峰町の教会で音楽会(オータムコンサート)があり、でかけてきた。
ピアノ、バイオリン、クラリネットの三重奏
エルガーの「愛のあいさつ」
ピアソラの「リベルタンゴ」
モンティの「チャルダッシュ」
と、知っている曲がなん曲もあり楽しかった。
工藤美穂さんが演奏するバイオリンは200年前のバイオリンだとか。
たしかに見た目は古い。
華やかな演奏とお話で気分はハイテンション。高尚な気分に。
しかしお話を聞くと3歳から習い始めたバイオリンも
高学年になるにつれていつもライバルとの戦い。
バイオリンと弓をちょうど剣と盾のようにして戦い続け、
精神が疲弊して
何をめざして音楽をやっているのかわからなくなった時代があったとのお話。
音楽の世界も(多分どの世界も)頂点に立つということは
戦い続けるということなのだろう。
頂点に立つ人の苦悩を知った思いだった。
実物の工藤さんは写真よりとずーと若くて素敵。
そしてクラリネットの柳瀬さんも
クラリネットを分解して見せてくれ
(なんとクラリネットは5個くらいに分かれるのだ。)
自分の若き日の演奏について話された。
人々の称賛を浴びたいという思いで音楽をやり
留学先の先生に叱責された思い出話。
なぜなのか涙がスーッと出て止まらなかった。
(若い時は誰でも目標に向かって一心不乱になり、周りが見えなくなるものだ。)
さてさて目の前の演奏は私達を夢の世界に連れて行ってくれた。
録音、写真が禁止なので今日は古沢巌さんの「チャルダッシュ」を・・・
何回聞いても素敵です。(YOUTUBEから)