「地面の底の病気の顔」、「草の茎」、「竹」、「竹」、「すえたる菊」、「亀」、「笛」、「冬」、「天上縊死」、「卵」の十の短詩からなる。
イメージの展開とリズム感が優れています。
暗く沈んだ調子の中に、竹の勇ましい姿も差し挟まれ、地下から天上への運動とマッチして、寂寥感の中にも救いが生まれてくるような気がします。
この季節に読むのがふさわしそうです。
角川文庫「詩集 月に吠える」(1989年復刊)は、全詩収録で、田中恭吉と恩地孝四郎の挿画や附録も付いていて、充実しています。
岩波文庫「萩原朔太郎詩集」では、「竹とその哀傷」は全詩収録されているものの、その他は抄録です。
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暗く沈んだ調子の中に、竹の勇ましい姿も差し挟まれ、地下から天上への運動とマッチして、寂寥感の中にも救いが生まれてくるような気がします。
この季節に読むのがふさわしそうです。
角川文庫「詩集 月に吠える」(1989年復刊)は、全詩収録で、田中恭吉と恩地孝四郎の挿画や附録も付いていて、充実しています。
岩波文庫「萩原朔太郎詩集」では、「竹とその哀傷」は全詩収録されているものの、その他は抄録です。
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