えーっと、今日は映画そのものの話ではなくて、映画の中で登場するコンピュータに関するジョークです。
Hiro Software Factoryというサイトの中にあるものだけど、これがなかなか面白い。ちょっと専門的でわかりにくいものもあるが、なぜコンピューターごときがあんな大爆発を起こすのか、といった突っ込みは笑えます。まあコンピューター以外にも、専門家から見たらちょっと変な映画の世界は結構あるんだろうな。でもフィルムとして面白ければ良いのだけどね。
映画の中のコンピュータ(THINGS COMPUTERS CAN DO IN MOVIES)
・ワードプロセッサは、決してカーソルを表示しない。
・長い文章を入力するときでも、スペースバーを打つ必要がない。
・登場人物は、決してタイプミスを犯さない。
・全てのモニタは、5cm大の文字を表示する。
・NASAやCIAやその他の政府機関で使われる全てのハイテクコンピュータは、分かりやすいグラフィカル インタフェースを使っている。
・グラフィカル インタフェースを持たないものは、通常の英語で入力されたコマンドを正しく理解して実行する、信じられないほど強力なコマンドシェルを使っている。(注記:これらのコマンドラインインタフェースで欲しい情報を取得するには、ただ単に "ACCESS THE SECRET FILES"(秘密のファイルにアクセスせよ) とタイプすれば良い)
・これらのコンピュータに破壊的なウィルスを感染させるには、単に "UPLOAD VIRUS" とタイプするだけで良い。("Fortless"を見よ)
・全てのコンピュータは、相互に接続されている。悪党のデスクトップコンピュータの全ての情報にもアクセスできる。たとえその電源が入っていなくても。
・パワフルなコンピュータは、キーを打つか画面が変わるときにビープ音を発する。中には、人の読むスピードを越えないように、スクリーン上へのアウトプットをスローダウンするコンピュータもある。なお、真に進んだコンピュータは、ドットマトリクスプリンタの音をエミュレートできる。
・全てのコンピュータのパネルは数千ボルトの電源で稼動しており、その下には爆発物が仕込まれている。故障は、ライトの激しい明滅、巻き上がる煙、著しいスパークで示され、登場人物はあわてて飛び去らねばならない。
・データをセーブすることなく安全にコンピュータの電源を切ることが出来る
・ハッカーは、世界中で最も強固なセキュリティを誇るコンピュータへ常に押し入ることができる。秘密のパスワードを推測して2回試してみるだけで。
・アクセスが許可されない場合でも、"オーバーライド" 機能で回避できる。(デモリションマンを見よ)
・普通のデスクトップPCならそれなりに、24時間365日稼動のコンピュータなら30分は起動にかかるところを、映画の中のコンピュータなら2秒で済ませられる。
・複雑な計算や、巨大なデータのロードは、通常3秒以下で達せられる。映画の中のモデムは、通常2ギガバイト/秒の転送速度を持つ。
・発電所・ミサイル基地・メインコンピュータなどがやられるとき、全ての制御盤は、ビル全体の崩壊に先立って爆発を起こす。
・ファイルをスクリーン上で見ているとき、誰かがよそでファイルを削除すると、スクリーン上からも消えてしまう("Clear and Present Danger"を見よ)
・ディスクの中に暗号化されたファイルがあるとき、ディスクをコンピュータに挿入すると、自動的にパスワードを聞かれる。
・コンピュータは、製造元に関わらず他のコンピュータと通信できる。たとえそれが他の銀河系のものであっても。(「インディペンデンス デイ」を見よ)
・コンピュータのディスクは、いかなる種類のコンピュータからでも読み書きできる。全てのソフトウェアは、どんなプラットフォームでも動作する。
・装置が高度であればあるほど、ボタンの数は多い("Aliens"を見よ) (注記:これらの高度なコンピュータを操作するには、高度な訓練を受けたエキスパートでなければならない。これらのボタンには、「自爆」ボタンを除き何のラベルも振られていないから)
・殆どのコンピュータは、たとえどんなに小さかろうと、現実以上にリアルな三次元のリアルタイムアニメーションと、写真なみに精細なグラフィクス能力を持つ。
・ラップトップコンピュータは、実に素晴らしいリアルタイムなビデオ電話機能と、クレイコンピュータ並みの演算能力を持っている。
・映画の中のキャラクタがモニタを見るときにはいつも、イメージが非常に明るく表示され、表示内容が彼らの顔に反射されて見えるほどである("Alien"や"2001"を見よ)
・インターネットで検索をかけると、キーワードがいかにあいまいであろうと、常に目的の情報が得られる(「ミッション インポッシブル」を見よ。トム クルーズは"file"とか"computer"とかのキーワードで検索をかけ、たった3つの検索結果を得ている)。