気候変動の課題などにも、生命の尊厳の思想を根本とした実践が期待されている。
SDGs(持続可能な開発目標)が採択され、社会の発展や人類の幸福のために企業が果たすべき社会的責任が大きくなってきている。
その責任を全うするためには、一人一人の倫理を向上させる必要がある。
期待されるのは、生命の価値を認め、民族文化の差異を受け入れられる「智慧の人」「勇気の人」「慈悲の人」の存在である。
それらの人材を育成するための教育が<世界市民教育>である。
「ダイヤを磨くには、磨く側もダイヤモンドでなければならない」
つまり、学生の人格を育成するためには、教職員が<ダイヤモンド>にならなければならない。
自由競争は、ともすれば利己主義に陥りがちだ。
その思想と対局にある哲学こそが人間主義であり、自他共の幸福を幸福を願う共生の精神である。
また、専門知識を学ぶことだけに偏り、教養、すなわち倫理を身に付けることをおろそかにすると、誰もが悪人になりえる。
だから世界市民教育が大切だのだ。
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