TRASHBOX

日々の思い、記憶のゴミ箱に行く前に。

クリエイティビティと工芸品的美意識

2017年01月09日 | 広告とか


えーと、YouTubeのタイトルは気にしないでください。
できれば公式チャンネルからのリンクにしたかったのだけど、
見つからなかったもので……。

このシリーズ、映像的には素晴らしい。
撮影、ライティング、編集、そして音楽と
最高レベルの仕事だと思う。

で、同時に思ったのが、
「これって工芸品のようだな」ということ。
なんていうか、送り手からの主張やメッセージではなく、
ただ仕上がりの素晴らしさを愛でてもらう、みたいな。
ま、それがアクアという車が身に纏おうとしたものかもしれない。
価格とは別次元の価値観とか。

これは素直な感想で批判でも何でもないのだけど、
日本の繊細かつとんでもなく精緻な工芸品とか見ていると、
欧米の絵画、美術とは別の高みにあるのだなぁと。
その感覚というか美意識は、CMにもつながっているのだろうか。
この下のJTにも、同じようなことを感じます。




自分でやりたい

2017年01月08日 | 雑感日記

何でも自分でやらずに、
自分より優秀で、
自分より多彩な人間を集めて、
それでプロジェクトを進めればいいじゃないか、
というのがスマートなやり方。
……なのだろう、最近は。

でも、どこかしっくりこない。
もちろんものによるのだろうが
(家を建てようとかは思わないし)、
できれば基礎的な作業から自分の手で。
上手じゃなくても、
その過程で生まれてくるものを大切に
ものを作りたい。

時代とは逆を行ってるのかもしれないけれど、
こんな輩がいても良いのでは。
ま、高速道路を逆行する
老ドライバードライバーにはならないように(汗)。

この世でいちばん大事な「カネ」の話/西原理恵子

2017年01月07日 | 読書とか
この世でいちばん大事な「カネ」の話 (角川文庫)
西原理恵子
角川書店(角川グループパブリッシング)



著者の生い立ちや学生時代の話などは
断片的には聞いたことがあったけれど、やはり凄い。
ちょっと敵わないなぁ、という迫力なのだけど、
その根っこに暖かい(生暖かい、のではなく)ものを感じて、
なんだか心地よい読後感。
ちょっとしんどい気持ちで生きている人に読んでほしい一冊。

「最下位からの勝負」は、
これからとある方面で勝負しようとしている自分の励みになった。
そう、実績もキャリアも年齢もハンデだらけで、
まるで繰り上げスタートみたいなレース。
著者とはスケール違いすぎるけど、頑張らんとね。