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創作 見えない部分 1)

2025年07月11日 03時36分28秒 | 創作欄

「君には、見えない部分があるんだ。それは何なのだろうね?」信仰する宗教の地区幹部は見据えて呟いた。

東康太は、死期を迎えや母親の願いに応えて、いわゆる宗教2世の一人となったのである。

母の峰子と妻の亜希の確執から実家を離れ、5年の歳月が流れていた。

正確に言えば、妻の実家の大野家と東家の確執だったのだ。

「真面目な男に見えた、あの息子はギャンブル狂いとはな」大野家の長男幸一は呆れかえっていた」

「そうね、峰子さんに私は騙されたのね」峰子と亜希の母親の夏江は町内会婦人の部長と副部長の間柄であった。

二人は気が合っていた。

「峰子さんとは、親戚の間柄になりたいわね」夏江が望んでそれが現実となった。

康太30歳、亜希26歳は見合い結婚に至る。

皮肉なことに、仲人の信用組合専務理事の野田一郎は突然自殺して、急遽、市会議員の秋山孝蔵が結婚式の仲人となる。

それが、二人の結婚に影を落とした。

結婚は10月の秋と決まっていたのであるが、大野家の次男の幸作の結婚が突然、破談となったのだ。

次男の結婚相手が、妊娠していたのである。

「結婚するまで、ダメよ」と性交を拒んでいた幸作の結婚相手は、勤務先の上司と不倫関係にあったことが判明した。

幸作の8月の結婚式場が、康太、亜希に急遽繰り上がるのだ。

昔気質で大野家に家長を自認する幸一の鶴の一声だった。

「俺の親友の親父さんが経営する結婚式場の面子を潰せないので、お前たち結婚式を早めろいいな」

康太、亜希はそれに従った。

 

 

 


西豪志の思い出

2025年05月09日 17時27分01秒 | 創作欄

西豪志は、伝説のギャンブラーの一人であった。

彼は元は、防衛大学を出て自衛隊の幹部からある医療関係の団体の事務局長になっていた。

我々、医療関係の専門紙誌の記者たちと交流する機会があり、時には麻雀をやっていた。

ある時は、温泉地での会合があり、翌日は近隣の伊東競輪へ我々は、西事務局長に誘われて同行した。

我々にとっては、初めての競輪であったのだ。

我々は、競輪のルールさえ、わけがわからず100円単位で車券を買っていた。

だが、西事務局長は驚くことに、5000円単位で車券を買っていたのである。

そして、的中した車券の払い戻しは100万円以上で3個の帯付きであったのだ。

皆、度肝を抜かれた。

そして、夜の銀座のクラブへ我々を誘った。

彼は、美声でフランク永井の歌をバンドをバックに歌った。

美声のはずだった西事務局長は高校時代には、合唱団でバリトンのパートで喉を鍛えていたのであったのだ。

西事務局長は、ある日の大井競馬では2000万円を超える馬券をゲットしたこともあった。

だが、彼の死は49歳の秋に突然、心筋梗塞によって訪れたのだ。

あと7日で、50歳の誕生日を迎えるはずだった。

フランク永井の歌を聴きながら、我々は彼の死を偲んだ。

 

 

 

 

 


あの頃の日記が残されていた

2025年04月29日 21時34分25秒 | 創作欄

11月退社という、シナリの終章が決まっている。

今日は9月で、10月、11月が残されている。

その結果が、最悪である。

酒浸りの日々となる。

その酒で、妻にも愚痴や嫌味を言われている。

暗澹たる気分で、食事もとらず床で横になっている。

1日休み、2日目は・・・・このままズルズルと、家に居ついたしまうような後ろ向きの気分となる。

出社拒否になる人の気持ちが分かった。

しかし、家にいて妻の陰鬱な顔を見ると、一層気分がすぐれないと、ワイシャツを着る。

髭も剃り、歯を磨く。

犯罪に巻き込まれ息子のことも気を重くする。

仕事らしい仕事のない社へ出社する虚しさ。

暇にまかせ、雑誌や新聞を読むが上の空である。

心の充実、満足感がなく、気持ちで負けてしまう。

仕事のラインから外され、数か月も記事の一行も書くことができないのはとても辛い。


命の恩人

2025年03月20日 19時02分47秒 | 創作欄

私はあの日、白山通りで命を失っていたかもしれない。

その人が居なければ・・・

それなのに、命の恩人に対しても、暴言を浴びせていたそうだ。

その命の危機に対してさえも、記憶は完全なまでに飛んでしまうほど、私自身は非現実の世界に彷徨っていたそうだ。

そして、「どれだけ、酒を飲んだんだ」と警察官に問われ、諭されたあ挙句にパトカーに乗せられて自宅まで送られる。

だが、その記憶さえも、翌日の午前1時まで完全に飛んでいた。

確かな記憶では、宮ちゃんの家で秋田の名酒をコップで3杯飲んだ。

その日の懇談は、午後1時から約1時間だった。

その後は、決まりのコースの取手競輪場へ向かい、食堂の「さかえや」でビール2本と日本酒1合。

さらに、カラオケの「ハーモニー」へ。

だが、その後の記憶を完全に失うのだ。

「酒に、何かの薬が?!が・・・」酒乱人間の被害妄想に、他人は皆さん呆れたそうだ。

 

