日本共産党千代田地区副委員長 冨田なおき

衆院東京1区で3度出馬。17年総選挙は政策協定結び比例で立候補。22年参院選に比例代表から立候補を決意しました。

東京生存権裁判など、2つの裁判を傍聴、支援に出かけて

2008-06-30 20:17:14 | 市民運動・要求


26日に、5月24日の記事と25日の記事で紹介した布留川由美子さんの裁判の傍聴のため、東京地方裁判所に行きました。
 布留川さんの裁判を傍聴したのは初めてでした。私にとっては、布留川さんは「しんぶん赤旗」出張所員時代からのおつきあいです。お世話になっている布留川さんが勇気を出して立ち上がっているならばと、及ばずながら支援する会の一員に加わっています。

 しかし、始まって10分かそこら、今後の日程と段取りの確認をして、裁判そのものは終わり。拍子抜けでした。
終了後、支援の皆さんとお茶しながら交流しました。布留川さんが住む港区から以外にも、山梨や千葉などからも、生保の仲間の方々などがかけつけていました。布留川さんのお人柄が、支援する輪を広げているのを感じました。

 布留川さんと支援の皆さんは、書類作成や宣伝物づくりに大忙しです。ご支援いただける方は、ぜひお力をお貸しください。

080626地裁判決前の冨田.JPG 080626不当判決直後.JPG 080626地裁判決報告集会.JPG 決意のべる横井さん.JPG
 午後は、東京生存権裁判の判決が出ました。中に入れない支援の皆さんが300人以上つめかけました!

 (5月29日の私のブログ記事もご覧下さい)勝訴の知らせを一同待ちわびていましたが、残念ながら敗訴。まったく不当な判決でした。しかし、原告団長の横井邦雄さん(新宿区在住)は、記者会見の後、麹町の報告集会の会場まで駆けつけ、「死ぬまでたたかうよ」と気丈な姿を私たちに示してくれました。(当日、翌日のTV、新聞でも横井さんの姿が報道されました。)

 そして、不自由な目で私の姿を見つけると、「政治を選挙で変えないと」といって、手を差し出してくださり、がっちりと握手を交わしました。

 ある方は、「俺たちの運動で、生活保護への誤解を、普通の人たちのところではまだまだ変えれていない。勝訴のためには、ここを変えるような規模の運動をしないと」と話してくれました。裁判所に提出した署名は、目標の17万筆を超える頑張りがあったこともお伝えしておきたいと思います。 



 全国生活と健康を守る会のHPに、全国のとりくみが紹介されています。

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世界一の高学費を下げよう!

2008-06-29 22:24:11 | 市民運動・要求
←早稲田大学大隈講堂前で、田村智子さん、谷川智行さんと ←それに先立つ午前中、文部科学省で


 080624御茶ノ水駅002.jpg 080625新宿東口02.jpg
 学生など、日本民主青年同盟の若い皆さん、田村智子さん(参院東京予定候補)、谷川智行さん(衆院東京比例予定候補)、小選挙区予定候補者のみなさんと一緒に、文部科学省に要請に行ってきました。内容は、大学生の授業料負担軽減、奨学金の充実、学費の無償化と大学予算の増額です。詳しくは、こちらもどうぞ。

 この国では、昔から、進学するには金がかかるのが当たり前。しかし、親や本人の努力でどうにもならない人が、急増しています。1970年から2007年まで物価は平均で3倍ですが、国立大学の初年度納付金は51.1倍の81万7800円、私立大(平均)は5.7倍の129万8700円です。私立高校は3.1倍の69万円、公立高校も12.6倍の12万4500円です。入学しても、中退する学生が私立大で年間1万人を超える現実があります。

 「学費ZEROネット」の活動が各地で始まっています。早稲田大学では、2日間で200人がアンケートに回答、学費を「上げてもよい」はゼロ、「下げてほしい」が82・5%でした。困っていること、不安なこととして、最多は「親や兄弟に苦労をかけていてつらい」が45%です!「必要な教科書が買えない」が11・5%。「兄弟や友人に、高学費のせいで大学進学をあきらめた人がいる」が9%もいました。一日一食で我慢している学生も!

