新聞を読んでいたら
「銀二貫」という小説の広告が。
銀二貫ってどの位のものなんだろう?
そういえば ずいぶん前にNHKで「銀二貫」の予告をしていたっけ。
早速図書館で借りてみた。
(銀二貫は現在の約300万、 貨幣の変動が激しく
実際にはそれ以上の価値があったらしい。)
寒天問屋の主に助けられた侍の子が
丁稚として成長する話だった。
今まで知らなかったが羊羹は蒸し羊羹が先に存在したようだ。
寒天問屋の丁稚が寒天を使って餡を固めることを
思いつき、 そのための寒天つくりに試行錯誤する。
蒸し羊羹はつなぎが米や小麦粉 このため日持ちが悪い。
寒天で固めるとズーッと日持ちがして しかも口あたりが良い。
今まで考えたこともなかったが 羊羹にも歴史があるんだなぁ~。
羊羹が急に食べたくなった。
そしておいしくいただけるのは
先人たちの創意工夫・努力があってこそ。
う~ん、 すべての物に歴史があると考えさせられた本でした。
(もちろん、本の主旨は
銀2貫というお金の使い道についての
人情劇だけれどね。)
さあ、 羊羹を買いに行かなくっちゃ。