 


創作の原点

2025年03月20日 02時02分51秒 | 創作欄

もう、何も記すことはない―と思う日々である。

常に、誰かを恋していた。

だが、そんな感情からほとんで無縁になっていく。

相変わらず、酒に浸る日々であり、同時に競輪にほとんど埋没している。

つまり、「利根輪太郎」の生活を継続しているのである。

友人たちには、そんな「利根輪太郎」のリアルな生活は全く明かしていない。

言わば、彼にとっては2重生活を生きているのである。

さらには、ネットの生活もある。

その虚構とも言える世界の新たな空間に、<新たな女性の姿>が怪しげに、魅惑的浮き彫りとなる。

 

 

 

 


創作 あの人が?!

2025年03月15日 03時24分08秒 | 創作欄

泥酔していたとは言え、徹の記憶は飛んでしまったのだ。

彼は、新聞記事やテレビ報道でこれまで何度も犯罪被疑者の言い訳に「馬鹿な弁明」「身勝手な言い訳」だと冷笑してきた。

だが、自らが犯罪被疑者の立場になった時、言い知れぬ啓示を受けたように慄然とした。

酒は、酒には「魔物」が潜んでいたことを、改めて思い知らされたのだ。

何故、「あの人が?!」足立徹の脇には彼が恋する野村由紀が佇んでいた。

そして、駐車場の元で彼の脇に倒れていたのは、見ず知らずの若い女性であり、コンビニエンスストアの客たちがその場を驚愕して見つめていた。

彼は間もなく到着した警官たちに詰問されていた。

「お前の犯行か?」

その時に、倒れていた女は、何事もなかったように起き上がる。

そして、笑顔となり「ご迷惑をおかけしました。私は突然、倒れるのが性分、病状なのです」と明言する。

その人とコンビニエンスストアの出口で接触した徹は未だに泥酔状態だった。

彼は、近くの精神科病院に勤務する「あの人」にスマートフォンで緊急の連絡をしていたのだ。

「何かあったら、私に連絡してね」彼が密かに恋する看護師であった。

 

 


創作 死を選ぶ

2025年02月02日 23時01分13秒 | 創作欄

人はなぜ、自ら死を選ぶのか?

伯父の死が徹の拘りの元凶とも言えた。

伯父は、愛した人が他の男を愛して結婚したことが許せぜ、包丁で愛した人の心臓をめがけて刺殺し、その直後に自らの首を切り自死する。

小学生4年生であった徹は深い衝撃を受けた。

伯父の深山明人は当時20代の後半であり、小説家を目指していたんのだが、才能が結実することはなかった。

徹は伯父が遺した本を読んだのは高校生の時であった。

その小説は、太宰治の本をはじめ、坂口安吾、織田作之助、檀一雄などの無頼派の作家の作品であった。

そして、詩作に目覚めたのは、高校の国語教師の峰昭信の影響であった。

20代後半の彼は授業のなかで詩を感情を込めて多感までに朗読する。

徹はその声の匠さに惚れ込む。

将来は声優かアナウンサーになりたいと徹は傾倒していく。

実際、徹はソプラノ歌手を目指していた姉に似て美声だった。

だが、徹は挫折する。

突然の姉の自死に打ちのめされ、高校を2年で中退し、母の故郷で田舎暮らしとなったのだ。

人生をがらりと、100度まで変えてしまう元凶は如何ともしがたかったのだ。

将来を絶望し、母の故郷の群馬の利根川に身を投げた17歳の徹は、死にきれなかった。

彼は皮肉にも体操と水泳で高校時代に花形選手の一人でもあった。

元凶」には、「悪事原因となった中心人物

悪いこと発生している根本的な原因」という意味がある

元凶」の「元」訓読みで「もと」、「凶」は訓読みで「わざわ(い)」「わる(い)」というように読む。

すなわち、悪いことの元となるので、「元凶」は「悪いことが起こる原因」という意味になる。

漢字の成り立ちから、「元凶」は何か良くないことや悪いことを表す言葉と言える


早く死んでくれ

2025年01月30日 21時08分41秒 | 創作欄

息子の一人に言われたのは、10年前であろうか?

