研究をする上で研究室の経済状況は大切ですよね。四年で卒業するなら意識しないかもしれないけど、いやでも最低限は……。
今日は私の極貧研究室暮らしをお送りします。
最初に入っていたA研、経理は大変うまくいっていませんでした。え、うまくいってなかったんかい!
そうなんです。研究室の配属が決まって、卒研前たちに最初に与えられた仕事は過去の会計書類をまとめろって事でしたからね。つまり経理が滞りっぱなし……と。とにかく遅延報告とともに出せばいいんだ、というので卒研前軍団、えっほえっほとまとめましたよ。はい。(経理が滞りっぱなしの研究室はよくあります。ツワモノだと20年分滞りっぱなしでとうとう研究費止められた某学科の教授もいるとかなんとか。)
でまぁ会計がエクセルに数字を打ち込むだけで出来るようなエクセルシートを作って、一旦は収束したかに見えました。
まぁ教授は頼まれれば残金考えずにガバガバお金を出す人間だったので、ちょうど卒研や卒研前、みんながお金を使う研究をしており、あれよあれよという間に貯金残高がなくなりました……。
それが分かったのは大学全体が夏休みの付近でお祭りムードになっていた時の事です。当時動物実験をしていたので、動物の飼料代が引き落とされていたのですが、引き落としが出来なかったのです。当然お金が湧いてくるわけもなく、ただ日々をやりくりする必要がありました。少なくとも学内研究発表までは!
もちろん飼料代が引き落とせないくらいの極貧ですから、電気代も支払えません。研究室の電気は全て落とされ、デスクトップパソコンは使用できません。全てノートパソコンで作業していたことを思い出します。電気を食うような計測機器は使えなくなり、なんならキムワイプなどの消耗品も買えなくなっていました。全ての実験を停止し、卒研の先輩達は終わるのかという焦燥感で気が狂いそうになっていたと思います。学内研究発表でいい成果を発表すれば助成金が入って一件落着だぞ!とのことでしたが、実験さえできないのに何をいうのだ、A教授よ。成果もクソもない、なんならスライド作成が出来ないくらいしかデータが取れていないんです。いや、マジで、この状況、ヤバイ。
「大丈夫、お金の心配はご無用」と当の教授は全く意にも介さず、ご本人の研究をわずかなお金でチマチマと続けていましたが、とうとう残金0円に!「来月には研究発表だから大丈夫!いける!」と残高0円の通帳を持ってにっこりしているのを見てめまいさえ覚えました。いや、実際卒研の先輩は2人くらいその日から1週間回転性めまいで寝込み、メニエールという診断を受けました。来月てどんだけ先やねん。この状況でスライド作成さえも出来ないぞ。だいたい助成金が入るって根拠はどこにあるねん。
で。1ヶ月間どうしていたかと言いますと、教授は「あーあ、研究したいなー」とか言いながら椅子でぐるぐる回っていて、失礼ながらまったく馬鹿っぽかったです。我々は成すこともなく、スライドを作りました。見栄え良く、体裁よく作り、助成金を得るために全力を尽くしました。
そして、研究発表ではまぁ無事に助成金を貰えたわけですが、これがまた驚くほど少ないお金で、結局一年生のころは極貧に悩まされ続けました。2年になって脱却したものの、1年のうちに結局研究室の電気がつけられたのは数えるほどしかないんじゃないかなぁ?
っていう極貧ライフでした!マジ、極貧研究室は、ヤバイぞ!本当に研究に集中、できない!
特に電気が付いてない、Amazonの箱からキムワイプが飛び出している(これは個人の持ち金でキムワイプなどの消耗品を購入していることを強く示唆させる所見である。うちらの場合実験できる金すらなかったのでそういうことにはならなかった)、パソコンの使用制限がある、個人の机に手袋などの消耗品が置いてある、ような研究室に希望を出すのはやめた方がいいです。極貧の可能性大ですから。
とかいってもうちらの代は大半がもう研究室の配属決まってて、今更手遅れだけどな!
本日もポチッとよろしくお願いします。みなさん頑張っておられます。
にほんブログ村
href="//sick.blogmura.com/cleftlippalate/ranking.html" target="_blank">
にほんブログ村
href="//sick.blogmura.com/cleftlippalate/ranking.html" target="_blank">
にほんブログ村
膠原病ランキングへ
油彩画ランキングへ
医療機器ランキングへ
にほんブログ村
にほんブログ村
にほんブログ村
膠原病ランキングへ
油彩画ランキングへ
医療機器ランキングへ
にほんブログ村
にほんブログ村
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます