AR-15

　先日のアメリカでの銃乱射事件で使用された銃がAR-15とのこと。AR-15は米軍で使われているアサルトライフルM-16の民間版で軍用がフルオートで射撃できるのに対して、AR-15は民間用なのでフルオートの機能がありませんが、それ以外はM-16とほぼ同じだったと思います。

　この事件では100名ほどの方が死傷されたわけで、もうなんと言っていいやら言葉がありませんが、犯人は大量に銃弾の入ったマガジンを持ち込んだと思われます。急所に一発あたって即死された方もおられるでしょうが、数発撃たれて倒れているところをとどめの銃撃をして歩いたらしいので、ものすごい量の銃弾を撃ちまくったはずです。

　それにしても、狭い室内で銃を乱射し多くの人を殺傷した現場は想像するだに恐ろしいです。スプラッタムービーなんてお笑い映画と思われるほどです。日本のニュースでは全く報道されていませんが、相当にひどい状態だろうと思います。虐殺というよりもと言うほうが適当という感じがしてしまいます。戦場でもありえなすほどの密度で殺傷がなされたと想像されます。

　こうした銃乱射事件がおこると銃規制の話が出てくるわけですが、逆に自衛用に銃を購入するという人が増えるということもあるらしいです。銃に対するアメリカ人の考え方は日本人には理解しがたいものがありますが、自分の身は自分で守る権利として銃を持つことができるという考え方である以上、なかなか銃規制はすすまないだろうと思います。全米ライフル協会という強力な団体もありますし。

　かといって街中で自衛用に銃を持ち歩くというわけにも行かないわけで、運悪くこのような事件に巻き込まれないことを祈るのみということになるのでしょうか。