17世紀、若くして文学的成功を収めた公子が、文学から離れることを友人に宛てて書いた手紙という形を借りて、言葉で表現することの困難性を認識させる作品。
手紙の書き手は、一見とるに足らないような物に感動を覚えるが、それは言語化できるものではない、という。
それでも、この事態を伝えていくのは、やはり言語による表現によるしかないという、ねじれた関係性が、現代の文学の宿命であり、また、そこに面白さがあるということなのでしょう。
講談社文芸文庫「チャンドス卿の手紙・アンドレアス」(これも品切れ)で、20ページ。
手紙の書き手は、一見とるに足らないような物に感動を覚えるが、それは言語化できるものではない、という。
それでも、この事態を伝えていくのは、やはり言語による表現によるしかないという、ねじれた関係性が、現代の文学の宿命であり、また、そこに面白さがあるということなのでしょう。
講談社文芸文庫「チャンドス卿の手紙・アンドレアス」(これも品切れ)で、20ページ。
チャンドス卿の手紙・アンドレアス講談社このアイテムの詳細を見る |