前回、日本のメディア状況がいかに非民主的なものであるかを図解しましたが、3つの問題点(クロスオーナーシップ、独立行政委員会の不存在、一業種一社制の不採用)それを改善したら、こうなるという俯瞰図を書いてみました。それぞれのメディアが生き生きと仕事をするために、早く、こういう状況を生み出したいものです。
ところで、この図の中に、市民メディアの考え方が示されています。市民メディアも実は、先進国では、一般的なシステムです。
この市民メディアについて、「日本のネットの状況などから考えると、体制擁護的な言論の場になってしまうのではないか」という懸念をする方もいます。
しかし、心配ご無用、報道をしようとすると事実に迫らざるを得ず、事実に迫ると、やはり、政府の矛盾に目がいくことにならざるをえないからです。
映画監督の森達也氏は、放送レポート206号でのテレコム・スタッフプロデューサーの長嶋甲兵氏との対談で、次のように語っている。
■■引用開始■■
僕は、ここ数年、「地方の時代」(テレビ・ドキュメンタリーの審査会)の審査員をやっていますが、2年前の戦後60年のとき、作品の半分近くは「戦争もの」だったことがあった。でも一本たりとも、「あの戦争は自衛であり間違いではなかった」式の、要するに『諸君』や『正論』が主張しそうな作品がない。
休憩時間に同じ審査員の吉岡忍さんに、「今のこの世相を考えたら不思議ですね」と言ったら、彼はひと言、「当たり前だよ。ドキュメンタリーは調べるからだ」って。つまり、丹念に調べれば、あるいは実際に現場に足を運べば、「あの戦争は間違っていなかった」式の見解にたどり着くはずがないと。なるほど。思想信条はもちろん自由。でも取材や調査の絶対的な閾値ってきっとある。つまり、取材や調査を続ければ、社会性を獲得することは当たり前のことなのだけど。
■■引用終了■■
★「憎しみはダークサイドへの道、苦しみと痛みへの道なのじゃ」(マスター・ヨーダ)
★「政策を決めるのはその国の指導者です。そして,国民は,つねにその指導者のいいなりになるように仕向けられます。方法は簡単です。一般的な国民に向かっては,われわれは攻撃されかかっているのだと伝え,戦意を煽ります。平和主義者に対しては,愛国心が欠けていると非難すればいいのです。このやりかたはどんな国でも有効です」(ヒトラーの側近ヘルマン・ゲーリング。ナチスドイツを裁いたニュルンベルグ裁判にて)
※このブログのトップページへはここ←をクリックして下さい。過去記事はENTRY ARCHIVE・過去の記事,分野別で読むにはCATEGORY・カテゴリからそれぞれ選択して下さい。
また,このブログの趣旨の紹介及びTB&コメントの際のお願いはこちら(←クリック)まで。転載、引用大歓迎です。なお、安倍辞任までの間、字数が許す限り、タイトルに安倍辞任要求を盛り込むようにしています(ここ←参照下さい)。
ところで、この図の中に、市民メディアの考え方が示されています。市民メディアも実は、先進国では、一般的なシステムです。
この市民メディアについて、「日本のネットの状況などから考えると、体制擁護的な言論の場になってしまうのではないか」という懸念をする方もいます。
しかし、心配ご無用、報道をしようとすると事実に迫らざるを得ず、事実に迫ると、やはり、政府の矛盾に目がいくことにならざるをえないからです。
映画監督の森達也氏は、放送レポート206号でのテレコム・スタッフプロデューサーの長嶋甲兵氏との対談で、次のように語っている。
■■引用開始■■
僕は、ここ数年、「地方の時代」(テレビ・ドキュメンタリーの審査会)の審査員をやっていますが、2年前の戦後60年のとき、作品の半分近くは「戦争もの」だったことがあった。でも一本たりとも、「あの戦争は自衛であり間違いではなかった」式の、要するに『諸君』や『正論』が主張しそうな作品がない。
休憩時間に同じ審査員の吉岡忍さんに、「今のこの世相を考えたら不思議ですね」と言ったら、彼はひと言、「当たり前だよ。ドキュメンタリーは調べるからだ」って。つまり、丹念に調べれば、あるいは実際に現場に足を運べば、「あの戦争は間違っていなかった」式の見解にたどり着くはずがないと。なるほど。思想信条はもちろん自由。でも取材や調査の絶対的な閾値ってきっとある。つまり、取材や調査を続ければ、社会性を獲得することは当たり前のことなのだけど。
■■引用終了■■
★「憎しみはダークサイドへの道、苦しみと痛みへの道なのじゃ」(マスター・ヨーダ)
★「政策を決めるのはその国の指導者です。そして,国民は,つねにその指導者のいいなりになるように仕向けられます。方法は簡単です。一般的な国民に向かっては,われわれは攻撃されかかっているのだと伝え,戦意を煽ります。平和主義者に対しては,愛国心が欠けていると非難すればいいのです。このやりかたはどんな国でも有効です」(ヒトラーの側近ヘルマン・ゲーリング。ナチスドイツを裁いたニュルンベルグ裁判にて)
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メディアを取り巻くあるべきしすてむを
イラストにしたくなりました。時間がかかると思いますが、ご許可願います。
だけど、世界最大の民意誘導機関“電通”がのさばっている限り、殆どの国民は体制に有利な方向に情報操作され続ける可能性が高いですね。
・・・というか、電波の世界に、何故『独占禁止法』が機能しないのか?・・・いまだに不可思議でなりません。
(悪の温床化してるのもココに原因が有ると思うけど?)
ゆりかりんさん、電通解体の恐ろしい陰謀の実現に向け頑張りましょう?!