開き直っている父親の裕二は意に介さない。

原因は、息子が眠るベッドの布団の裏に保管していた、現金3万円を盗んで、取手競輪で使い込んでしまったことだ。

息子の怒りを収めるために、家人の秋子が息子に3万円を返すのだ。

実は、その息子は兄にパチンコで30万円の貸しがあった。

「おい、いつまで、借金を返すんだ」長男は次男を責める。

母親は、暴力沙汰になることを懸念して、次男の30万円の貸りた金を肩代わりして補填するのだ。

幸いなのは、その後に二人の息子がパチンコから、完全に卒業したことだ。

だが、父親は未だに、競輪から卒業できないことだ。


創作 心の原点 

2025年01月20日 01時03分46秒 | 創作欄

「死の予感」あの予感は、そもそも何であったのか?

21歳の昭が、後年も思い起こすのである。

密かに愛していた、秋田峰子が、自死した時の衝撃は忘れらない。

昭の従姉夫婦が経営していた浅間牧場のレストランは、夕陽のなかで黄昏ていた。

「とても、いい雰囲気になったのね」峰子は、昭に身を寄せて、長い髪を左指で撫でるようにしていた。

「長い髪がいいね」昭は出会いの日に言っていた。

「この、髪切ろうしている」峰子は、山荘の窓の外に映じる浅間山の丸い峯に目を向けた。

「私は、ウソがつけないの。好きな人ができたの」峰子は目を見開き、戸惑うことなく昭に告げた。

昭は、幼いころに憧れ従姉の朝子に面影が似た峰子を失うこことなる。

「愛、恋」は昭にとっては、近く、遠いものとして去っていく。

「人はなぜ自死するの?」昭の問は人生の命題ともなる。

 


創作 心の原点 6)

2025年01月15日 05時07分20秒 | 創作欄

生きことは、人の死にも遭遇することである。

57歳の母の死。その母を裏切った父親の死。

36歳の友人の死、彼は真冬も半袖姿だった。

三島由紀夫に心酔していた友人の能美孝雄はボディビルで体を鍛えていた。

その彼がジョギング中に心筋梗塞で急死する。

友人たちは「能美は死に向かって、走っていたんだな」と通夜の席で言うのだ。

昭は能美の死に顔を確りと目に留めた。

「死の顔を見るのはダメだ」とお棺に近づかない友人もいたが、昭は躊躇することなく、多くの「死に顔」に接してきた。

母親を裏切った父親の「死に顔」が、眠るように穏やかであったことに、昭は言い知れぬ感慨に陥った。

そして、一人娘を残して34歳で行ったと桜山愛の死にも遭遇する。

「私の体を知っている男ね。共白髪まで生きるのね」彼女は昭に抱かれた東京・目黒の下宿先の4畳半の愛の部屋で言う。

愛は妻以外に深い関係になった唯一の人だった。

だが、人妻になった桜山愛の「死に顔」に接することができなかっことがいつまでも残る悔いでもあった。

 

 

 

 


創作 心の原点 5)

2025年01月13日 05時40分03秒 | 創作欄

佐野昭は35 歳になっていた。

息子の誕生を期待していたのに、結果として3女の父親となる。

妻は4人姉妹の末娘であり、女系の血筋であったのだ。

佐野家も途絶えるかと思うのだが、残したいほどの血筋でもない。

昭が勤務する出版社の社長小倉隆治は52歳の若さで心筋梗塞で亡くなる。

酒を飲まないし、タバコの煙を忌み嫌う人であった。

健康に気をつかい、スイミングクラブにも定期的に行っていたのだが、皮肉な結果となる。

葬儀は家族葬で執り行われ、「偲ぶ会」が昭が勤務する出版社の近くの銀座のホテルで開かれた。

昭は自ら挨拶をして回り、多くの人と名刺交換をする。

その流儀が、言わば彼の習性でもあった。

つまり、人脈を増やして、情報源を広げる意図なのだ。

その中に、亡き小倉社長の読売新聞時代の同僚であった峯田直人が居た。

競馬談議となる。

「小倉君には、競馬情報で儲けさせてもらったけど、損もさせられた」と日本酒を飲む峯田は高笑いをする。

「私も同じです」昭も笑い日本酒をあおる。

明日は競馬の春の天皇賞であった。

峯田は京都淀の京都競馬まで行くと言う。

昭は小倉社長と何度か行っていた。

1回目は「社員旅行」の名目だったのだ。

当然、競馬とは無縁の女性社員も旅行に同行する。

京都競馬場は京阪電鉄淀駅下車徒歩2分と近い。

 

 

 


創作 心の原点 4)

