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強風でテレビ地上波のアンテナが故障

2025年05月21日 15時17分04秒 | 社会・文化・政治・経済

仕方なく、知人の知り合いの電気屋さんに依頼する。

今日の午後の5時ころ、点検・修理を依頼した。

家人は待ち合わせをした友人とのカラオケを切り上げ先ほど家へ戻ってきた。

当方は、BCとCSテレビを主に観ているので、困らないが家人は好きな大相撲が観られず工事を依頼したのだ。

日曜日に依頼したが、工事が混雑していて、水曜日に延ばされた。

しかし、簾が飛ばされ外れる強風続きである。


江藤農相辞任、参院選に打撃

2025年05月21日 14時06分31秒 | 社会・文化・政治・経済

 楽観から一転、野党要求にあらがえず


コメ「スポット価格」倍に

2025年05月21日 10時56分14秒 | 社会・文化・政治・経済

コメ価格、直接取引増加で高止まりか JAルートより2倍の高値
スクープ
経済
 
速報
毎日新聞
2025/5/20 05:30(最終更新 5/20 06:40)

「スポット価格」がコメ価格に影響か?
 全国農業協同組合連合会(JA全農)など大手集荷業者を介さず、JA以外の業者らが農家から直接買い取るなどしたコメの「スポット価格」が今年1~4月時点で、JA経由の販売ルートの約2倍の高値になっていることが19日、判明した。

農林水産省はコメの価格が下がらない要因として、スポット価格の影響が大きいとみており、先に発表した備蓄米を米穀店など小売業者に直接届ける新たな入札制度の導入などで、価格の下落を促したい考え。

 昨年夏の品薄感などを契機に、小売店で販売できるコメの量が少なくなった。それと前後し、2024年産米をJAをはじめとする集荷よりも高値で農家やほかの卸売業者から直接買い取る業者が増加。最も流通量が多いルートであるJAなどの集荷業者に流れる量は大幅に減少した。

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 農水省が24年産米に関し、流通の各段階で売買される玄米60キロ当たりの価格を調べたところ、JAなどの集荷業者が仕入れ先の農家に払った金額は約2万円(5キロ換算1667円程度)、集荷業者から卸売業者に販売した相対価格は全国平均で2万4500円(同2042円)だった。いずれも23年産米と比べ、5~6割ほど増加している。

 これに対し、業者間の現物取引で売買されるスポット価格は4万5000~5万円程度(同3750~4167円程度)で、2倍近い高値だった。こうした高値で流通したコメの多くがスーパーなどの小売店に流れているとみられ「店頭で5キロ4500~5000円ほどのコメ価格になっている」(政府関係者)との指摘がある。


 コメの卸売業者でつくる全国米穀販売事業共済協同組合(全米販)の関係者はスポット価格の高騰について「各事業者が(コメの不足感から)調達に走った結果だ。昨年のコメ不足に起因する競争もあり、JAなどの集荷業者からの供給自体が減っていることも大きい」と説明。前年比でコメの調達が8割減になった業者もいたとし「そうなれば現物をどうにかして確保しなければならない。高騰したのはそうした結果だ」と話した。【中津川甫、渡辺暢】

 
 
 
 
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やり抜く力

2025年05月20日 15時20分17秒 | 社会・文化・政治・経済

やり抜く力人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける

やり抜く力 人生のあらゆる成功を決める「究極の能力」を身につける 
アンジェラ・ダックワース

内容紹介

IQでも才能でもない、成功に必要な第3の要素とは? 

全米社会に絶大な影響を与えた成功と目標達成の画期的な理論! 

人生の成否を決定づける「やり抜く力」について、自分での身につけ方から、子どもなど他人の「やり抜く力」を伸ばす方法まで徹底的に明らかにする。

これまでのあらゆる常識がくつがえる衝撃の一冊!

数値化できない力が大切だ。

生きていると度々壁にぶつかるが、人は諦めに乗り越えていける。

これが「やり抜く力」である。

「GRIT理論」である。

グリットとは、Guts=度胸・闘志

Resilince=回復力

Initiative=自発性

Tenacity=執念・粘り強さ

逆境や困難を乗り越えるには、どの要素も欠かすことができない。

IQの高さと成績のよさは相関はなく、必要なのは粘り強く勉強した勉強してやり抜く力である。

やり抜くちからは、小さな成功体験を積み重ね、今よりちょっとだけ難しいことに挑戦するなかで、強化していくことができる。

 

ためになります
私は教員なので、日頃考えていたことが「氷解」したような印象です。

私自身も、どちらかというとわかりの早いほうではなかったように思います。年とともに「早く」なるような。で、もともと鈍くて遅く、四苦八苦して理解したことが、身についてきたようにも思います。

学生もそうです。「何でもわかっている」お利口さんは、実は全然わかっていないことがあります。「こんな事勉強して一体何になるんですか?」とほざく馬鹿。いますね。ドボンと飛び込んで四苦八苦して「突破」してみないとわからないのがほんと。

 

タイトル通りやり抜くことがホント大事

生まれながらに出来が違う、いや違う天才と言われた偉人も実は陰ながらの努力!そうやり抜く力が大事。自分に気合をいれるために現在読み返し中です。

 

  • 当たり前のことしか書いていない。
    もっとそうか!っていうのを期待していたんだが…


全ては真剣な祈りから始まる

2025年05月19日 15時07分51秒 | 社会・文化・政治・経済

祈り(いのり)とは、宗教によって意味が異なるが、世界の安寧や、他者への想いを願い込めること。利他の精神。自分の中の神と繋がること。など神格化されたものに対して、何かの実現を願うこと。神の定理は各宗教による

祈祷祈禱、きとう)、祈願(きがん)ともいう[2]儀式を通して行う場合は礼拝(れいはい)ともいう。

概要

祈りは、最も基本的な宗教行為民間信仰の一つである。

神聖視する対象に何らかの実現を請う行動で、その内容は、対象との意思疎通を図ろうとするものや、病気の回復、または他人の身に良いことが起こるようになど、祈る人の状況や習慣などで多岐にわたる。

神に対して自分の考えや思いを表現することは「告白」や「お礼参り」という。

 

日蓮大聖人の仏法では、私たちの生命の内に、慈悲と智慧にあふれる仏の生命境涯、すなわち仏界が、本来、厳然と具わっていると説きます。

しかし、私たち自身の生命の内に具わった力であっても、それを現実の人生にあって、現し働かせていくためには、具体的な変革・開拓の作業が必要です。

仏の境涯を自身の生命に顕現するためには、道理に適った実践の持続が必要であり、この基本となるのが勤行・唱題です。

なぜ毎日祈るのか

日蓮大聖人は、勤行・唱題を、曇った鏡を磨くことに譬えて次のように仰せです。

「たとえば、曇っていてものを映さない鏡も、磨けば宝石のように見えるようなものである。根本の迷いに覆われた生命は、磨かない鏡のようなものである。これを磨くなら、必ず真実の覚りの智慧の明鏡となるのである。深く信心を奮い起こして日夜、朝夕に、また怠ることなく自身の生命を磨くべきである。
では、どのようにして磨いたらよいのであろうか。ただ南無妙法蓮華経と唱えること、これが磨くということなのである」(趣意)

この譬えで示されているように、鏡自体は磨く前も磨いた後も同じ鏡であり、別のものに変わるわけではありませんが、はたらきは全く違ってきます。同じように、私たち自身も、日々の勤行・唱題を持続することによって自身の生命が鍛え磨かれ、そのはたらきが大きく変革されてくるのです。

福祉とは何か

2025年05月19日 14時47分56秒 | 社会・文化・政治・経済

福祉とは?-福祉の考え方とは?-社会福祉とは?-福祉の仕事とは?

 

<福祉>は政治が与えてくれるもの?

〈未来対談〉 テーマ③“福祉”は政治が与えてくれるもの?2025年5月19日

  • 創価学会青年世代 × 慶應義塾大学 井手英策教授

 連載「未来対談」――3回目のテーマは「“福祉”は政治が与えてくれるもの?」です。池田大作先生と松下幸之助氏の対談集『人生問答』(『池田大作全集』第8巻所収)をひもとき、慶應義塾大学経済学部の井手英策教授と勉強会を行いました(本年2、3、4月)。福祉の在り方について、読者のみなさんと一緒に考えたいと思います。

 〈青年世代〉
 これまで「競争」(4月11日付)や「平等」(5月1日付)などをテーマに、勉強会を行ってきました。競争から振り落とされたとしても、不運や不平等に直面したとしても、守り合い・支え合いの中で、自分の力を最大限に発揮することができる――「だれもが安心して生きられる社会」。そんな社会の実現は可能なのか。そこで着目したいのが“福祉”です。日本では“福祉”というと、病気や障がいへの支援、貧困の是正などに限定した意味で捉えられがちですが、本来の“福祉”の意義は広く、“すべての人が幸福で人間らしい生活を送れるようにする”ことです。今回は、広義の福祉の視点から日本社会の未来を考えたいと思います。
  
 〈井手教授〉
 いいですね! 愉しく語り合いましょう。みなさんがおっしゃる“福祉”を実現するには、医療、介護、教育、住宅など、私たちが生きていくための土台が必要です。だから私は「ベーシックサービス」を無償化して、だれもがサービスを利用できる社会をつくろうと訴えてきました。財源は税金です。でも日本では、税は「搾取されるもの」とされ、負担感ばかりが強調されてきました。ここまでは、前回のテーマで確認し合いましたね。
  
 〈青年世代〉
 私たち自身も、ネットやSNSなどの膨大な情報に触れる中で、税は「暮らしを守り合うために払う」ものではなく、国から「取られてしまう」ものと考えてしまいがちです。それはつまり、心のどこかで、社会は「自分がつくるもの」ではなく、「政治がつくってくれるもの」という意識をもってしまっているともいえます。だから、本来、自分たちの幸福をつくるための“福祉”なのに、人ごとになってしまう。『人生問答』第4章(繁栄への道)のなかで、池田先生は「福祉が完備して“生の倦怠”が出はじめるというのは、本質的には自己の生命が外界に紛動されている姿であり、生命そのものの主体性がなくなっている状態ともいえましょう」と語っています。松下氏も、福祉は単に国家から“与えられるもの”ではなく、国民一人一人が“築き上げ、引き上げるもの”だ、と。半世紀前に池田先生と松下氏が指摘した問題意識が、令和の時代にますます問われています。
  
 〈井手教授〉
 今の日本で残念なのは、出来事をながめるように、国民が政治を「見て」いることです。関心は目前の損得ばかり。不平不満を言ったかと思えば、突然、熱狂したりして、自分たちが社会をつくる主体者であることを忘れかけています。一方、池田会長と松下氏は、“私たち一人一人が、つくりだす福祉”の大切さを説かれました。では、どうすれば実現できるのでしょう。ヒントは、みなさんの学会活動のなかにある、と私は見ています。
  
 〈青年世代〉
 私たちの学会活動は、“お節介”といわれることもありますが(笑)、「お元気ですか?」「最近どうですか?」と、周りの人にお声がけをする。困っている方がいれば、すぐに飛んでいく。縁したお一人お一人を徹底して大切にする実践です。

 
ソーシャルワーク

 〈井手教授〉
 そこです! みなさんは、あまり意識したことがないかもしれませんが、学会活動には「良いことをしています」「仏法を語っています」というレベルにとどまらない、人と人を結びつける「社会的な価値」があると思うんです。福祉の世界で求められていることは、みなさんの宗教活動と重なる部分がとても多い。みなさんは「ソーシャルワーク」(注)や「ソーシャルワーカー」という言葉を知っていますか?
  
 〈青年世代〉
 はい、井手先生の本(『ベーシックサービス』小学館、『ソーシャルワーカー』筑摩書房)にも詳しく書かれていました。ソーシャルワーカーは、国際的な定義によれば、社会福祉士や精神保健福祉士といった専門的な資格をもつ人のことを指し、一人一人がかかえている生きづらさを改善するために仕事をしている人たちのことであると理解しています。
  
 〈井手教授〉
 その通り。でもね、僕は生きづらさの解消が「資格をもっている人」に委ねられている現状に、やや違和感があるんです。考えてみてください。資格をもっている数少ない専門家だけで、一人一人のニーズを把握できますか。例えば、ひとり親家庭の子が「不登校」に苦しんでいて、親のネグレクト(育児放棄)が疑われたとします。この問題に対応するために、小・中学校にはスクールカウンセラーがいますが、人数は少なく、多くが非常勤で、子どもの悩みを聞く時間を十分に確保できない。スクールソーシャルワーカーも同じで、ネグレクトを解決するには、家庭のなかに入っていって、児童相談所や保健所、子ども家庭支援センターなどと連携しなければなりません。でも現実には人も時間も足りないんです。
  
 〈青年世代〉
 たしかに、個人や家庭によって困りごとは違うし、その原因もさまざまです。解決するには、近隣や地域といった網の目のような人と人のつながりと、その人のそばで寄り添い続けていくという、継続的な関わりが欠かせませんね。

井手教授の著書『ベーシックサービス』(小学館)
井手教授の著書『ベーシックサービス』(小学館)

 
 〈井手教授〉
 だれも孤立しないように、ケアし合う(=気にかけ合う)。問題を発見し、寄り添い、解決できない困りごとについては、活用できる制度や専門家につないでいく――そんな「接着剤」のような活動の集まりが、ソーシャルワークであり、その担い手がソーシャルワーカーだと思うのです。もうお気付きかもしれませんが、これって、創価学会のみなさんが日常的に実践されていることですよね。
  
 〈青年世代〉
 私の住んでいる地域に、お母さまが仕事で留守が多いため、おばあちゃんの介護をしているメンバーがいました。彼女は大学への通学を諦め、介護や家事に専念していたんです。
 私は女性部の先輩と共に、彼女とお母さまのもとに何度も足を運びました。どうすれば、彼女が家族を支えつつも、自分の人生を楽しんでいけるか――一緒に悩み、考えました。出会った時の彼女は「自分の人生」を諦めていましたが、対話を重ねる中で「私も自分の人生を歩みたい」と前向きな心に変わっていきました。
  
 〈井手教授〉
 それです。それこそ、まさに「ソーシャルワーク」そのものです。日本では、介護の専門職が家庭を訪問して、ヤングケアラーや引きこもりの実態を見つけて支援に動いても、それらは“報酬の対象外”となってしまいます。だから、善意ある現場の人たちは、どんどん“無償で”働くことになり、バーンアウト(熱心に仕事をしていた人が、突然やる気を失ってしまうこと)してしまう。みなさんの宗教的信念に基づく実践は、困っている人の支えになるだけでなく、現場で戦っている専門職の人たちの身体的・精神的な負担軽減にもつながっています。
  
 〈青年世代〉
 私の友人は、家族との関係に悩んでいました。ご両親が離婚して、再婚相手の方からも家を追い出され、居場所を失ってしまったんです。私は「彼女が心から安らげる“居場所”をつくれるように」と祈り、彼女を学会の会合に招待しました。初対面なのに、まるで家族を迎えるように歓迎してくれた学会員さんの姿に触れ、彼女も心から感動していました。
  
 〈井手教授〉
 私たちは「世の中」全体が変わってほしいと願います。でも、本当は、一人でいいんです。信じて寄り添ってくれる人がいてくれれば。「孤独」に震えなくてすむのですから。じつは、僕は不登校児だったんです。ある日、母と学校に呼び出され、先生たちから散々怒られたことがありました。母は、ずっとうなだれて話を聞いていたのですが、最後に声をしぼり出すようにこう言ったんです。「先生、申し訳ありません。でも、私は息子を信じています」って。どれほどうれしかったか。今でも涙が出ます。僕は決めたんです。母だけは泣かすまい、信じてくれた母のために、勉強だけは死ぬ気で頑張り抜こう、と。

参加者が熱心にメモをとる
参加者が熱心にメモをとる

 
 〈青年世代〉
 お母さまの深い愛情に感動しました。私も、ひとり親家庭で育ちました。経済的に大変ななか懸命に育ててくれた母への感謝は尽きません。私は小学生の頃、野球チームに入りたかったのですが、お金のことで母に負担をかけたくなくて、諦めました。そんな時、学会の少年少女部の合唱団に誘われ、練習に参加するようになりました。みんなと一緒に歌うことが楽しくて、気付いたら合唱が大好きになっていました。社会人になった今も、音楽隊の「しなの合唱団」で活動しています。東日本大震災や能登半島地震の被災地でも歌わせていただき、被災者のみなさんに喜んでいただけたことが忘れられません。「わずかでも力になれれば」と思って歌ったのですが、私の方が、被災者のみなさんの笑顔に元気をもらい、励まされました。
  
 〈井手教授〉
 どんな境遇にあっても「自分の居場所」が得られる。「だれかの居場所づくり」に関われる。「励ます人」と「励まされる人」に分かれるのではなく、「励まし合う」。お互いが「かけがえのない存在」だと認識し合う。それは、創価学会の良さであるのと同時に、ソーシャルワークの本質でもあります。みなさんの日頃の実践には、宗教的価値にとどまらない「社会的価値」がある。この実践が日本中、世界中に広がっているとすれば、すごいことです。みなさんは、まさに「身近を革命する人たち」だ。もっと自信と確信をもってほしい。

勉強会に参加した学会の青年世代らと井手教授が、記念のカメラに納まった(4月25日、世界聖教会館で)
勉強会に参加した学会の青年世代らと井手教授が、記念のカメラに納まった(4月25日、世界聖教会館で)
 
連帯を幾重にも

 〈青年世代〉
 私たちの学会活動が、そのまま地域・社会貢献になっているということを改めて実感し、ますます勇気が湧きました。地域社会のなかに「小さな連帯」を広げていくことが大切ですね。
  
 〈井手教授〉
 それだけではありません。みなさんの地域、身近な場所の連帯にくわえて、社会や国、世代間と、幾重にも連帯の波を広げていかなければ。哲学者ハンナ・アーレントは『人間の条件』のなかで、古代ローマでは「人と人の間にいること」は「生きる」ことと同義だったと言いました。私たちは物理的に生きていますが、社会的にも生きています。みなさんが声を上げ、だれもが医療や介護などのサービスを利用でき、安心して生きていける社会をつくってください。孤独に震えないように声をかけ続け、目の前の人の「居場所」をつくってください。一人一人が尊厳をもって社会に参加できる、そんな誇り高き国をつくってください。
  
 〈青年世代〉
 まさに『人生問答』のなかで、池田先生も「人間の無限の創造性を引きだしていく」社会をつくり上げることを提唱しています。励まし合いながら、地域へ社会へ未来へと「連帯」を広げていくことが、“一人一人が、つくり出す福祉”ということですね。
 福祉は決して政治が与えるものではない。私たち自身がつくり上げていくもの。私たちは、日々の活動を通して、この意識をさらに社会に広げたいと思います。
  
 〈井手教授〉
 これまでの社会保障は、マイナスの状態を“ゼロ”に戻すためのものでした。でも、みなさんのソーシャルワークは、それを超えている。社会への参画をうながし、「共に生きる」連帯を生み、ウェルビーイング(身体的、精神的、社会的に良好な状態。心身ともに満たされ、充実した状態)を高めようとする。マイナスをプラスに転じる「価値創造」の福祉。それは、これまでの常識を覆す、大逆転の発想です。私たちが社会をつくる「主体者」の自覚をもてれば、財政も、制度も、真に価値あるものとして、使いこなせるようになります。
 「そんなのきれいごとだよ」と笑う人がいるかもしれません。でも、笑わせておけばいいんです。学者が、宗教者が「きれいごと」を言わなければ、衰えゆくこの国の未来を、だれが変えられるのですか。私は、未来を生きる子どもたちが「生まれて良かった」と心から思える社会を、お金のためではなく、人生の充実や「生きがい」を感じられる社会を残して死にたい。私は、倒れるまで、いや、倒れてもなお、「きれいごと」を叫び続けます。みなさんと一緒に。
  
 〈青年世代〉
 私たちも、決して立ち止まりません。だれもが安心して生きられる社会、そして未来を必ずつくると決意しています。そのために、今、自分たちができることは何か、すべきことは何かを思索しながら、挑戦を続けていきます。地域社会のなかに創造性あふれる生き生きとした「主体者」の連帯を幾重にもつくり、広げていきます。
 

 注=2014年に採択されたソーシャルワーク専門職のグローバル定義には、次のようにある。ソーシャルワークは、社会の変化、開発、つながり、そして人々のエンパワーメントと解放、これらを促進するような、実践に基づいた専門職であり、学問分野である。ソーシャルワークの中心となるのは、社会正義、人権、集団的な責任、および多様性の尊重といった諸原則である。ソーシャルワーク、社会科学、人文学、そして地域や民族に固有の知からなる諸理論を土台としながら、暮らしの課題に取り組み、幸福や健康といったウェルビーイングを高めるべく、人々やさまざまな構造に働きかける。この定義は、各国および世界の各地域で拡張されうるものである。
 

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社会保障とは何か

2025年05月19日 14時43分14秒 | 社会・文化・政治・経済
 

 社会保障制度は、国民の「安心」や生活の「安定」を支えるセーフティネットです。

 「社会保険」、「社会福祉」、「公的扶助」、「保健医療・公衆衛生」からなり、子どもから子育て世代、お年寄りまで、全ての人々の生活を生涯にわたって支えるものです。
 社会保障制度は多岐にわたり、国のみならず都道府県や市町村など、様々な主体がそれぞれに役割を担い、連携しながら実施しています。











