もしもしウインドー

僕の前に道は無い
僕の後に道は続く、、、
さ迷い歩む、
未来の窓もしもしウインドー

蓮の花

2009-10-13 16:08:50 | Weblog
あの水面で静かに咲いていた仏の道への
蓮の花

病の夫とあのお寺の地点迄
歩行器を押し
羯諦羯諦
がんばってがんばって
夏の陽に静かに咲いていた
蓮の花を見るが如きのこの道は

夫のような病を抱えた人の心を支える花なのでしょうね
病になって知る
睡蓮の美しさ








真夏のトマト

2009-10-12 07:34:15 | Weblog
゛スパゲティートマトケチャツプかき混ぜて病夫(おつ)は真夏の陽を口に付け゛


夏が来て裏庭の真っ赤に熟したトマト
日に三度楽しみにしていたが
土に戻っていまい
今は加工されたケチャツプで
慎ましい食事
ケチャツプの真夏の陽の喜びを
夫は口に付けて満足そう

冬への準備

2009-10-11 08:14:42 | Weblog
゛俺が亡くても教へ置く水落とし未だ解からぬと妻は云ふなり゛

冬のへの準備の一つ
病夫に教えられ
外の水落とし

病を抱え五度目の冬を迎えるが
夫に教えてもらう水落とし
馬鹿馬鹿と言われても
未だ解からない

まだ未だ元気でいてほしい七坂八坂
解かった時は、、、?

だから覚える気がしない


小噺をひとつ

世は流されて場違いの
女低女低(じょてい)と言われても
君臨する訳にはいかぬ

女王卑弥呼より
そんな葉擦れの音を耳にしましたよ(^-^)

大根(^-^)

2009-10-10 08:51:52 | Weblog
゛大根を買い物袋はみ出した霜降る秋の通り冷たさ゛


昨日お風呂で癒されたすらりと伸びたおみ足二本
白い大根が買い物袋からはみ出し
晩秋の通りをギーコギーコ
自転車を踏む私の体に
雪虫が触れて行く

今年の夏は短く冬は早く訪れる
温暖化の影響か?

雪国の暮らしは長くなりそうだ(ヌ。-)

幸せ

2009-10-09 08:53:59 | Weblog
゛よく動き幸と思へしひと時に感謝の気持ち長湯になりぬ゛

細い体で病夫の分迄動く
その一日も終わりほっとする(^-^)

今迄何も判らないまま夫に支えられて来た
私の試練が
今は病夫を支えて行く
゛恩返し゛
それが幸せと長湯につかる
体の癒し

今迄に無かった私の幸せ、、、

侘しさに

2009-10-08 11:04:58 | Weblog
゛風走る真っ赤に染めしもみじの葉雨の歩道の人恋ふなかれ゛

秋の夕日に輝る山もみじ

紅葉しながらのもみじ
気がつけば裸木なっていた
風に吹かれ土壌の色に染まる
゛別れのセレナーデー゛

振り向けば
人待ち顔のもうそこに冬


山峡の紅葉していく過程
12色の絵の具を全部使い切ってのその美景




毛玉に触れて,、、(゛^u^゛)

2009-10-07 07:45:23 | Weblog
゛温もりの毛玉の意図を手に触れて冬待つ吾の三寒四温゛


毛玉を見ると雪国の家族を思う゛母あさん゛の心が
しみじみと伝わって来る
家族の為にひと針ひと針
ひと冬潜る主婦の愛

私の昨年の詩が
今頃の季節に良く似合う

北海道新聞゛藤田民子様゛選
入選の詩です

オレンジの炎
枯れ庭で夫の帰宅を待つ篝火は
コスモスオレンジ

母さんが私の為にと
刈り取った羊毛を
大鍋で染め糸に紡ぎ
ひと針ひと針心を込めて編んでくれた
冬のセーターの色

遠い母の温もりは
時代を越えても何時までも温かい
゛風邪を引くなよ゛
゛元気でいれよ゛
早死にした母の心残りが
この時期になると
優しく気遣いに来てくれる

出窓吹く木枯らしが
゛ピューピュー゛
歌いだすと
窓際で陽を背にした母さんの編み物姿
私のセーターに
温かなオレンジの炎を灯しだす

*この詩を読むと
母の情景が秋窓に
日毎寒さが押し寄せてきます

北国の暮らし









もしもし亀さん、、、ある日の問答より

2009-10-06 06:07:36 | Weblog
こんなに重い甲羅の重圧が無ければ
どんなに日々が楽だろうにと
もしもし亀さん
問いてみたら、、、

ナンセンスだって(^-^)
゛それでは亀になれません゛、、、( 一一)
この甲羅こそが亀としての主張なのです
愚問でしたね

な~る臍
茶を沸かしてしまったわ~ン
よかったよかった
住む世の違い
人間には解からない亀としてさだめが有るのですね

走る亀
油断はしませんの(@_@;)

この家に来て14年になります
可愛がっていますから、、、




今の私は蟻かしら、、、(^-^)

2009-10-05 09:24:14 | Weblog
ギーコギーコと夏のキリギリスの
バイオリンの弾く音色を後に
今年もこの通りを
自転車の荷台に
玉ねぎ、じゃが芋、新米を括りつけ
ギーコギーコと油切れの自転車を漕ぎながら
貯蔵用品を地下へと運ぶ

やっとひと安心できた頃
遠く山々から冬の使者が
雪を連れて来る

カーンと凍える暮らし

ひと冬潜る心配性の私は
もしかして蟻かしら