 文部科学省の回答は「財政が大変」「骨太方針で決めた枠内でやるしかない」と繰り返していました。人ごとといわんばかり。私がとりわけあぜんとしたのは、
(1)給付制奨学金をスタートせよとの要求に対して、「給付でなく、貸与制にすることで『借りたものは返す』という教育的価値がある」と答えたこと、
(2)同じように高校を卒業した人でも、自分の意思で就職している人もいるから、学生にのみお金を出すのは「税の公平性から理解を得られない」と答えたことです。
 

 世界の流れはどうでしょうか。
「学費の段階的無償化」を定めた国際人権規約を批准していない国は、日本と、ルワンダと、マダガスカルだけです。制度の実態を見ても、学費が有料で、かつ奨学金を返さないといけない(多くの国は、給付します。返さなくてよいのです)国は、OECD加盟30カ国中、日本を含めやはり3カ国だけです。

 (1)給付制奨学金があるアメリカ、フィンランドやフランス、イギリス、オーストラリア、ポーランド・・・(日本、韓国、メキシコ、アイスランドを除くOECD諸国全部。なおアイスランドは給付制ではありませんが、授業料は高校、大学とも無料です)では、「借りた金は返さなくてよい」社会なのか!?そんなわけありませんよね。(2)は論外ですが、参加者が「就職者数は根拠のデータを持っている?」と聞くと「わからない」とのこと。まじめにやっていただきたいですね。お金がないために進路を断念した学生、させざるを得ない家族、一人一人の生活、涙が想像できないようです。

 日本共産党の提案はこちらをぜひご覧下さい。アメリカ軍への「思いやり予算」2083億円よりも少ない予算で実現できます。
 その後の早稲田大学、法政大学、日本大学、上智大学近くでの宣伝、翌25日の新宿駅東口での模様もあわせ、一緒に宣伝した青年学生キャラバンのブログをどうぞこちらからご覧下さい。聞いてくださった男性が、「彼(冨田)の話はいいねえ。そのとおりだよ。今の共産党以外の政治家は自分のことしか考えていない。みんなクビだよ。彼みたいな人に国会にいってもらわないと。がんばってください!」と熱く激励してくれました。ありがとうございます!

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金子たかしげさんと港区内を宣伝!

2008-06-21 01:29:39 | 宣伝
 

 17日、港区長候補として大奮闘された、金子たかしげさんと、港区内を宣伝しました。区長選での勝利はならなかったけれど、公約実現へ奮闘すること、国政をおおもとから変えようと訴えました。

 どこでも、足を止めて耳を傾けてくださる方や、あたたかい声援、手を振ってくださる方がいて、勇気付けられました!
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新コーナー「とみ散歩」始めました!

2008-06-19 19:40:44 | とみ散歩


東急五反田駅.JPG gotanndaeki.JPG 西嶺町あたり.JPG
 新しいコーナーを始めようと思います。

 「ちい散歩」をまねて「とみ散歩」!我ながら、いまいち洗練されてませんが・・・まあ、お許しくださいね。

 第1回は、東急池上線沿線の、久が原です。
約10年ぶりに降り立ってみました。

 スタートは、JR山手線も停まる、 五反田駅。東急のホームは高架で、空に向かって?細長く突き出ているようで印象に残ります。ちょうど混み始めた頃でしたが、夕焼けがきれいな時間でした。

 大崎広小路、戸越銀座、荏原中延と、庶民的というのか、懐かしい響きの駅が続きます。旗の台は、大井町線との乗換駅です。ここでかなりの乗客が入れ替わりました。

 途中の雪が谷大塚駅で多くのお客さんが降りました。 この駅名を見ると、
鷺沢萠(さぎさわめぐむ。公式サイトはこちら)のわりと初期の作品に出てきたな、と思います。何だったか?

  いよいよ久が原で下車、商店街を歩いてみました。コンビニがずいぶん増えたような気がしました。でも、鮮魚充実、昔ながらの魚屋さんにしか見えない店の構えの「スーパー」や、環八通り沿いの「白山神社」(ちなみに、独身時代に、文京区のやはり「白山神社」の近くに住んでいました)は見覚えがあり、しみじみと懐かしさに浸る、冨田でありました、、、と、そこへ声をかけてきた自転車の若者が!