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お問い合わせ先

制度について

政策統括官(総合政策担当)付政策統括室

政策第一班

TEL:03-5253-1111


チェリスト 水谷川 優子さんがリサイタル

2025年05月19日 13時58分47秒 | 社会・文化・政治・経済

水谷川 優子(みやがわ ゆうこ、1968年昭和43年〉12月24日[1] - )は、日本チェリスト

音域の広さや音色の温かさから<人間の声に最も近い楽器>と言われるチェロで、歌うのよに、語るように演奏する。

「奏でる・唄う・語る」がテーマ。

「素晴らしい作曲家は言葉に逆わない」祖父(指揮者・作曲家の近衛秀麿さん)の言葉である。

「シューベルトにしてもシベリウスにしても、言葉に敬意を持って曲を書いているように感じます。だから、言葉を超えて、音だけで内容が伝わってくるのでしょう。

それをどこまで立体化することができるか―。書かれた言葉と違って、音で奏でられた瞬間から消えてしまうもですが、再現芸術家の役割として、作曲家や詩人が音や言葉で表現したものを感じて、音楽というかたちにしたい。それが今回の挑戦だと思っています」

リサイタルシリーズ6月5日午後7時から、上野の東京文化会館小ホールで開催。

略歴

作曲家水谷川忠俊の次女として東京都に生まれる。

指揮者である祖父の近衛秀麿の遺志により5歳からチェロを始め、桐朋学園女子高等学校音楽科卒業、同大学ディプロマコースを経て、ザルツブルク・モーツァルテウム音楽院首席卒業、同大学院修士修了マギスターの称号を得る。

同時期にローマサンタ・チェチーリア国立アカデミーのソリストコースにて研鑽を積みながらヨーロッパでの演奏活動を開始した。

いままでに勝田聡一松波恵子ハイディ・リチャウアー、故アルトゥーロ・ボヌッチ室内楽を故ハンス・ライグラフメナヘム・プレスラーハーゲン弦楽四重奏団の各氏に師事、故アレキサンダー・シュナイダーに招かれNYストリングセミナー参加。第 6 回東京国際室内楽コンクール優勝、併せて齋藤秀雄賞とアサヒビール賞受賞、イタリア・カラブリア芸術祭コンクール優勝、ピネローロ国際室内楽コンクール 2 位、バロックザール賞など多数受賞。

現在、日本とドイツに拠点を置いて各国でソリスト、室内楽奏者として活動中。

日本での「リサイタルシリーズ」は毎年オリジナリティーに溢れるプログラミングを披露し『日本人離れしたスケールの大きさが大きな魅力』(ぶらあぼ)『豊麗な美音や見事な運弓運指から生み出される朗々たるカンタービレ』(音楽の友)と高評されている。

邦楽をはじめとする異分野アーティストとのコラボレーションも多く、また「Trio SolLa(トリオ・ソラ)」メンバーとしても活動中。近年はアラブ諸国やシンガポールに招聘されオーケストラ協奏曲を共演、現地の音楽院でマスタークラスも行っている。これまでに伊勢神宮遷宮奉祝行事、熊野本宮大社御創建奉祝式年、京都・東寺にて開宗1200年記念弘法大師恩謝・世界平和祈願奉納演奏を行った。

活発なコンサート活動の傍らでライフワークとして少年院ホスピスなどへの施設訪問演奏、スペシャルオリンピックス日本・東京のチャリティコンサートのプロデューサーをつとめている。ユニークな活躍ぶりでラジオやテレビへのゲスト出演も多く、出演したNHK FM「長崎・祈りの音色」が第 73 回文化庁芸術祭にて優秀賞受賞、受賞理由のひとつにチェロ演奏が挙げられた。ソロCDは「勇気づけ、包んでくれるような暖かい音色」(東京新聞)「心をノックするチェロ」(毎日新聞)と評され、黒田亜樹ピアノ)と共演した最新アルバム「Black Swan〜ヴィラ=ロボス作品集」はNY Public Radio で月間ベスト新譜選出、各国のラジオ局で流れるなど好評を博している。[+ 1]

姉はヴァイオリニスト水谷川陽子、夫はフィンランド人でヴァイオリニストのマーク・ゴトーニ

学歴

[編集]

師事

チェロを勝田聡一、松波恵子菅野博文、ハイディー・リチャウアー、アルトゥーロ・ボヌッチに、室内楽をハーゲン弦楽四重奏団、ハンス・ライグラフ、ボザール・トリオのメヘナム・ブレスラーに師事[+ 1]

受賞歴

  • 第6回東京国際室内楽コンクール優勝、斉藤秀雄賞及びアサヒビール賞をあわせて受賞
  • イタリア・カラブリア芸術祭コンクール・チェロ部門第1位
  • ビネローロ国際室内楽コンクール第2位[+ 1]
  • 2008年度青山音楽財団バロックザール賞受賞 (テオフィルス・トリオ)

出演

  • 『プラチナファミリー:小泉孝太郎&高嶋ちさ子が華麗なる一家をのぞき見!』(2024年9月10日、テレビ朝日) - VTR出演[* 1][+ 2]

南海トラフ巨大地震

2025年05月19日 13時09分40秒 | 社会・文化・政治・経済

南海トラフ地震で想定される震度や津波の高さ

 政府の中央防災会議は、科学的に想定される最大クラスの南海トラフ地震(以下、「南海トラフ巨大地震」という)が発生した際の被害想定を実施しています。

 この被害想定(令和7年3月公表)によれば、南海トラフ巨大地震がひとたび発生すると、静岡県から宮崎県にかけての一部では震度7となる可能性があるほか、それに隣接する周辺の広い地域では震度6強から6弱の強い揺れになると想定されています。また、関東地方から九州地方にかけての太平洋沿岸の広い地域に10mを超える大津波の襲来が想定されています。

想定震度分布

南海トラフ巨大地震の震度分布
(強震波形4ケースと経験的手法の震度の最大値の分布)「南海トラフ巨大地震対策検討ワーキンググループ報告書説明資料」(中央防災会議, 2025)

想定津波高

南海トラフ巨大地震の津波高
(全割れ全11ケースの最大包絡の津波高(満潮位からの津波の高さ))「南海トラフ巨大地震対策検討ワーキンググループ報告書説明資料」(中央防災会議, 2025)

南海トラフ巨大地震の被害想定について(内閣府防災ホームページへ)

 なお、この被害想定は、発生過程に多様性がある南海トラフ地震の一つのケースとして整理されたものであり、実際にこの想定どおりの揺れや津波が発生するというものではありません。また、津波の到達予想時刻についても、気象庁が発表する津波警報等では海面が変化し始める時刻を到達予想時刻として発表しますので、被害想定における到達予想時刻と一致しないこともあります。南海トラフ巨大地震は、千年に一度あるいはそれよりも発生頻度が低く、次に発生する南海トラフ地震を予測したものではないことにも留意が必要です。

 南海トラフ地震への対策については、この地震による災害から国民の生命、身体及び財産を保護することを目的とした「南海トラフ地震に係る地震防災対策の推進に関する特別措置法」に基づき、被害想定の結果を踏まえて、南海トラフ地震が発生した場合に著しい地震災害が生ずるおそれがあるため、地震防災対策を推進する必要がある地域が「南海トラフ地震防災対策推進地域」に指定され、国、地方公共団体、関係事業者等の各主体がそれぞれの立場で、建物の耐震化やハザードマップの整備等のハード・ソフト両面からの総合的な地震防災対策を推進することとされています。

南海トラフ地震防災対策推進地域

南海トラフ地震防災対策推進地域
(緑色に塗られた領域、赤線で囲まれた領域は南海トラフ巨大地震の想定震源域、内閣府資料に一部加筆)

南海トラフ地震対策について(内閣府防災ホームページへ)

