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TRASHBOX

日々の思い、記憶のゴミ箱に行く前に。

今日は撮影

2008年11月06日 | 広告とか
川崎のスタジオでCMの撮影。
決してエキサイティング!な企画ではないけれど、
ライトが点いてカメラが回る高揚感って他にないなぁ、
とあらためて感じいったりして。

ところで同録(撮影と同時に音も録る)なのに
上空の飛行機やヘリコプターの音でしばしば中断。
静かな住宅街の中なのに、なぜ?
もしかしたらオバマ氏の当選と関係が?
と、無責任な憶測を飛ばしながら無事終了。

でも1日スタジオにいるとお菓子とか
食べ過ぎちゃうんだよね。気をつけなくては。

カンヌグランプリ「ゴリラ」の秘密がわかった!(多分)

2008年09月19日 | 広告とか
ちょっと古い話になりますが、日本の広告関係者の間では「なんで(フィルム部門の)グランプリがあれなの?」(※グランプリはもう一点あります)という会話はよく聞かれたのではないでしょうか。実は自分もその「?」組のひとり。全体のクオリティや構成、またウェブで話題になってパロディ作品もいろいろ投稿された、というような背景話も知ってはいたのだけど。

で、今回あらためてフィル・コリンズのIn The Air Tonightの訳詞もついた映像を見ていてピンときた。

I can feel it,
Coming in the air tonight
Oh lord
And I've been waiting for this moment
For all my life
Oh lord
Oh lord

コリンズはこの詩を「別れた妻のことを思って書いた」と述べているようで、なかなかヘビーなところもあるのだが、まあある種の屈折した愛情というか欲望。そう、これって広告の基本モチーフのひとつであるセックス。それを比喩ではなく、その情念のエッセンスをこういうエンターテイメントにできたことが受けた理由、と深読みします。そういえば審査委員長(誰だっけ?)の言葉「今年のテーマはエモーション」ともうまい具合に合っているのでは。

JAAAクリエイティブ研究会

2008年06月13日 | 広告とか
昨日「'07クリエイター・オブ・ザ・イヤー賞 受賞者が語る私の広告作法」と題された講演会に行ってきた。4人のスピーカーの話はそれぞれとても興味深かったけれど、印象に残ったのはオグルビー・&・メイザー ジャパン(シンガボール勤務)の松尾氏だった。

氏が海外でのプレゼンテーションや広告賞の審査に出かけたときは、最高のパフォーマンスを発揮するため最高級のホテルを用意される。一方日本のJAAAでは地方の講演はビジネスホテル、またACCの審査員として用意されたのは冷蔵庫に水もないあるチェーン系ホテルといった違いを指摘。「日本のクリエイティブのグレードを上げる」という話を主にされたのだが、これは別に待遇を良くしろということではない。クリエイティブという仕事の本当の意味を問う、というのが氏の意図したところだろう。

そのためにはオリエンテーションやオフライン試写等々のプロセスの意味を考えてみるという提案も。なかばルーティーン化していたりクライントサービス的なイベントと化した作業の無駄は、徐々に贅肉となってアイデアを曇らせていく。こんなコメントの数々は、実はクリエイティブに関わる人間自身にも課題を突きつける。表現自体に焦点があたっていいくほどハードルも上がっていくわけだし。

その後「松尾さんとは逆にプチな話をします」と語りはじめた横澤氏。しかしそのコメントとは裏腹に、アイデアのポイントを絞り込んで集中していく感じはどこか共通していた。意外に似ているのかも、このふたり。

さすがに壇上の皆さん味のある話だったけれど、ハイレベルの『ヒント」という印象も。個人的には松尾氏の会だったなぁと思う。ブログにもコメントがあったが、引き続き気になります。ま、でも自分の仕事で結果出さなきゃね。

俺も欲しいぞ、ブラトップ

2008年06月06日 | 広告とか
ユニクロのブラトップのCMを見ていて、ついつい俺も欲しくなった。えっ、違いますって。アタシそういう趣味はないのよ。

欲しくなったのは、その軽やかさ、爽かさ。後ろ姿で着終わって振り向く吹石一恵の「どう、いいでしょ?」という表情や、ラストカットでの伸び伸びと歩く姿。製品のベネフィットをこえた「着心地の快感」という価値は、オジさんにも共有できるのだ。

演出の中島信也氏と撮影の上田義彦氏は、資生堂やサントリーの伊右衛門などで大人の仕事を見せるメジャーコンビ。まあ、今更ながらさすがです。商品にぴったり寄り沿っていながら、ターゲット以外の人間にも良さが伝わる。狙いを絞ったオンライン広告ならいざしらず、マス媒体においては大事なことだ。テレビCMはもう終わったという見方も最近はあるが、人をこんな風に巻きこむざっくりとした力はまだまだ大きい。

ところで最初見たときは、この女性をただのモデルさん(もちろんとても素敵だけど)だと思ってたんですよ…一応同業者としては、そっちの方がマズいなぁ…

バッドウィル?

2008年06月05日 | 広告とか
グッドウィルという会社はいろいろ問題を抱えているようだけど、あまり関わりがないせいかもうひとつピンとこなかった。でもひとつ覚えているのは、以前オンエアしていたテレビCM。がらんと人気のない球場で若い男がのたまうセリフは、「グッドウィルとビジネスしないか!」。その姿を目を輝かせてみる若い女性2人…というものだったと思う。記憶違いがあったら失礼。

見ていて特にアイデアも情熱も感じなかったが、舌の先でざらつく食物の灰汁のような違和感が残った。笑顔でいながら目が笑ってない人を見ているような。何かを隠しながら、何かを主張しようとしている気がした。人材派遣関連ビジネスの問題はかねてから言われていることであるし、自分も見聞きしたことがある。うっかりヘッドハンターの話を聞きにいって、洗練された人転がしに出会ったこともあった。

広告にはある意味で企業の匂いが出ると思っている。もちろんそんなつもりはなくても、なぜか映っちゃうんですよね、フィルム(最近はHDも多いけど)には。あ、このカテゴリー新顔なんですか、ちょっと世の中目線で見た広告の話なども書いていきたいなと思ってます。