 一瞬、道を聞かれるのかと思ったら、何と、先日の港健康まつりで出会った、都内の青年9条の会のMさんでした!住まいが近くとのことで、しばし案内してくれました。

 3枚目の写真は、大田区西嶺町の一角です。「東京とは思えないですよ」と言われて行ったら、まさにうっそうとした感じです。都心の喧騒を逃れて、すがすがしい空気を堪能しました。 



 一緒に歩きながら、Mさんが、日ごろから周りの友だちに平和のこと、日本共産党のことなどをこつこつと語り広げていることを聞き、激しく励まされました(収まりの悪い日本語でスミマセン)!

 そんな話をしながら、東急多摩川線の鵜の木駅に。ここも鷺沢萠の「川べりの道」(作品集「帰れぬ人びと」文春文庫に収録)に出てくる町です。  お互いがんばろうね、今度はみんなでゆっくり(一杯の仕草で)やりたいねと誓って、M さんと別れ、家路に着いたのでした。

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怒りと激励の声、やまず

2008-06-17 17:46:32 | 演説会、つどい、学習会
 

 先週は、港区長選の応援と平行して、つどいに参加したり、日本共産党に入党のおさそいをしました。
 新宿の土建後援会の学習会には、講師を務めた比例東京ブロックの谷川智行さんと一緒に参加しました。

 後期高齢者医療制度で、お年寄りにも保険証のとりあげが始まります。この間、子どものいる世帯からも!取り上げられています。
 子どもの医療を無料にする自治体は、程度の差はあれ、国民の運動で広がってきました。しかし、保険証を取り上げられた家庭は、この制度の恩恵をうけられない→全額負担しないといけないとの話に、驚きの声が響きました。

 ぜんそくの発作に苦しんでも、医療費を心配して、すぐに医者に駆け込むことをためらってしまい、発作が大きくなってしまうケースがあるそうです。

 この無慈悲な保険証とりあげを1997年に義務付けたのは、国です。自民・社会(社民)・さきがけの連立政権のときです。

 2枚目の写真は、同じく新宿の、日本共産党大久保支部とあべ早苗区議事務所主催のつどい「語り合いましょう 新しい日本の政治」です。
 
 ヘルパーや看護士、ケアマネージャーで働く方も参加されました。
「ヘルパーの移動費が出るようになったら、給料が200円減った」
「正規職員の負担が多すぎて、非正規の人も正規になりたがらない、そもそも待遇悪すぎて、募集かけてもなり手がいない。東京23区での離職率は20%にもなる」
『ケアマネは、やめてくれ』と、職場からいわれた。私がやらなくなったら、うちの職場は居宅介護支援から手を引いてしまった」(看護士の方)
「お金のある人は、自費でできるから、役所も介護保険から支出がなくて喜ぶ。お金のない人、は非常に利用が制約されていて、(ヘルパーの)仕事していていやになるのよ」
「聞いていると、本当に政治の貧困ですね。私を含め、後期高齢者医療制度の75歳以上なんて、あと長くて15年くらいしか残されていないでしょ。5年かもしれない。せめて心穏やかに暮らせるようにするのが政治の仕事じゃないですか。2世、3世議員たちには、少ない年金で暮らすものの暮らしが想像できないんでしょうね。共産党さんにはもっと大きくなっていただかないと」
「ぜひ、若い冨田さんに頑張ってもらいたい」

と、次々とリアルな怒りの声と、激励をいただきました。貴重なお話、本当にありがとうございました!
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環境問題を若者と語り合いました!

2008-06-17 13:14:56 | 政策


 先日、新宿の青年たちの「しゃべり場」に参加しました。今回のテーマは環境。映画「不都合な真実」のDVDを見たあと、感想など語り合いました。初めて参加した方もいました。

 「自分にもできることを努力しないと」という声や、「この春から社会人1年生。会社に物申すのはなかなかできない」という方もいました。 

 世界で、CO2などの温室効果ガスを減らす努力が進んでいます。
 しかし、日本経団連は、削減の数値目標を話し合うことに『違和感を覚える』と不快感を表明。仏経団連のパリゾ会長が『そうした意見には驚く。目標設定の何が危険なのか』と切り返す一幕もあったそうです。(「日経」四月二十四日付)
「日本は法治国家なの?」といわれるありさまです。
 
