小品日録

ふと目にした光景(写真)や短篇などの「小品」を気の向くままに。

尾崎翠 「歩行」

2005-12-10 23:53:38 | 小説
家に滞在した心理学者が忘れられず、屋根裏部屋に住んで物思いに耽る「私」。
祖母は孫娘の物思いの原因を知らず、歩いて運動させるために、お萩を届ける使いに出す。
あたたかくゆるやかに流れていくような物語に、ホッとします。
「ちくま日本文学全集020 尾崎翠」で22ページ。(品切れ)
ちくま文庫「尾崎翠集成」で読めます。
代表作「第七官界彷徨」の独特な世界は必読です。
尾崎翠集成〈上〉

筑摩書房

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