもそのコンサートが中継されたんだよ。あたしテナーサックス吹いていたんだけど、映画視てくれました?朝ドラで冬ちゃん役の子はブレイクしたけど、秋子役だったあたしはいまひとつかなぁ。(10代女性/俳優・タレント)

いや~、デュークといっても、モナコ住まいのいかがわしいデュークから音楽にたずさわるたくさんの人々からリスペクトされるデュークまで、ピンキリですねぇ。

さてさて、デュークといえば、デューク・ジョーダンですよ。
シャクレ顔にメガネを掛けてごま塩あたま。マイルス・デイビスとケンカしたばっかりに、アメリカで仕事ができなくなってヨーロッパに渡ったとか。

人生良いことも悪いこともありますが、天秤ばかりにかけてみれば良いことと悪いことが塩梅よく釣り合っているんだと思います。だって、山中湖の3361*BLACKでのライブ盤『LIVE LIVE LIVE』を聴くと、観客がほんと温かいまなざしを投げかけて感謝の気持ちがこもった拍手をしているじゃないですか。それに応えるように、デューク・ジョーダンもお客さんに楽しんでもらえるよう気持ちを昂(たかぶ)らせ声を発しながら精一杯盛り上げようとがんばっています。

愛されるピアニスト、デューク・ジョーダンがそこに居ます。

CDがつまらない・・・

2005-01-14 17:35:28 | Jazz
はぁ~(ため息よ)、CDを聴くのがつまんなくなっちゃった。

SACDやDVD-Audioの音を聴いちゃうと、CDってほんと迫力がないのよ。
困ったねぇ~、こりゃ。

「澤野商会」や「M&I」、「3361*BLACK」、「VENUS」、「ECM」あたり、あとは音圧が高めに入っているアルバムが妥協点。
20bitや24bitのリマスター盤もなんとかってところ。

CDの出始めた20年前もこんな感じだったねぇ~
聴きたいけど、聴きたいアルバムがほとんど(買え)ない状態ですよ。

はぁ~ん。

BRIAN BROMBERG『JACO』

2005-01-07 18:01:08 | Jazz
なんじゃこりゃー!!!

「Music Direct」に頼んでいたDVD-Audio第一弾が届きました。ブライアン・ブロンバーグの『JACO』(ちなみに価格は$17.99.-)、もちろんこのタイトルの『JACO』は今は亡きジャコ・パストリアスのこと、ブライアンのアイドルね。ジャコのアルバムでおなじみの曲を演奏しています。

ウェーザー・リポートのSACDでもびっくりしたけど、『JACO』でもオッタマゲーション、目の前でみんながプレイしているのさ。無音から音が立ち上がってくるときのスピード感、生々(なまなま)しさが半端じゃないの。まるでライブハウスの最前列か、PAのまん前でプレーヤーを見上げて演奏を聴いているかように、そこから音が出てくるの。SACDよりもさらに音が手前に飛び出してくる感じ。

カセットデッキの録音レベルの棒状メーター(2色に分けられていて、ランプがピュンピュン左右か上下に動くやつ、わかるかなぁ)のように、絶え間なく音がスコーン、スコーン、ピュンピュンこちらに向けて飛び込んで来るんです。

へんちくりんで古い喩(たと)えになっちゃいますが、SACDはちょっとクールな「ハイポジション」のカセットテープ、DVD-Audioは元気もりもり「メタル」のカセットテープのイメージかなぁ。CDは「ノーマルポジション」でもごくごく普通の安めのやつね、レベルをちょっと上げると音が歪んじゃうの。
まさしくそれそれ、そのくらいダイナミックレンジやSN比の違いがあるのよ。すごいですよ、これ!
低域から高域まで、もあーっとしたところがないの。解像度抜群!

こんな音、ノーマルのCDじゃあたぶん絶対に出ないよ。たとえCDに近似の情報が入っているにしても、引っ張りだすのにいくらかかるんだかわかんない。

再度、宣言します!
もうCDなんて絶対買わない!

(追伸)
ブライアンのベースは、やっぱカッチョイイです。
あと、一緒に購入したのは、ユニバーサルプレーヤーのRCA出力端子に被せるCARDAS(カルダス)のマーク入りのRCAキャップ(12ヶ入り、$44.95.-)でした・・・そんなもんかい!
怒らない、怒らない・・・

♪しかぁ~ごぉ~、しかぁ~ごぉ~♪♪

2005-01-04 18:49:12 | Audio
またまた懲りずに無駄遣い、Music Directへ小物とDVD-Audioを頼んじゃいました。Webで荷物を追跡すると、現在シカゴから日本に向けて飛行中(トランジットでたぶんアンカレッジで途中下車するでしょうけど)。

もっともっと円高になってちょうだい!!
カード会社へ請求が上がるときだけで良いから・・・ね、ね!!

WEATHER REPORT『HEAVY WEATHER』

2005-01-03 14:12:45 | Jazz
プライオリティーは低いけれども、いつか買おう、買おうと思いながらも幾星霜(いくせいそう)。やっと買ったですよ、有名すぎてちょっと恥ずかしい『HEAVY WEATHER』、せっかくだからSACD盤でね。

SACD用にリマスターしているんだろうけど、まずは一聴してビックリしましたですよ。
こんなに鮮明な音がしてるんだぁ~って。
音のエッジがくっきり、音の密度がむっちり、音の立ち上がりがズキューン。音がダンゴにならずにふぁーんと散らばる散らばる、いやはやもぉーたいへん!
古い録音だからそれなりでしょうけど、SACDやDVD-Audioをターゲットに最初から音作りでもした日にぁあ、あんた、とんでもないことになりそうな、よ・か・ん(予感)。電気物の楽器にはすーんごい武器になりますよ、これ。
ボリュームを上げるのが怖いもん。

オーディオ評論家で、もう金輪際(こんりんざい)CDなんて買わないよ!って宣言した人がいるようですが、まさしく宜(むべ)なるかなですぜ、はい。

あたくしも宣言します。

もうCDなんて買わない!
(注、CDフォーマットのみのリリースは除く)