GITANESの吸殻が長いのはイライラした証拠。
それとは無関係に・・・。
自宅にその銀行から通知が届いた。
「紛失の届けを受け付けたので、これと本人確認ができる
書類、印鑑を持って銀行の窓口に出頭せよ」
で、行ってきた。
行員さん「ではこちらへご記入とご捺印ください」
私「はい。」
通帳紛失の届けが受理されたので、これで晴れて
その古い口座を解約することができる訳だ。
その用紙には、口座に残っているお金(100円だけど)を
窓口で現金で貰うか、新しく開設した口座に移すか選択できる
ようだった。
私「これ、今100円を現金で貰うのと、新しい口座に移して
もらうのとでは、待ち時間はどっちが短いでしょう?」
行員さん「お手続き自体はまったく同じです。」
ちょっとでも待ち時間を短縮しようとしたのだが、あきらめて
おとなしく待つ。結局現金で貰うことにした。
20分待った。
他に誰も客はいなかったのだが、結局20分だ。
20分で手に入るのは100円だ。時給なら300円だ。
そしてそもそも、その100円は私のお金だ。
行員「お待たせしました。それではこの書類のここに捺印願います。
これは現金をお受け取りになった証明になります。」
捺印した。
行員「こちらの空欄に金額をご記入ください。ヒャクエンです。」
100円
と書いた。
行員「申し訳ございません。¥マークを書いて100と書いてください。」
100円
ではダメだった。
¥100
が正解らしい。書く前に言う方がいいと思うけど。
私「これですべて完了でしょうか?」
行員「はい?」
私「もう帰っていいんでしょうか?」
行員「大変お待たせいたしました。お手続きは完了です。」
銀行を出た。
50メートル歩いたところで、大声で呼び止められた。
行員「SGC様ーーー」
さてはアレか。
あのヘルメットは私のじゃないって、何度言えばわかるのだ!
振り向いた。
行員さんが手に書類を持っていた。
行員「お渡しするのを忘れておりました。」
利息計算書と、預金出入明細表だった。
当然利息などない。元金は100円だ。
預金出入明細表には
解約 100円 と印刷されており、その横には
200円の収入印紙が貼られていた。
100円のお金をやり取りするのに、200円の収入印紙だ。
何なのだ、100円のやり取りに200円の印紙って。
いや、そんなことより
あの赤いヘルメットの件について行員さんが今回は
一言も触れないことに、いささか寂しい思いがした。
終
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