2025年01月11日 05時30分52秒 | 創作欄

佐野昭は、競馬にのめり込んだことを契機に、インサイダー取引にも加担することなるのだ。

昭は、勤務する出版社の社長小倉隆治の指示で、毎日、東京証券取引所へ通うこととなる。

皮肉にも、昭が最初に勤務した新聞社で担当したのが、株式の分野だった。

それは、言わば無機質な数字を追う日々であり、嫌気がさすばかりで仕事そのものにウンザリする。

昭が大学時代にのめり込んだ文学における「人間の心の機微」とは真逆の経済・金銭の世界であり、嫌気が差す。

昭は、インサイダー取引に加担したことで、競馬資金を得ることになる。

昭の情報によって、数千万円もの利益を得た経営者もいた。

経済専門の雑誌の編集者の昭は、夜の銀座や赤坂のナイトクラブでの接待を受け、帰りはハイヤーで自宅の千葉県柏まで送られる。

クラブを出る際には10万円入りの封筒を毎回のように手渡される。

その金の一部を妻に渡すことは一度もなかった。

妻は30歳の時に新宿の歌舞伎町で出会い深い中となった女だった。

妻の美香は6歳年下であり、偶然にも越後湯沢の隣町の生まれだった。

 

インサイダー取引とは、金融商品取引法166条以下の定めにおいて禁止されている不正な株式売買を指します
「インサイダー」は英語で「insider」と表記され、和訳すると「内部の人」や「社員」「会員」といった意味を持つため「内部者取引」とも呼びます。

上場会社の役員や従業員は職務を通じて、一般の投資家が知り得ない有益な情報の入手することができます。
この情報を入手できる一部の人物だけが、その情報を利用して、抜け駆け的に証券取引などを行って利益を得ようとすると、証券市場の信頼性は損なわれてしまいます。
したがって、金融商品取引法では、「上場会社の関係者などが職務や地位によって知り得た未公表の重要情報を利用して、自社株などを売買して、自己の利益を図ること」を、厳しく禁じているのです。

 


創作 心の原点 3)

2025年01月09日 20時16分05秒 | 創作欄

28歳の佐野昭は、経済関係の月刊誌の編集者になっていた。

その出版社の社長小倉隆治は、元読売新聞の記者であり、マスコミに深い人脈があった。

スポーツ新聞の競馬担当記者や、競馬好きな作家たちとの交流もあった。

競馬の馬を数頭持っていて、馬主仲間と銀座のクラブに通っていたが、酒は飲まなかった。

「酒はダメだ。口を付けただけで気分が悪くなる。オヤジも同じだった」

「佐野、俺の代わりに飲め」と同行した昭にグラスを回す。  

そして、昭は社内で唯一社長から競馬に誘われる。

馬主仲間の情報は、真に信頼できるのかどうか?!

昭は、暮れのボーナスをもらった後であり、「馬主情報」に乗ってしまう。

だが、その肝心な馬は3着となる。

「佐野、惜しかったな。新年の競馬で取りもどそう」

昭は50万円を失い、社長は300万円も失うが「これも、競馬だな」と余裕を失わず薄らに笑っていたのである。

 

 


創作 心の原点 2)

2025年01月07日 00時39分25秒 | 創作欄

佐野昭は、26歳まで酒を飲まなかった。
そして、タバコも吸わなかったのであるが、それは酒乱であった父親孝蔵への憎しみの反映でもあった。
昭は、大学時代に交友に誘われたが、麻雀にも加わることが無かったのである。
それも、麻雀に明け暮れ、競馬競輪、競輪好きの父親への強い反発の表れでもあった。
越後湯沢の旅館2代目の父親は、女好きであり愛人となった仲居の木村愛と新潟へ度々行っていたのだ。
それは、新潟競馬や弥彦競輪が主な目的だった。
母親の美祢は、粗暴な夫から度々暴力を振るわれていて、仲居の木村愛の存在を黙認されいた。
だが、借金を重ねて新潟の暴力団員に追われた挙句に、父親は木村愛とともに家を出て行くここになる。
結局、湯沢の伝統ある旅館は、金融機関の斡旋で人手に渡るこことなる。
昭は、皮肉にも大学時代に府中競馬場で、ガードマンのアルバイトをする。
それは親密な交友で、画家の息子であった宗像修司の斡旋だった。

そのバイトは、1年生から3年生まで続けることとなる。

2人は、同じ大学のマドンナ的な存在である後輩の伊藤紀子を密かに恋していた。

その人は子役時代から映画に出ていて、高校生のころに映画俳優から身を引いていたことを他の友人の一人から知る。

「どうりで、あの人綺麗なんだね」宗像は納得する。

昭は父親に似て面食いであっので、改めて彼女に惚れこむ。

映画界とはほとんど無縁な2人は、後輩の伊藤紀子の映像を一度も観ていなかった。

彼女は医師の娘で、当初は医学部を目指していたのだが、心理学科へ進学する。

そして、友人との2人にとって言わば高嶺の花の人は、卒業後にアメリカの大学院へ向かうのである。

昭はサラリーマンとなって数年後の26歳の時に、会社の同僚に誘われて、中山競馬場へ向かっていたのだ。