関連ページ

南海トラフ地震について
南海トラフ地震に関連する情報について
現在発表している情報と発表履歴
南海トラフ地震のメカニズム
「南海トラフ地震臨時情報」が発表されたときの防災対応
南海トラフ沿いの地震に関する評価検討会について


日本の平和貢献

2025年05月19日 13時04分48秒 | 社会・文化・政治・経済

日本の平和国家としての歩み

 日本は、戦後一貫して平和国家としての道を歩み、アジア太平洋地域や国際社会の平和と安定を実現してきています。日本の安全保障政策は、この歩みの延長上にあります。

人間の安全保障の理念に立脚した途上国への開発協力


© UNICEF

 日本は、人間の安全保障の理念に基づき、ミレニアム開発目標(MDGs)の達成に向けた努力を含め、日本らしい開発協力を実施しています。多くのアジア諸国は、こうした日本の協力も支えとなり、安定と経済成長を達成し、民主主義を実現してきました。

地球規模課題への取組


平成27年3月国連防災世界会議
ハイレベル・セグメントでスピーチする安倍総理
© 内閣広報室

 日本は、貧困、気候変動、地球環境問題、防災、水・衛生、保健、教育、農業、女性といった様々な地球規模課題に積極的に取り組んでいます。日本は、国際的なルールづくりを主導するとともに、途上国の能力構築支援などを通じ、地域及び国際社会の平和と繁栄に貢献しています。

軍縮・不拡散の取組


平成26年4月第8回NPDI 外相会合(広島):
原爆死没者慰霊碑の参拝・献花 於:平和記念公園

 日本は、「核兵器のない世界」の実現に向け、「軍縮・不拡散イニシアティブ(NPDI)」の主導、国連総会への核軍縮決議の提出、包括的核実験禁止条約(CTBT)等の発効に向けた働きかけなど、国際社会による核軍縮・不拡散の議論を主導しています。また核セキュリティ、小型武器を含む通常兵器の分野でも中心的な役割を果たしています。

自衛隊による貢献


フィリピンに派遣された国際緊急援助隊の活動
© 防衛省 統合幕僚監部

 日本の自衛隊は、1991年にペルシャ湾で機雷の掃海を行って以降、国際社会の平和を確保するために様々な貢献を行っています。
 国連PKO、国際緊急援助活動、インド洋上での補給支援活動、イラクでの人道復興支援活動はその一例です。近年では、アデン湾における海賊対処活動や2013年のフィリピン台風の際の1,100人規模の自衛隊員による救援活動などを行い、国際社会の信頼を得ています。


石川啄木館

2025年05月19日 12時58分55秒 | 社会・文化・政治・経済

石川啄木記念館

お知らせ

企画展情報

6/7(土)開催 2025啄木祭【4/17(木)~プレイガイド発売】
[期間]令和7年6月7日(土)

リニューアルオープン記念 第18回企画展「啄木いしぶみ紀行①ふるさとに建つ碑(いしぶみ)」
[期間]令和7年5月10日(土)~8月11日(月・祝)

【読み物】学芸員の部屋
[期間]

講座・ワークショップ

施設の基本情報

近代日本を代表する歌人の一人である石川啄木の故郷である渋民に、啄木の顕彰と資料収集、保存、情報提供を目的として1970年に開館しました。現在の記念館は、啄木がかつて理想の「家」を詩に託した白い西洋風の家をイメージし、生誕100年を記念して1986年に建てられました。

館内は、啄木文学の原点から終焉まで啄木の人生を直筆書簡、ノート、日誌のほか、遺品、写真パネル、映像等で紹介しています。敷地内には啄木が代用教員を務めた旧渋民尋常高等小学校や一家が間借りした旧齊藤家が移築されており、当時の雰囲気を今に伝えてくれます。また啄木と子供達のブロンズ像と岩手山の雄姿が来館者を温かく迎えてくれます。

※「石川啄木」の「啄」の表記について、本来は「」キバ付き(wikipedia参照)が正しい表記ですが、閲覧環境によって見え方が違う場合が想定されるため、当webサイト内では、「啄木」と表記しています。御了承下さい。

石川啄木記念館・盛岡市玉山歴史民俗資料館リーフレット(PDF)

【開館時間】
午前9時~午後5時(入館は16時30分まで)
【休館日】
令和7年4月13日(日)リニューアルオープン
開館・休館カレンダー(令和7年度)
〇リニュアルオープン後の休館日
 ⇒毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は翌平日)、12月29日~翌1月3日、5月27日(火)、9月30日(火)
【入館料】(※盛岡市玉山歴史民俗資料館は入館無料)
大人300円(団体20名様以上は1人につき240円)
高校生200円(団体20名様以上は1人につき160円)
小中学生100円(団体20名様以上は1人につき80円)
障がい者手帳をお持ちの方と付き添いの介護者、盛岡市に住所を有する小中学生と65歳以上の方は無料。
▼入館料には消費税10%を含みます。
【住所】
〒028-4132 岩手県盛岡市渋民字渋民9(地図・アクセス方法)
【電話・FAX番号】
TEL: 019-683-2315  FAX:019-683-3119

施設沿革

  • 建物規模 新館565m2、旧館123.7m2、旧斎藤家140m2、旧渋民尋常小学校139m2
  • 敷地面積 5,759m2
  • 開館年月日 昭和45年、現在の新館は昭和61年5月開設
  • 平成25年12月1日より指定管理者として、盛岡市文化振興事業団が管理

共通入館券販売中!

盛岡市先人記念館・原敬記念館・石川啄木記念館・盛岡てがみ館・子ども科学館・盛岡市遺跡の学び館・もりおか歴史文化館の7館で共通入館券を発売しています。
 ●4館共通入館券 650円 (7館のうちお好きな4館に入館できます)
 ●2館共通入館券 350円 (7館のうちお好きな2館に入館できます)
共通入館券は各館で購入できます(有効期間は発行日から1年間です)


映画 サイレント・フォールアウト

2025年05月19日 12時20分57秒 | 社会・文化・政治・経済

1950~60年代に米国ネバダ州で実施された核実験による米大陸の放射能汚染を追ったドキュメンタリー映画。放射能汚染の実態を調べるため、女性たちが始めた「乳歯プロジェクト」を中心に取材し、研究者や被ばく者ら30人にインタビューを敢行。これまで多くのアメリカ人が知らなかった放射能汚染の現実を伝える。

予告編を見る:

監督 :

原題:Silent Fallout

2023年 /日本 /81分

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SILENT FALLOUT PROJECT 〜伊東英朗監督「サイレントフォールアウト」公式サイト
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静寂の中にある真実
60年前、女性たちと歯の抜けた子どもたちが、放射能から北米大陸から守った
5歳のエリックが電話を出ると「ジョン・ケネディだけどお母さんはいるかな?」という声が…
爆心地からわずか80キロ。ラスベガスは、キノコ雲ショーに沸いた
被曝を証明するため集まった乳歯は32万本に及んだ
ハチミツから他の食品に比べ100倍の放射性物質が検出された
 
■ 作品概要
1951年からアメリカ国内で始まった大気圏内核実験は100回。核実験によって北米大陸全域が放射能汚染。汚染したミルクを飲んだ全米の子どもたちが被曝。立ち上がった女性たちの行動が、ケネディ大統領を動かし、ついに大気圏内核実験が中止された。アメリカ国内で行われた828回の地下核実験が、そのまま地上で行われていたら…北米大陸は死のエリアになっていたかもしれない。
女性たちと歯の抜けた子どもたちが、放射能から北米大陸を救った奇跡の物語(事実)。
 