 日本政府、与党は財界に凄まれると強く言うことができません。民主党も財界から献金をもらっています。 
  
 日本には各分野でCO2を削減する技術が進んでいます。「不都合な真実」でも、ホンダやトヨタを紹介しています。

 日本でも、政治が財界をコントロールできるようになれば、民間の技術も大いに生かして、この分野で世界のイニシアチブを発揮できる存在になれるはず、と感じました。

 
 
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港区長選の結果

2008-06-16 00:58:28 | 政策
 

 15日投票の港区長選挙の結果は以下のとおりです。
武井 雅昭 無(自民、公明、民主、社民推薦)  現 29334
金子たかしげ無(港民主区政をつくる会・共産推薦)新 11803

 港区長選挙史上3番目の得票(区長選が区議選と同時でなくなってからは最高の得票)、2番目の得票率28.03%、を得ましたが、届きませんでした。 投票総数は42098票で、900以上の無効票があったそうです!

 なお、4年前の、日本共産党推薦の候補の得票は、約5800票とのことです。
写真は、大勢が判明したあと、あいさつする金子候補と、取材を受ける金子さんです。

 港のみなさん、本当におつかれさまでした!


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あれれ、廃止法案は?

2008-06-15 21:10:20 | 政策

 先週の日中は港区内での活動が主でした。
 
 道端で私の手をとって「中国や北朝鮮にぺこぺこしてるかもしれないが、政党といえるのは共産党だけだ。」とエールを下さる方もいました(両国にはいうべきことをしっかり言ってますよとお知らせしましたけどね)。また、「応援してますよ」との声援もけっこう多くいただけました。これまで、必ずしも日本共産党を支持してこなかった方からの期待が、急速に広がっていることを実感します。

 ところで、先週は、国会の様子がおかしかったですね。

 みなさんご存知のとおり、野党4党は、後期高齢者医療制度の廃止法案を出していました。それなのに、「問責決議」が参院で可決したことを理由に、民主、社民、国民新党は国会審議をボイコットしてしまいました、

 ということは、、、自分たちが出した廃止法案を、話し合わない!?意味不明ですよね。

 日本共産党は、問責決議案の提出には加わらず、採決で賛成しました。
こちらもどうぞ国会にもどうどうと参加、与党の質問を受ける準備もできています。詳しくは、こちらをどうぞ。この共産党の態度に、メディアも一定注目したようです。前の日までは、最後までがんばると、民主党の菅さんも、社民党首の福島さんも、言っていたのですが。

 

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秋葉原惨劇の報を聞いて

2008-06-10 17:43:39 | 思うこと



 8日の日曜は、港区内で若い皆さんと街頭宣伝しました。参加した方は「反応、いいね!」「公園でおばあちゃんに話しかけられた。後期高齢者医療制度、本当に怒っていた。国政への怒りですね!」との感想でした。

 移動中、新聞の号外を手にした人がいました。「秋葉原」「通り魔」「惨劇」の見出しが目に飛び込んできました。妻からも「うちは無事」との電話が。

 ネットニュースを見ると、現場は我が家と目と鼻の先ではありませんか。帰宅後に聞くと、妻が職場から帰宅した直後、「ピーポーピーポー」とサイレンが鳴り出したそうです。ニアミスもいいところでした。家族が巻き込まれていたらと、ぞっとしました。

 犯人は、派遣労働者とのこと。犯罪を許す気はまったくありませんが、こうした絶望しかない人を生み出しているのは社会であり、不安定な非正規雇用を若い世代や女性の2人に1人におしつけているのも、政治がやってきたこと。

 官房長官が「ナイフを規制強化する」といったそうです。持ち歩けるナイフの刃渡りが短くなったとしてても、どこかで、合法の凶器での惨劇が繰り返されることでしょう。事態の深刻さをわかっていないか、国民の衝撃を核心からそらす発言と感じました。

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金子たかしげ事務所びらきに参加しました!

2008-06-05 23:43:14 | 政策
   

 4日、港区民主区政をつくる会の代表委員、金子たかしげさん(政策チラシはこちらをどうぞ) の事務所びらきがあり、私もごあいさつしました。

 100人を越える参加でした!区民のみなさんから心のこもった激励のあいさつが続き、熱気むんむんでした。メディアの取材も何社かみえていました。

 1枚、明らかに雰囲気の違う風景の写真があります。事務所の目の前、金杉橋からの景色です。このあたりは船宿もある、貴重なところです。東海道本線の車窓からも一瞬、見えたりします。
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