2004年3月、都立板橋高校の卒業式で、卒業式が始まる直前に、君が代斉唱時に着席するよう保護者らに呼びかけたことで式の進行を妨害したとして威力業務妨害罪に問われ、一審で有罪(罰金20万円)となっていた同高校の元教諭・藤田勝久さんに対し、東京高裁(須田賢裁判長)は29日、控訴を棄却する判決を言い渡した。
判決の認定によっても、元教諭が校長らの制止を無視して呼びかけた結果、式の開始を遅らせた時間はわずか2分…。それでも東京高裁は、一審の東京地裁同様、その2分遅らせたことが威力業務妨害に当たると認めたわけだ。
しかも、朝日新聞(※1)によると、判決は、【表現の自由については、「憲法が絶対無制限に保障したのではなく、公共の福祉に必要な制限に服することを認めている」としたうえで、「明らかにその場の状況にそぐわない大声で呼びかけて喧噪(けんそう)状態に陥れ、校長が法律上持つ権利である、式の円滑な進行を現に阻害した」と批判。「たとえ思想を外部に発表する手段であっても、他人の権利を不当に害することは許されない」と述べた】という。
藤田さんは、元教え子の卒業式で、卒業生が入場する前に保護者に不起立を呼びかけただけ。関係者が、もう始めますと言えば、おそらく、呼びかけは中止したはずだ。
それを強引に室外に出そうとしたために、少しもみ合いになっただけだ。
しかも、小学校ではなく、高校の卒業式だ。恩師が君が代不起立を巡って違う意見を述べて2分、開始時間が遅れたことがなにほどのものがあろうか。
少なくとも刑事事件で有罪にすべき事情はないのではないか。
「式の円滑な進行」は、それほどまでに重要な事柄なのだろうか…。円滑な進行にとらわれ、より重要な事柄を放置しているのではないだろうか…。
※1:http://www.asahi.com/national/update/0529/TKY200805290199.html
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★「憎しみはダークサイドへの道、苦しみと痛みへの道なのじゃ」(マスター・ヨーダ)
★「政策を決めるのはその国の指導者です。そして,国民は,つねにその指導者のいいなりになるように仕向けられます。方法は簡単です。一般的な国民に向かっては,われわれは攻撃されかかっているのだと伝え,戦意を煽ります。平和主義者に対しては,愛国心が欠けていると非難すればいいのです。このやりかたはどんな国でも有効です」(ヒトラーの側近ヘルマン・ゲーリング。ナチスドイツを裁いたニュルンベルグ裁判にて)
★「News for the People in Japanを広めることこそ日本の民主化実現への有効な手段だ(笑)」(ヤメ蚊)
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また,このブログの趣旨の紹介及びTB&コメントの際のお願いはこちら(←クリック)まで。転載、引用大歓迎です。
判決の認定によっても、元教諭が校長らの制止を無視して呼びかけた結果、式の開始を遅らせた時間はわずか2分…。それでも東京高裁は、一審の東京地裁同様、その2分遅らせたことが威力業務妨害に当たると認めたわけだ。
しかも、朝日新聞(※1)によると、判決は、【表現の自由については、「憲法が絶対無制限に保障したのではなく、公共の福祉に必要な制限に服することを認めている」としたうえで、「明らかにその場の状況にそぐわない大声で呼びかけて喧噪(けんそう)状態に陥れ、校長が法律上持つ権利である、式の円滑な進行を現に阻害した」と批判。「たとえ思想を外部に発表する手段であっても、他人の権利を不当に害することは許されない」と述べた】という。
藤田さんは、元教え子の卒業式で、卒業生が入場する前に保護者に不起立を呼びかけただけ。関係者が、もう始めますと言えば、おそらく、呼びかけは中止したはずだ。
それを強引に室外に出そうとしたために、少しもみ合いになっただけだ。
しかも、小学校ではなく、高校の卒業式だ。恩師が君が代不起立を巡って違う意見を述べて2分、開始時間が遅れたことがなにほどのものがあろうか。
少なくとも刑事事件で有罪にすべき事情はないのではないか。
「式の円滑な進行」は、それほどまでに重要な事柄なのだろうか…。円滑な進行にとらわれ、より重要な事柄を放置しているのではないだろうか…。
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右向け~右 といわれて 左向いたら、死刑でしょ。
凄いね~~ 軍国主義を超えてるね、、、、
今 我々の国は何主義なんでしょう?
裁判所主義? 検察主義? KY主義? ごりおし主義?
いい加減にしてくれ、犯罪者が善人に見えてくる。
君が代の歌詞に問題があると考えるのなら、メロディーだけ流したら、彼らは文句を言わないのか?
日本だけ戦争責任があるような自虐史観はいいかげんやめてくれ(ヨーロッパ諸国、アメリカも同様にアジア諸国に対して責任をとるべきである)。「勝てば官軍」の理屈をそのまま受け入れるような愚かなことはするべきでない。
子供の権利条約も何もあった物ではなくて、小国民は兵隊さんの為に我慢するんですよね?
余りに歴史の経緯を無視した『日本の独自性』に拘り過ぎてんじゃないですか…。
すでにお知らせしましたが、私の息子を含めた学生38人が法政大学構内を反戦デモをしただけでふとうにも逮捕されましたが、そのことに抗議して、文化連盟委員長の斉藤君がハンストに入りました。
すでに丸6日間、水と塩だけで、寝たきり状態にまで衰弱しています。「死ぬまでやめない」と言っています。
19歳にして、法大当局の「中核派弾圧」の核心を見抜き、「大学を変えよう」とたちあがっています。
以下のブログでハンストの経過がアップされています。
注視してください。
(法政大学文化連盟ブログ)http://08bunren.blog25.fc2.com/
19歳食べざかりの学生の真剣な断食決起に対して、激励と当局への抗議をぜひぜひ寄せてください。
そして、彼らの闘いを圧殺させないために、私たち自身がサミット反対の行動をおこしましょう!6月29日東京へ!!』
(このお母さんはYさんです。)
本件に係わる何処の誰も、「他人の国歌」(あえて意味を想像すれば、例えば米国の国歌『星条旗よ永遠なれ』とかフランスの国歌『ラ・マルセイエーズ』とかを歌うんでしょうかね?!)は全く歌ってないですし、歌う事を強制した事件でもありませんし。
何がどう犯罪行為なんだか?!仮に外国の国歌を歌っても変なオジサンにしかならないだろうけど、恐らくは右翼的な意見をコメントしたかったんだろうと推察しますが、図らずして中国語で言う「脳海不清楚」な馬脚を現して仕舞いましたね…。
自ら憎しみによって不幸を呼び込む者は不幸です。