タイトル : SILENT FALLOUT
監督 : 伊東英朗
ナレーション : アレック・ボールドウィン(英語版)、加藤登紀子(日本語版)
公開日 : 2023年3月31日(日本) 2023年10月1日(アメリカ)
尺 : 73分
配給 : 自主上映形式
 
■ ストーリー
映画は、5章で構成。
 
第1章 【核実験による明らかな大陸汚染】
映画は、北西部ソルトレイクシティに住むメアリー・ディクソンの証言から始まる。さらに大気圏内核実験が100回行われたネバダ核実験場の風下地域、アメリカ政府が被曝の事実を認め補償しているセントジョージ、シーダーシティの被害者が、被曝の実態を語る。
 
第2章 【放射性汚染は、北米大陸全域に広がっていた】
1951年から62年にかけ、核実験ツーリズムで賑わったラスベガスからわずか80キロにあるネバダ核実験場を中心に、北米大陸全域に放射性物質が広がっていた。アメリカ原子力委員会は、被曝の実態を克明に記録。委員会は当初からすべてを知っていた。

第3章 【子どもたちを被曝から守りたい。女性たちが行動に出る】
舞台はセントルイス。核実験によって子どもたちが被曝している噂を聞いた女性たちが立ち上がる。子どもたちの被曝を証明すれば、核実験を止められるかもしれない。鍵となったのは「抜け落ちた子どもの歯」だった。セントルイスでは乳歯を提供したかつての子どもたちが証言する。医師であり母親でもあるルイーズ・ライスたちは、32万本の乳歯を収集。
 
第4章 【北米大陸を救った知られざるヒーローたち】
ある日、当時5歳だったルイーズ・ライスの息子、エリックは、電話をとった。受話器から聞こえたのは「ジョン・ケネディだけど、お母さんはいるかな?」女性たちが集めた乳歯は、子どもたちの被曝を証明。そのことを聞いたケネディ大統領によってアメリカ国内の大気圏内核実験は中止。アメリカ大陸は、放射能から救われた。
 
第5章 【現在も続く放射能汚染、そして世界で起こっている被曝事件】
地質学者ジェームズ・カスティ教授は、北米大陸の現代のハチミツに核実験由来の放射性物質が存在することを証明。さらに北米大陸の放射能汚染は、国内の核実験だけではなかったと語る。太平洋で行われた100回以上の核実験によって被曝した日本のマグロ船乗組員、そして、核実験でモルモットにされたイギリス軍兵士が、証言。
 
■ 監督・伊東英朗からのコメント
「『SILENT FALLOUT』は、核保有国アメリカの人たちに向けて作った映画です。アメリカ政府は、アメリカ国民が被曝していることを知りながら核実験を続けました。しかし、アメリカ国民は自らの命と引き換えに核兵器をもっていることを知らされていません。アメリカに住む人は、被曝者です。そのことを自覚し、被曝者として当事者意識をもたなければなりません。世界で起こっている被害は、遠い話ではないのです。
アメリカ政府は、核兵器によってアメリカを守ると言いますが、それはアメリカ国民の犠牲の上にあるのです。政府の言う「アメリカ」とは、一体何なのか? そのことを議論してほしい。自らの命と引き換えに核兵器をもっていることを知った上で、世界中の人が、改めて、核兵器の必要性を議論してほしいのです。それが僕の願いです。
 
■ 見どころ
長期にわたる取材:2004年春、事件に出会って20年、積み重ねた取材をもとに描かれる事実。
多くの証言者と機密文書:アメリカ、イギリス、日本を取材、被曝者、研究者による証言、そして長年に渡って収集した数千ページにわたる機密文書によって証明される事実。
国際的な評価:ハンプトン国際映画祭、セントルイス国際映画祭など、29に及ぶ国際映画祭で受賞、公式上映。
豪華なナレーション:英語版はアレック・ボールドウィン、日本語版は加藤登紀子が担当。

お知らせ
自主上映はSCREENINGからお申し込みできます。

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SILENT FALLOUT

ハンプトン国際映画祭 (アメリカ) 公式上映
セントルイス国際映画祭 (アメリカ) 公式上映
ボストン ジャパン フィルムフェスティバル (アメリカ) 公式上映
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国際ウラン映画祭 (ブラジル、アメリカ) 最優秀ドキュメンタリー観客賞
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ARFF 国際月刊アラウンド国際映画祭 (スペイン) 月間賞 ARFF グローブ賞
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トロントドキュメンタリー 長編&短編映画祭 (カナダ) Best Story賞
ニューヨークシティ国際映画祭 (アメリカ) 公式上映
シアトル映画製作者賞(アメリカ) セミ・ファイナリスト
ローマ・プリズマ映画賞 (イタリア) Monthly Picks賞
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アリゾナ国際映画祭2024 (アメリカ) オフィシャルセレクション
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BLSTOFF(アメリカカリフォルニア) オフィシャルセレクション
ダブリン映画賞(アイルランド) セミファイナリスト
WILDsound Daily Festival(アメリカ)  ベストフューチャーフィルム
Houston Asian American & Pacific Islander Film Festival(アメリカ) オフィシャルセレクション
オークランド・フィルムフェスティバル(アメリカ) セミ・ファイナリスト
シアトル映画祭(アメリカ) オフィシャル・セレクション
イタリアのフェラーラ映画祭 ファイナリスト

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SILENT FALLOUT

映画へのメッセージ
アレック・ボールドウィン

映画「SILENT FALLOUT」ナレーションをしてくれているハリウッド映画界で活躍する俳優アレック・ボールドウィンさんからメッセージが届きました。

「私は、1990年初頭から原子力発電所に反対する活動をしてきました。その活動は、常に、映画やテレビの知的なプレゼンテーションによって支えられています。『SILENT FALLOUT』は、最も重要な問題に光を当てることができる強力な映画制作の優れた例です。」

 

ジョセフ・マンガーノ

放射線・公衆衛生プロジェクト(Radiation and Public HealthProject)のエグゼクティブ・ディレクターで、『Radioactive Baby Teeth』の著者でもある、ジョセフ・マンガーノ氏よりメッセージをいただきました。

「静かなる放射性降下物:乳歯が語る」は、冷戦期の乳歯に蓄積された原爆実験の放射性降下物に関する歴史的研究を扱った初の映画です。この歯の研究結果はジョン・F・ケネディ大統領と米国上院に伝えられ、地上核実験禁止条約の成立を早めるのに役立ちました。この条約は多くの命を救いました。

この映画は、科学者と市民が協力して公共政策を強化する能力を描いています。この映画は歴史としてだけでなく、核実験の現在および将来の健康への脅威を認識する上でも重要です。米国、ロシア、中国の関係悪化により、各国は現在、実験再開に向けて実験施設を準備中です。これは数十年ぶりの実験となります。

 

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投稿日3月 18, 2025
プロフィール

ドキュメンタリー映画監督/テレビディレクター 

 伊東英朗

1960年生まれ。幼稚園教諭から‘00年、テレビの世界に転じる。‘12年、‘15年、映画「X年後」シリーズを劇場公開。‘23年、映画「SILENT FALLOUT」を製作。国際ウラン映画祭(観客)、ハンプトン国際映画祭、セントルイス国際映画祭など、28の海外映画祭で評価。第71回芸術選奨 文部科学大臣賞、日本記者クラブ賞特別賞、ギャラクシー賞大賞、日本民間放送連盟賞最優秀賞などを受賞。著書に『放射線を浴びたX年後』(講談社)がある。

