La Marche De L'Empereur / The Emperor's Journey (International: English title)
Dir: Luc Jacquet
夕方の地震(電車の中で気づかなかった)でダイヤが乱れ、恵比寿に着いたのは上映5分前。土曜とは言えそれほど混んではいないだろう、と高をくくっていたら満席一歩手前のあぶないところだった。そんな苦難(?)を経て見た作品は、とてつもないサバイバルのお話でもあった。電車の遅れくらいで焦っちゃいかんね。
ストーリ自体は予想通り。冬の南極で卵を産み育てていく皇帝ペンギンたちの姿を5年の歳月に渡って撮ったという映像は確かに力作。あるものは行進の途中で力尽きたり、他の生物の餌食になったり、また若いカップルがやっと誕生した卵を扱い損ねて壊してしまったり、という厳しい状況をくぐり抜けて新しい生命が息づいていく様子は素晴らしい。ただしフランス語ナレーション(老けた印象の女性の声がロマーヌ・ボーランジェでびっくり)の演出や、間に入るフレンチ・ポップス風(?)の英語の歌などはちょっとやり過ぎ&安易な印象だ。もう少し硬質感のある見せ方があったのではないだろうか。まあフランス作品らしい、とも言えるけど。
あの真っ白な大地を迷わず移動し、極寒のなかを仲間で生き抜く智恵は「皇帝」の呼び名にふさわしいのかもしれない。しかしその彼らの生息地は、温暖化の影響で減ってきているそうだ。この映画をみて「まあ可愛い、あら大変」と言う前に、人間は自分たちのやっていることを考えるべきなのかもしれないなぁ。
Dir: Luc Jacquet
夕方の地震(電車の中で気づかなかった)でダイヤが乱れ、恵比寿に着いたのは上映5分前。土曜とは言えそれほど混んではいないだろう、と高をくくっていたら満席一歩手前のあぶないところだった。そんな苦難(?)を経て見た作品は、とてつもないサバイバルのお話でもあった。電車の遅れくらいで焦っちゃいかんね。
ストーリ自体は予想通り。冬の南極で卵を産み育てていく皇帝ペンギンたちの姿を5年の歳月に渡って撮ったという映像は確かに力作。あるものは行進の途中で力尽きたり、他の生物の餌食になったり、また若いカップルがやっと誕生した卵を扱い損ねて壊してしまったり、という厳しい状況をくぐり抜けて新しい生命が息づいていく様子は素晴らしい。ただしフランス語ナレーション(老けた印象の女性の声がロマーヌ・ボーランジェでびっくり)の演出や、間に入るフレンチ・ポップス風(?)の英語の歌などはちょっとやり過ぎ&安易な印象だ。もう少し硬質感のある見せ方があったのではないだろうか。まあフランス作品らしい、とも言えるけど。
あの真っ白な大地を迷わず移動し、極寒のなかを仲間で生き抜く智恵は「皇帝」の呼び名にふさわしいのかもしれない。しかしその彼らの生息地は、温暖化の影響で減ってきているそうだ。この映画をみて「まあ可愛い、あら大変」と言う前に、人間は自分たちのやっていることを考えるべきなのかもしれないなぁ。
忙しいのに、ちゃんと観るものは観ていて、
読むものも読んでいて。えらいなあ。
僕にできるのは↓これくらいかなあ。
http://www.dff.jp/
http://www.dff.jp/contribution.html
↑こちらからです。