宮沢賢治 「グスコーブドリの伝記」

ブドリは、飢饉に苦しむ子供時代、独り残されて後の工場での労働、なかなかうまくいかない農業労働などを経て、クーボー大博士の学校で学び、火山局で働く。
あるとき、冷害を防ぐために、火山を爆発させる役割を引き受け犠牲となる。
高速で次々と記述されるグスコーブドリの生涯に、人の一生って何なんだろうと思います。
物語の速度と淡々とした文章がいいです。
角川文庫「セロ弾きのゴーシュ」などで。（４９ページ）

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