 


感想
放射能被害の広域、地球規模、長期化の恐ろしさを知りました。このような映画を日本の学校でも上映できるといいと思いました。


原発は日本の問題と思っていたけど、世界でも問題になっていること、苦しんでいる人がいることを知らず、原発の実験がこれほど行われていたとは知らなかった


ネバダやマーシャル諸島の汚染のことは何度か聞いていましたが、今回の映画で現実の深刻さを目の当たりにしてショックでした。アメリカでも日本でも多くの人に見てもらいたい説得力のある映画でした。


アメリカで被ばく問題と住民運動は全く知らなかった。知らないことが一番の問題だと感じた。


アメリカでも日本でも何の問題でも政府との闘いは長いなと思いました。
ソルトレイクシティの女性が死亡率の記事を集めていた場所を指して、「いっぱいあったのよ、でも憂鬱になってしまって」といった事を言ったのが印象的でした。子供の頃に周りにいた人たちがどんどん若くして亡くなって行く喪失感やなんで、という思いや色々つらい思いが積み重なって行ったんですね。


放射線のもたらすもの、を知らせる。このドキュメンタリー映像に感銘を受けました。知らない事のこわさ。
アメリカだけの問題ではない全人類に関わる事。あらためて考えさせられる事ばかりでした。
このような作品をありがとうございました。ショッキングな事ばかりですが自分事として考えていきたいです。

 

 

 

 

 


関係者が語る 私が見た公明党(下)

2025年05月17日 11時20分21秒 | 社会・文化・政治・経済

2020年11月13日

■ひとり親支援拡充■

困難抱える人 見逃さない情熱

公益財団法人「あすのば」代表理事 小河光治 氏

子どもの貧困の解決をめざし、「あすのば」は調査・提言や支援活動を続けています。公明党との関わりで最も印象に残っていることは、今年度から適用が始まった未婚のひとり親への寡婦(寡夫)控除です。

死別や離婚で、ひとり親となった家庭を対象とする所得税の優遇制度は当初、未婚は対象外でした。私たちは子どもの貧困を改善する観点から未婚も対象に加えるよう求めていました。

公明党が与党の税制調査会で粘り強く主張を続ける中、伝統的家族観を重視する自民党にも賛同が広がり、昨年末、未婚のひとり親へ適用が決まりました。「自分の存在を社会が認めてくれた」――。未婚のひとり親家庭の尊厳を守る結果となり喜び合いました。

手帳1ページ目 覚悟記した議員

公明党の議員からは「困難を抱えている人を救っていく」という熱い思いを感じます。交渉の矢面に立った国会議員は、自身の手帳の1ページ目に「未婚のひとり親税制」と書き、「今年こそ必ず決める」覚悟で臨んだと聞きました。そこまで本気で動いてくれていると、思わず目頭が熱くなったことを覚えています。

コロナ禍で経済的に困窮するひとり親家庭に1世帯5万円の臨時特別給付金が決定した時も、公明党の国会議員が丁寧に私たちの話を聞き、政府側と断続的な交渉をしてくれました。

各自治体の地方議員が未婚のひとり親の寡夫控除の「みなし適用」を広げてくれたように、良い事例を縦横に展開できるネットワークも公明党の魅力です。

分け隔てなく皆に光当てる 

私が強く感じている日本の課題は、支援の“崖”が多いことです。例えば「対象は住民税非課税世帯」といった区切りは典型的ですが、少しでも超えると支援から外れてしまう。支援対象となることで偏見や差別も生じやすくなります。崖を“スロープ”にするために一番いいのは全員に分け隔てなく光を当てることです。その意味で全国民への1人10万円の特別定額給付金は高く評価しています。

豊かとされる日本で、子どもの貧困率は7人に1人。自己責任論が根強く、困窮家庭への公的支援は十分とはいえません。しかし将来の日本を支えていくのは彼らです。

引き続き公明党には、どんな境遇の子どもであっても、社会全体で支える方向へ変革する先駆者であってもらいたい。勇敢に子どもたちの未来を切り開いてほしいと願っています。

■若年女性サポート■
他者の痛み“自分ごと”で行動

BONDプロジェクト代表 橘ジュン 氏

私たちは11年前から、貧困やDV(家庭内暴力)、性被害など、さまざまな原因で生きづらさを抱える10代、20代の女性を支える活動をしています。人生に絶望し、居場所を失って街をさまよう少女との出会いが活動の原点です。放っておけない、その一心で、手探りの状態から活動を始めて今に至ります。

4年前、公明党の地方議員を通じて初めて会った党の女性国会議員は、私たちの思いをすぐ理解してくれました。「目の前で困っている、その子を救いたいんですよね。一緒に考えましょう」と言ってくれたのです。他者の痛みを“自分ごと”として考え、分かってくれる人がいるのだと感動しました。

彼女変えた本気の言葉

現場の声を聴き、的確に考えてくれるリーダーが私たちには必要です。同情を寄せる人はたくさんいますが、公明党は行動に移します。政治の光が当たらない課題の実情を分かってくれているから、支援のあり方が大きく変わります。

家出した先で、友達の母親から売春を強要されていた未成年の女の子を保護した時のことです。彼女は最初、「嫌だけど、援助交際している」程度の説明しかできませんでした。よくよく話を聞くと、事態はもっと深刻でした。支援の現場では、当事者に直接会わなければ分からないことが多々あります。

私は公明党の女性国会議員に、彼女から直接話を聞いてもらいました。女の子に「信頼できる大人が、あなたの話を聞いてくれる」と知ってほしかったからです。議員は親身になって耳を傾け、「あなたは悪くない」と優しく声を掛けてくれました。

その思いが伝わり、彼女も心を開いて自分の気持ちを話してくれました。その後、彼女は自らの判断で親元に戻ります。本気で話を聞いてくれた議員と出会い、決断できたのです。

求めた施策 国の事業に

私たちが取り組む若年女性への夜間見回り型の支援や、居場所の確保などは、公明党の尽力で国のモデル事業になりました。東京都の施策は都議会公明党がバッチリ後押ししてくれました。SNS(会員制交流サイト)を活用した国の自殺防止対策も推進しています。公明党の議員は自分の実績と言わないので、陰で頑張ってくれたことを、後で知ることが多いです。

公明党は議員同士の団結が固く、人との出会いを大切にし、必ず行動で応えてくれます。これって、すごく難しいことです。弱い立場の人のために、これからも力を貸してほしいです。


私が知る公明党

2025年05月17日 11時11分18秒 | 社会・文化・政治・経済

私が知る公明党=上 公明新聞2025/04/30 3面より

未分類 / 2025年4月30日

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私が知る公明党=上
公明新聞2025/04/30 3面より

 立党精神「大衆とともに」を貫く公明党は、人々のさまざまな悩みや課題に向き合い、その解決に力を尽くしてきました。各分野の関係者が見てきた公明党の議員像などを証言してもらいました。(上中下3回で随時連載)

■日本病院前救急診療医学会理事長 今明秀氏

■(ドクターヘリ)“夢”にも思えた全国配備が実現。命を救うため、公明は滅私奉公で働いてくれる

 医師らが搭乗し傷病者の元へ急行するドクターヘリは、救命率を大いに高めます。しかし、2001年度に日本で本格運航が始まった当時、導入自治体はまだ5県。「欧州では普及しているのに…」。救急医として焦りを感じていました。

