すなば たかひろ

「元気で人に優しい鳥取」を取り戻すため、県議になった元新聞記者の挑戦記。みんなで鳥取の未来像を考えましょう!

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新庁舎建設を住民投票で止めるには④ 議員懇談会

2011年05月27日 | 日記
 昨日(26日)、「市庁舎新築移転を問う市民の会」と鳥取市選出の議員の会の懇談会が開かれました。参加した県議は私の他、坂野さん、谷村さんの3人。市谷さんは出張で参加したいけど欠席だそうです。賛成する県議の皆さんのご意見も聞きたかったので、ちょっと残念な参加者数ではありました。しかし、それには理由があります。

 実は県議の立場は微妙なんです。憲法は住民自治の本旨を、住民自治と団体自治であると定めています。住民自治は、文字通り、住民がその地区のことは決めるということ。団体自治は、県のことは県で、市のことは市で決めるということです。従って、市庁舎建設という鳥取市の問題に、国や県があれこれ言うのは問題だからです。

 しかし、建設予定地に県有地がありますので、ここを売却するか、しないかは、極めて県政の問題ですから、県議会で議論を致しますし、また、建設財源に合併特例債が使用されますときは、総務省への申請は県知事を経てとなりますから、これも県知事の権限行使を監視するという立場から、これまた県議会の議題になると思います。従って、県議の問題でもあると思うんです。
 
 そして、鳥取市選出の県議は、鳥取市民でもあります。私は1人の市民として、この問題を憂い、しっかりかかわっていきたいと思っています。

 さて、懇談会です。谷村県議は「住民のみなさんの意思を大切にしたい」と発言。坂野県議はさらに一歩進んで「多くの住民が反対されています。自分の選挙と同様、しっかりと署名集めをしたい」と力強く言い切っていただき、頼もしく思えました。実は、坂野県議のお父さんは、鳥取市の姿勢00周年記念事業の「世界おもちゃ博覧会」の実行委員長で、私はその担当記者。それ以来の懇意にしていただいており、坂野県議も、本当に小さなころからよく知っています。2人の時は、「ケイケイ」とあだ名で呼んでいるくらいです。ですから、とても嬉しく思いました。ただ、若い人の活躍が嬉しいのは、自分が若くないと自覚したことの裏返しで、歳を取ったのかなと、ちょっと複雑な心境です。

 坂野県議は民主党としては県東部で唯一の県会議員ですから、民主党としての対応を聞いたところ、「市民運動なので政党が前面に立つのは問題もあろうかと思いますが、1人を除いて民主党の市会議員全員が新築移転は問題だとされています。民主党は全力を挙げて後方支援をしていきます」とのこと。ただ、「この問題をめぐって会議を開いても、新築移転に賛成している1人の市議は参加してもらえず、苦労しています」と複雑な胸の内も明かしてくれました。議員は議論してなんぼの存在です。反対なら会議に出て論破すればいいんです。会議に出ないというのは論外で、議員として、また政党人としての資質が問われると思います。坂野県議には手腕を発揮していただいて、党内を統一して欲しいと願っています。
 さらに坂野県議は、市民の会の皆さんと県議選で応援を受けた連合とその傘下の単産単組に、協力を求めて一緒に歩くとも言及されました。若い行動力に心から期待しています。「頑張れ!ケイケイ!!」。ケイケイでは失礼ですね。言い直します。「頑張れ!坂野県議!」。共闘して、一緒に頑張っていきたいと思います。
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