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ジャイアンの理屈

2014年05月13日 | ドラえもんの話
ドラえもんの話。『オバケタイマー』の回。「毎朝遅刻するからって、立たされちゃった」「どんな目覚ましを使っても、目が覚めないんだ」「きっと、のび太が移ったんだ」と理屈をつけて、(近くにいた)のび太をボコる。この場合、ジャイアンにとって、遅刻が伝染するか?どうすれば、自分は遅刻しないように起きれるか?は、問題ではない。「遅刻=のび太の専売特許」は、誰でも連想できる。その連想と、近くにのび太がいる状況。自分はイライラを解消したい。そこで、のび太をボコる理屈として「きっと、のび太が移ったんだ」となる。

『ジャイアン反省、のび太は迷惑』の回。柔道十段のおじさんに「君の考えている強さは、ケダモノの強さだ」「本当に強いものは、決して威張らない。弱いものいじめなど、とんでもない」と教わり。「この辺で、一番弱いのは、のび太。だから、のび太を守る」と理屈をつけて、正義の名の下に暴れようと考えた。だが、スネ夫は、動物的な本能で、危険を察して去った。
しばらくして「せっかく、オレが守ってやると言ってるんだぞ。それなのに、お前は守られたくないらしい。人の好意を、素直に受けれない奴は嫌いだ」と、不機嫌に。

『ジャイアン台風接近中』の回。野球に負けた後。道で、ドラえもんを見かけた。ドラえもんは野球に参加してないが、丸い顔から野球のボールと連想して、思い出し怒り。ジャイアンにとって、相手は、のび太でなくても問題ない。だが、スネ夫とドラえもんは、のび太より足が速いので、捕まえにくい。追い掛け回し中に、先生に遭遇し「今度のテストは、めずらしく良かったぞ」と褒められて、機嫌が直るが。その後、飛んできたボールが、頭に当たって激怒。不幸にも、近くにいたのが、のび太。

そんな時「なぜ、殴るか?お前が、そこにいるからだ」というジャイアンの迷言が、当てはまる。それが、どんなに理不尽で横暴であったとしても、ジャイアンとしては理屈がある。だとすれば、相手の機嫌が良いうちに、去ればよかった事。それを、「怖いもの見たさで近づきすぎた」という、のび太側にも、うっかりがある。


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