今日の「お気に入り」は、良寛さんが身近な人々に与えていたという戒めの言葉、戒語です。
ありふれていて、どうということはないのですが、人が陥りやすいことばかりです。
こうした教訓めいた言葉を人に与えるということ自体は、村社会の中で自分に期待されている役割を果たすため、あるいは世の批判をかわすための一種のポーズではなかったかと思うのですが、数多くの戒語を、他の人ならともかく、貞心尼に対して与えていたということだけは、私の想像する良寛さんと余りしっくりきません。ただ、これも心ないひとの無用の詮索を回避するための配慮と考えればわからなくもありません。
・こと多き。
・口のはやき。
・手がら話。
・話の長き。
・講釈の長き。
・自慢話。
・いさかい話。
・物言いのはてしなき。
・人のもの言いきらぬうちに物言う。
・たやすく約束する。
・ことごとしく物言う。
・へつらうこと。
・あなどること。
・よく心得ぬことを、人に教うる。
・人の話の邪魔する。
・酒にえいて、ことわり言う。
・人のかくすことを、明からさまに言う。
・推し量りの事を、まことにして言う。
・悪しきと知りながら言い通す。
・さしたる事もなきを、こまごまと言う。
・よく物の講釈したがる。
・若い者の無駄話。
・物知り顔に言う。
・好んで唐言葉をつかう。
・人のことわりを聞き取らずして、己が理を言い通す。
・都言葉を覚えて、したり顔に言う。
・よく知らぬことを、憚なく言う。
・わざと無造作に言う。
・さとりくさき話。
・茶人くさき話。
・学者めきたる話。
・風雅めきたる話。
・おれがこうした、こうした。
良寛さんにはこういう言葉もあるそうです。
「貧道(自分)の嗜まざる所三あり。曰く詩人の詩、書家の書、庖人の饌(料理人の料理)これなり」と。
ありふれていて、どうということはないのですが、人が陥りやすいことばかりです。
こうした教訓めいた言葉を人に与えるということ自体は、村社会の中で自分に期待されている役割を果たすため、あるいは世の批判をかわすための一種のポーズではなかったかと思うのですが、数多くの戒語を、他の人ならともかく、貞心尼に対して与えていたということだけは、私の想像する良寛さんと余りしっくりきません。ただ、これも心ないひとの無用の詮索を回避するための配慮と考えればわからなくもありません。
・こと多き。
・口のはやき。
・手がら話。
・話の長き。
・講釈の長き。
・自慢話。
・いさかい話。
・物言いのはてしなき。
・人のもの言いきらぬうちに物言う。
・たやすく約束する。
・ことごとしく物言う。
・へつらうこと。
・あなどること。
・よく心得ぬことを、人に教うる。
・人の話の邪魔する。
・酒にえいて、ことわり言う。
・人のかくすことを、明からさまに言う。
・推し量りの事を、まことにして言う。
・悪しきと知りながら言い通す。
・さしたる事もなきを、こまごまと言う。
・よく物の講釈したがる。
・若い者の無駄話。
・物知り顔に言う。
・好んで唐言葉をつかう。
・人のことわりを聞き取らずして、己が理を言い通す。
・都言葉を覚えて、したり顔に言う。
・よく知らぬことを、憚なく言う。
・わざと無造作に言う。
・さとりくさき話。
・茶人くさき話。
・学者めきたる話。
・風雅めきたる話。
・おれがこうした、こうした。
良寛さんにはこういう言葉もあるそうです。
「貧道(自分)の嗜まざる所三あり。曰く詩人の詩、書家の書、庖人の饌(料理人の料理)これなり」と。