金曜は御茶ノ水駅近くの「ギャラリーf分の一」で12日まで開かれている、
全日本写真連盟関東本部委員、福島県本部委員長などをつとめる佐藤一旭さんの写真展「被災地福島ともう一つの福島と」を観に行きました。
福島の美しい自然と、原発事故後の人の住めない地域や放射性廃棄物がたまりにたまった光景の不条理さに、言葉を失います。
まったく解決していない福島の現実を「なかったこと」にしてオリンピックを招致し、
再稼働にまい進する安倍政権に、野党5党プラス市民の連合で必ず退場の審判を突きつける決意を新たにしました。
そのあと、久しぶりに金曜の国会前、希望のエリアに参加。
前身の武蔵野三鷹の行動のスタッフでもあった、宮本徹衆議院議員が参加していました。
「放射線被ばくを学習する会」の田島直樹さんは、
2月15日に開かれた、「第22回県民健康調査検討委員会」を傍聴した内容、とくに、甲状腺検査の再審の結果を報告しました。
福島県がおこなっている、当時18歳以下だった子どもたちの甲状腺検査(2次検査)の結果、2巡目もB判定もしくはそれ以上の細胞検査陽性(悪性ないし疑い)の人が2150人を超えたこと、
そのうち167人が、細胞検査の結果、甲状腺がんの「悪性ないし悪性疑い」と認定され、手術をすべきとされたことを報告しました。
さらにそのうち117人が手術を受け、1人は良性腫瘍だったが、116人が悪性腫瘍だったこと、ほかに50人が手術を待っていること。
5年たち、18歳を超えた人たちが進学などで受診率が低くなっていることなど、深刻な問題も指摘されたこと、
二順目で「悪性ないし悪性疑い」とされた51にんのうち47人が一巡目では「問題なし」とされていた人だとのこと。
わずか2、3年の間でがんの進行が急激に進んでいることをつきつけられる思いです。
また、別の発言では、5党合意がなり、「これまで「『野党は共闘』と叫んできた市民にも、統一候補が自分の支持しない党の人であっても、応援する覚悟が必要。市民が約束をが果たさねばならない」といった話もありました。