 そんな中、公明党が03年の衆院選の政策で“ヘリの全国配備”を掲げたことを知り、非常に驚きました。ただ、自治体の財政負担の重さなど、多くの課題があり、まるで“夢”のような構想にも思えました。

 翌04年、私は青森県八戸市立市民病院の救命救急センター所長に就任し、県内にヘリ導入をめざす活動を始めました。そこで強い“追い風”になったのが、公明党が尽力して07年に制定された特別措置法でした。

 国の財政支援を強化する法律です。その制定前後から、公明党の国会議員は私と意見交換を重ねてくれ、地元県議も強力に応援してくれました。その結果、09年3月、同病院で県内初の運航事業を開始できました。

 他の都道府県でも、公明議員はヘリ導入を積極的に後押ししてくれました。公明党は、目標の達成に向け議員がチーム力を発揮できるのが素晴らしい。約20年かかりましたが、現在、全都道府県に57機配備され、“夢”が形になりました。

■大都市では「カー」も

 一方、大都市部などは着陸地点が限られ、ヘリの有効性が生かし切れません。医師が車両に乗るドクターカーの活用が有効で、その支援拡充へ公明議員が国を動かそうとしてくれています。命を救うという「公」のため、公明党は「滅私奉公」で働いてくれている印象を強く受けます。

■全国夜間中学校研究会事務局長 竹島章好氏

■(夜間中学)公明議員はよく現場に足を運び、生徒たちに寄り添い、熱心に応援してくれている

 2020年の国勢調査で国内には何らかの事情で義務教育を修了していない人は約90万人おり、このうち約9万人が小学校を卒業できていないことが分かっています。さまざまな理由で学校に通えなかった人や不登校になった人、母国で十分に教育を受けられなかった人たちに、学齢を超えても義務教育を保障するのが夜間中学です。夜間中学を経て高校、大学への進学や就職を果たしたり、学び直しに喜びを見いだす人は少なくありません。

 私たち夜間中学の教員でつくる全国夜間中学校研究会は、教育研究活動とともに、「全ての人に義務教育を」と全国への夜間中学の設置を求めてきました。

■62校までに倍増

 大きく環境が変わったのは16年。公明党を含む超党派の夜間中学等義務教育拡充議員連盟の尽力により、長年求めていた夜間中学の設置などを自治体の責務とする「教育機会確保法」(議員立法)が制定されたことでした。さらに21年1月、公明議員の国会質問に対して菅義偉首相(当時)が「今後5年間で全ての都道府県、政令市に夜間中学校が少なくとも一つ設置されることをめざす」と答弁。国や自治体の動きが加速し、15年に全国で31校だった夜間中学校数は現在、41都道府県・政令市62校までに倍増しました。ただ、いまだに夜間中学の存在や実情は社会で十分知られていません。

 超党派議連の中で公明議員はよく現場に足を運び、さまざまな人生を歩んできた生徒一人一人の声に耳を傾け、寄り添って熱心に応援してくれています。

 夜間中学の設置状況は地域差が大きく、全ての地域で学び直しができる状況ではありません。今後も基本的人権の「義務教育を受ける権利」の保障へ、さらなる議論を期待しています。

 

私が知る公明党

2025年05月17日 11時08分57秒 | 社会・文化・政治・経済

2025年5月8日

私が知る公明党(中)

 

各分野の関係者が見てきた公明党の議員像などの証言を掲載する「私が知る公明党」。今回は、「困窮者らの支援」と低出生体重児の発達を記録できる「リトルベビーハンドブック」についてです。

困窮者らの支援

■認定NPO法人自立生活サポートセンター・もやい理事長 大西連氏
社会福祉の充実へ、現場の声聴き、力を尽くす公明が与党にいる心強さは圧倒的

「もやい」は20年ほど前から、生活に困窮する人、社会から孤立する人らの支援に取り組んでいます。公明党には地方議員も含めて、社会福祉や社会保障に関心が深い議員が多く、フットワークがとても軽い。現場に足を運ぶだけでなく、東京都庁下での食料品配布などボランティア活動にも参加してくれています。

公明党は私たちの声を聴きながら、「孤独・孤立」の問題に国として恒久的に取り組むための「対策推進法」や、食品を困窮者に届けるフードバンクの支援も掲げた「食品ロス削減推進法」などを実現してくれました。さまざまな政策課題について私たちの意見を聴き、政府につないでくれることも少なくありません。

そうした中で感じるのが、公明党が与党であることの大きさです。与党にいながら、自民党とは違う立ち位置にいて、社会福祉の充実といったリベラルな政策の実現に力を尽くし、われわれの活動と対極にあるような政策には“ブレーキ役”を果たす。現場の声をよく聴いて発信し、政府や自民党に働き掛ける。そんな公明党が与党にいる心強さは、圧倒的だと思います。国会議員に加えて、地域に地方議員がいて、互いにつながるネットワークがよく機能していることも、他党にない強みだと感じます。

■合意つくる“ハブ”役

超党派で政策課題に取り組もうとする際、公明議員が、合意をつくり、具体的に前進させる“ハブ(軸)”の役割を担ってくれることが多くあります。国内外で“分断”をあおるような風潮が強くなる中、“二項対立”に陥って政策決定が危ぶまれる状況も懸念されるときだからこそ、公明党には、困っている人の側に立ちながら、合意を形成していく役割を今後も担っていくことを期待しています。

リトルベビーハンドブック

■国際母子手帳委員会事務局長 板東あけみ氏
地域を越えた議員同士の強力な連携が作成の動きを全国へと広げる大きな力に

国際母子手帳委員会は「誰一人取り残さない」母子健康手帳の実現をめざし活動しています。日本では近年、医療の進歩などを背景に、500グラム未満で生まれても救命できるケースが60%を超えるまでになっています。昨年度末までの母子健康手帳では成長曲線の体重の最低が1000グラムで、それ以下の体重では傷つく母親もいました。なお、今年度からは成長曲線の体重の最低が0グラムとなりました。

私は当事者の母親と一緒に、各地の自治体に母子健康手帳を補填するリトルべビーハンドブック作成を働き掛けてきました。その際、党派のこだわりなく、子育て支援に熱心な議員を探していくと、結果的に公明議員に行き着くことが多かったというのが率直な実感です。

■全都道府県で運用

昨年度末には全都道府県で運用されるまでに広がりましたが、多くのところで公明議員が力を貸して下さいました。公明議員は私たちの思いをくみ取りながら一生懸命、議会で質問して、行政にも働き掛けて下さるので、頼りになります。何より特長と言えるのが、全国の公明議員同士の強力な連携です。ハンドブック作成の動きを全国に広げる大きな力になりました。

例えば、当事者団体のない和歌山県での作成をどうしようかと悩んでいたところ、奈良県の公明議員が和歌山の公明議員を紹介してくれ、突破口が開かれたということがありました。また、国会でも公明議員が地方での取り組みを踏まえて質問し、国庫補助による作成への支援に国が動くことになりました。

リトルベビーハンドブック作成は“ゴール”でなく、母親たちの悩みや課題を解決していく“出発点”です。すでに各地の公明議員も尽力し、授乳室でも搾乳しやすい環境づくりが各地で進み始めていますが、今後も公明党には安心の子育てのために力を貸していただきたいです。