八ヶ岳の麓 ログハウスの宿 Tombouctou 徒然記

八ヶ岳の麓、標高1,300mの富士見高原にあるログハウスの宿のオーナー雑記帳
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冬の赤い枝

2011-02-01 00:54:36 | 日記


つるバラのボビージェームスの赤い枝

冬のこの時期になると枝が赤くなるバラが沢山あります。写真のボビージェームスも枝が赤くなっています。枝が赤くなるのは寒さと日光にあたったためであるとバラの本に書いてあります。調べてみると紅葉と同じ様なメカニズムらしいです。植物が緑に見えるのは葉緑素があるからですが、寒くなると葉緑素が役割を終えて分解して植物は緑を失います。これと平行して赤色の原因となるアントシアニン系の色素が出来る植物があるそうです。紅葉で葉っぱが赤くなるのと似ています。アントシアニンの生成には紫外線が関わっているそうです。確かに日当たりが良い葉っぱの方が綺麗な赤の紅葉になります。また、バラの枝でも枝が交差したり紐で覆われて日光が当たっていない部分は赤みが少ないです。暖かい地域が原産のバラは常緑のものもあり、それらでは葉緑素が1年中活動して光合成を続けている。枝が赤くなるバラの方が寒さに強いのかな?

周りを見渡せば、バラ以外にも冬に枝(特に枝先)が赤くなる木が沢山あります。下の写真は清泉寮の牧草地脇にあった木です。名前は知りませんが、冬枯れの林の中で春を待っているという感じがします。赤くなる木では上高地で見られるケショウヤナギが有名です。



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