不登校と青年期の親の会ほっとそっとmama

偶数月第四日曜日8/25(日)の親の会おしゃべり会はお休みです。
8/31(土)ムスビメカフェにご参加ください。

嬉しかったこと

2009-12-07 09:15:50 | 次女のこと
きのうの講演会で涙し、
わたしの涙腺は一日、ゆるみっぱなしでした。

親の会を立ち上げる前、
不登校のこどもを持つ親どうし集まり、
同じ思いを抱えて、つらいと感じていた頃、
集まってはよく皆さん涙を流し、言葉にならない言葉を
発していた時期がありました。

それが、思い返せばもう4年前。

親の会を立ち上げてからは、
自分のことはある程度気持ちが落ち着き、
聞き役に収まっていました。

それからは、
親自身がいろんな方と出会い、話をし、
親が自分の人生を楽しく生きる、
その姿を子どもたちが見ていくことで、
こどもたち自身の自己否定観を取り除き、
肯定的にいこうと言ってきました。


きのう、松山まで来たので
次女のところに寄って、と思っていたのですが、
朝も寄って、(授業に遅れたらいけないので)次女を車に乗せて
スクーリングへ連れていこうかと
初めは考えながら高速を走っていました。

そして、途中で、9時前に℡をしてみると、
「今から出掛けるところだよ」という次女の声を聞いて、
「うん、わかった。じゃあ、気をつけてね」と私。
松山まで来ている、とは言わずに。

そして、会が終わり、ちょっと寄っていこうかな、と
思って℡をかけたけど、出なかったので、
まあまたいつでも来れるし、高速を走って帰りました。

帰ってから、7時すぎに次女から℡があり、
「きょうはごめんなあ。体育で一緒になった宇和島の子と仲良くなって、
一緒にプリクラ撮ったり、買い物してて遅くなったんよ。」と
嬉しそうな声。

この何ヶ月か、通信では友達はできない。
誰とも喋れない、面白くない、と言っていた次女。
そういう状況ではスクーリングへ行っても、
授業を受けても誰とも喋らず、家に直行という日々が続いていました。

そんな時間を過ごしてきた次女が、
「本当にいい子なんよ。思い切って声をかけてみてよかった!」と。
そして、話しているうちに、他のN学の生徒とも、名前はわからんけど、
話しかけてくれて、「3年生に上がれるんか?と
心配してくれた人(24歳の社会人)もおるし。(笑)」

次女が、学校生活を楽しむってこういうことだったんだって。

「だから、きょうがとっても良い日だったから、
みんなに感謝してるんよ。
一人暮らしをさせてもらえることも、
松山で頑張りたいという気持ちをわかってくれて、
心配だろうけど、させてもらえるってことは
感謝しないといけないんだな、って思ってる」と。

もう私は、℡のこっちで号泣してました。(笑)

親孝行したい、とか感謝してる、なんて
言われる日が来るとは~

やっぱりいろんなことを経験させてもらって
親になれるんだな~と実感した日でした。
コメント (2)
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「聞いて!!」

2009-12-07 08:52:29 | 講演会
昨日の、こころさんの講演会については、後ほど
書き込みしたいと思います。

昨日は、こころさんとゆっくりお話させてもらえたことで、
こどもの立場としての見方・考え方も伝わってきて、
長男も同じような思いでいるのかな・・と
考えさせられた一日でした。

「聞くこと」
というレジュメを配っていただきました。

少し引用させていただくと、(以下、抜粋)



私が「聞いて」と言っているのに
貴方は私にアレコレとアドバイスを与えてくれる。
それは私が頼んだことじゃない。

(中略)

私が「聞いて」と言っているのに
貴方はどうにかして私の問題を解決してやろうとする。
ちょっと変に聞こえるかもしれないけれど、
それは私を裏切ること。

聞いて!私は、「何か話して」とか「何かして」と
頼んだわけじゃない。
ただ聞いて。ただ耳を傾けてと頼んだだけ。

(以下、省略)

※注  出典:ビルドプロジェクト サンフランシスコ市
       インデペンデントリビング リソースセンター
       JHC板橋 ピアカウンセリング マニュアルより



こころさんが、「まさに、これなんです!!」と。
これが、こどもたちの声なんだと。
大人たちが、アレコレと与えるのではなく、
子どもの声を聴き、耳を傾けるだけでいいんだと。

親って、面倒ですよね。
こどもより長く生きてる分、
なにかしら子どもに与えようとする。
こどもより、知恵や能力が勝っていると思うがあまり。
こどもを心配するがゆえに。

でも、必要ないんですね。
もちろん、的確なアドバイスが必要なときも
あるかもしれません。

ただ、「聞いてほしい。」
それだけなんだと。




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