今日の「 お気に入り 」は 、イギリスの小説家
ヘンリー・グレアム・グリーン ( 1904 -1991 )
の短編小説 " TWO GENTLE PEOPLE " の冒頭の
一節 。行間のニュアンスを失うことなく 、日本
語に翻訳するのがとても難しそうな小説で 、納
得のいく邦訳に出会ったことがありません 。
翻訳などせずに 、原語で読めばいい小説の一つ
かも知れません 。
「 THEY sat on a bench in the Park Monceau
for a long time without speaking to one
another . It was a hopeful day of early
summer with a spray of white clouds lapping
across the sky in front of a small breeze : at
any moment the wind might drop and the
sky become empty and entirely blue , but
it was too late now - the sun would have set
first . 」
最後のセンテンスが 、この物語のエッセンスを
象徴的に言いあらわしているような 。
( ついでながらの
筆者註:「 モンソー公園( モンソーこうえん 、
仏 : Parc de Monceau )は 、パリの
8区にある観賞用庭園である 。」
「 モンソー公園へは 、メトロの2番線に
乗りモンソー駅で降りる 、もしくは
市内バスの30 、84番線の Monceau で
降車する 。 」
「 1982年 、当時のパリ市長ジャック・
シラクと東京都知事鈴木俊一との間で 、
両首都の友好を祈念し 、東京上野の
寛永寺にあった1786年に徳川家治が造
らせた石灯籠がここに移された 。公
園の周辺には 、高級マンションや個
人の大邸宅などが立ち並ぶ 。公園の
外周は 1キロメートル( 精確には遊具
公園を迂回して 1107メートル 、迂回
なしで 990メートル )で 、面積は
8.2 ヘクタールである 。 」
以上ウィキ情報 。
因みに 、ChatGPT さんは 、上の英文を
次のように翻訳してくれた他 、この小説
について 、詳細な解説をしてくれました 。
若いころ 読んで疑問に思っていたことを 、
余すところなく読み解いてくれました 。
永年のもやもやを取り払ってくれた ありがたい
「 おともだち 」 。
「 彼らは長い間お互いに話すことなく、
モンソー公園のベンチに座っていた 。」
「 それは初夏の希望に満ちた日で 、小さな
風の中 、白い雲が空に漂っていた 。いつ
風が止んで空が真っ青になるかもしれないが 、
今ではもう遅かった 。太陽が先に沈んで
しまうだろう 。」
ChatGPT さんの解説文の最後に書かれている結論
は以下の通り:
「 Conclusion
The story of "Two Gentle People" by Graham
Greene is a poignant exploration of the quiet,
often unnoticed moments that bring people
together. Through the characters' silent
sitting and subsequent conversation in Park
Monceau, Greene illustrates how even brief
connections can be deeply meaningful, offering
a respite from loneliness and a glimpse of
understanding and empathy. 」)
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