「アンコンシャスバイアス」
聞いたことありますか? 「無意識の思い込み」
このことをテーマにして、先週土曜日、白根町で
「第59次教育県民大行動教育シンポジウム・討論集会」が開催され、
県の教頭会を取り仕切っている我らがK林教頭先生、5名のパネリストに選出され登壇しました。
テーマは「学校におけるジェンダー平等」~大事な教育課題の1つです。
「SDG's」はここ最近よく目にしたり耳にしたりすると思いますね。その中の5つ目、
「5 ジェンダー平等を実現しよう」とあります。
パネルディスカッションに先立ってご講演いただいた、飯島さん(国立女性会館研究員)によると・・、
・運動会や体育祭での重労働な仕事は男子。
・生徒指導や教務主任は男性。
・低学年担任は女性の先生。
こんな事例の動画からスタートしました。
いわゆる「男だから、女だからこうあるべき。」「ふつうはこうだから・・・」「~らしく・・」といった視点。
これをすべて否定するわけではないのですが、”自由や平等、一人一人がいきいきと生きる”ための視点。
学校現場では、もう20年以上前から、「ジェンダーフリー」という言葉がでてきて・・、
例えば小学校での混合名簿などは、この視点からはじまったものです。
ランドセルの色も、だいぶ多様化していますね。
学校に限らずまだまだ考えれば、多くのことがここに当てはまるのでは、と感じます。
登壇した我らがK林教頭先生。
学校現場の実態から、この視点の重要性を説き、劇的に改善できずとも、まずは”知り” そして”気づくこと”が重要だと訴えました。さすがですねー!!
教頭先生お疲れ様でした。
<日々雑感>
社会や文化のあり方とも密接に関係があるこの問題ですが・・・。
女性の社会進出も、目標数値とは大きくかけ離れ・・・。
(IPU=列国議会同盟の調査より)
例えばこんなクイズも・・・。
~ある急な坂道を、前引き後押しして、汗だくで荷車を
動かしている二人連れがあった。まず、引いている人に、
「後押ししているのは、あなたの息子さんですね。」
と たずねると、「ああ、そうだよ。」と答えた。
ところが、後へ回って、その息子に
「前で引いているのは、君のお父さんだね。」と聞くと、
「とんでもない!」といわれた。どうなっているのだろう。~~
といった問題も、アンコンシャスバイアスを利用したものですね、きっと。
まずは、知って気づくことから・・・。