ミサイル防衛システムによる新たな米ソ緊張を生じさせないため、チョコ市民は「ノー」の声をあげ、それを実現した(末尾報告参照)。国際的にそのような動きが活発化する中、韓国で次のような会議が行われるという。マスメディアは、公正中立な立場から、いけいけどんどん日本政府乱痴気騒ぎだけでなく、このような冷静な行動をきちんと取材してくれるのだろうか?
会議名は、「アジア・太平洋ミサイル防衛に反対し軍拡競争の終焉を求める国際会議」で、開催期間は、「2009年4月16日~18日」、開催場所は、「ソウル」。
主催団体のウエブサイトを翻訳してくれた方のウェブサイト(http://www.anatakara.com/petition/GN%20conference%202009.html)を引用する。
■■引用開始■■
1.背景とご挨拶
宇宙への兵器と原子力の配備に反対するグローバル・ネットワーク(GN)の第17回年次総会が2009年の4月16~18日、
「アジア太平洋ミサイル防衛に反対し軍拡競争の終焉を求める2009年国際会議」のテーマで、韓国ソウル市にて催されます。
同会議の韓国委員会は、ピース・ネットワーク(http://www.peacekorea.org/english/英語)、 ピース・アンド・ディスアーマメント・センター、ピープルズ・ソリダリティー・フォー・パーティシアトリー・デモクラシー(PSPD) http://blog.peoplepower21.org/Peace/category/English 英語) を主体とする10の平和団体で結成され、宇宙への兵器と原子力の配備に反対するグローバル・ネットワーク(GN)(http://www.space4peace.org/)の本年度総会を、GNと共同開催します。
米国がロシアの強い反対にも関わらず東欧へのミサイル防衛システムの配備を勧めようとする中、「新たな冷戦」の兆しが生まれようとしています。中国、ロシア、北朝鮮からなる敵対勢力に対抗して、米国がアジア太平洋でのミサイル防衛(MD)の構築を日本、オーストラリア、韓国の強い支援で行おうとしている、同地域での現在のその急速な軍拡競争に対して、国際社会の市民がそれに反対する必要が緊急に生じています。
MD問題は、朝鮮半島は言うまでもなく北東アジアにおける平和を不安定にさせる中心的な要素になりつつありますが、米国が韓国をMDの前哨にしようと考え、また李明博政権がより強固な米韓同盟と米韓日三国での連携システムの形成を促進しようとする今この時は、特にそうです。
韓国委員会は同会議を大きな機会として、国際的平和運動の輪の中で韓国の平和の問題を取り上げ、朝鮮半島の平和と南北統一への理解と協力を国際社会と共有したいと望みます。
このような関心の観点から見ると、ミサイル防衛と軍拡競争の問題に関して韓国において国際平和会議を開催することは、世界冷戦が残す最後の分裂国家のうちの1つである朝鮮半島および北東アジアに固有の諸問題を、国際社会に対して、また広がりつつある国際的連帯の中に提起する、重要な契機となるでしょう。
韓国委員会一同、既に高揚した気持ちで、各国からの多数の参加者の熱意に感謝しています。何よりもまず韓国委員会一同は、ミサイル防衛、軍事基地、軍拡競争などに関する各国の緊急問題をこの会議で共有し、国際的相互連帯をさらに促進したいと望む、世界各地のあらゆる方たちを歓迎致します。
2.国際会議の概要
公式日程:2009年4月16日~18日
主要テーマ: ミサイル防衛および宇宙への兵器配備;軍拡競争および兵器削減;
米国軍事基地および北東アジアにおける平和運動;
朝鮮における平和的統一プロセスの世界的意義、その他
主要行事: 国際シンポジウム(ソウル)、国際ニュース会議(ソウル)、
(Panmunjeom板門店)訪問、ピース・キャンペーン(Pyeongtaek平澤)
GN年次戦略と事務会議(ソウル)
通訳: 国際シンポジウムは韓国語ー英語同時通訳、他のプログラムは韓国語ー英語逐次通訳により行われます。
GN年次戦略と事務会議は英語で行われます。
時間を効率的に利用するため、個別のワークショップは行わず、プログラム全体をまとめて行います。
■■引用終了■■
◆「核とミサイル防衛にNO!キャンペーン」の報告◆
(http://list.jca.apc.org/public/aml/2009-March/024669.html)
チェコ共和国に米国軍事レーダー基地を設置するという米国防総省の計画は大きく頓挫することになりました。チェコ共和国が昨日、少なくとも今のところ(そしてもしかして永久に)、この基地建設の合意を批准する法案を撤回したのです。チェコのミレク・トポラーネク首相は、下院がこの合意を否決しそうであると見えたため、批准を止めました。この2年以上の間、レーダー反対運動を繰り広げてきた、市民運動のノーベース・イニシアティブのリーダー、Jana Glivickaによれば、このレーダー建設は、現政権がこれまで行った主要な政策の一つとして促進されていため、今回の撤回は非常に大きな意味を持つものとなったといいます。
チェコ市民の3分の2が、2006年に初めて提案されて以来一貫して、このレーダーに反対してきました。反レーダー運動の市民はくり返して、この問題に関する国民投票を求め、政府よりはねつけられて来ました。その間2008年には、チェコ政府は米国とのレーダー設置開始の合意に調印し、チェコの上院もこの取り決めを承認しました。
しかしながらこの合意は、チェコ議会下院が批准するまで実行することはできませんでした。ノー・ベース・イニシアティブとノンヴァイオレンス・ムーヴメントという、チェコ国内の反レーダー市民運動グループによる疲れを知らぬ活動のおかげで、国民の意見はレーダー設置に対し強い反対を示したままでした。この国民の反対が、下院での否決の見込みに結実したのです。
その反レーダー運動は、ヨーロッパでのミサイル防衛計画、チェコでのレーダー設置計画、及びそのレーダーとは付きものの迎撃ミサイルのポーランド配備という、危険な軍事エスカレーションを警戒する、世界中の人々からの支援を引きつけました。米国では、2007年11月以来、キャンペーン・フォー・ピース・アンド・デモクラシー(CPD)が、公式声明を出し、ニューヨーク・タイムズとニューヨーク・レビュー・オブ・ブックスに公開書状を載せ、また国連にチェコからの使節団を訪ねたり、デモやハンガーストライキを行ってきましたが、この一週間にわたり集めたチェコ下院議員への公開レターは、48時間足らずのうちに550人以上の署名があつまる結果となりました。
CPDの集めた公開レターの署名は、この16日月曜日に、チェコ下院議員200名全員に送られました。議員の1人は、もし批准が議決に移るのであれば、この公開レターを議会演壇で読み上げることを計画していました。この公開レターに署名した中には、ノーム・チョムスキーやアリエル・ドーフマンなどの著名人、米国の主要な平和運動団体の指導者が含まれます。ほとんどは米国からの署名でしたが、一部にはポーランドの知識人、Adam Chmielewski、イランの人権擁護運動家たち、そして英国、日本その他の諸国のひとびとが含まれます。レター文面と署名者については、CPDのHPにあります。
(以下略)
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★「憎しみはダークサイドへの道、苦しみと痛みへの道なのじゃ」(マスター・ヨーダ)
★「政策を決めるのはその国の指導者です。そして,国民は,つねにその指導者のいいなりになるように仕向けられます。方法は簡単です。一般的な国民に向かっては,われわれは攻撃されかかっているのだと伝え,戦意を煽ります。平和主義者に対しては,愛国心が欠けていると非難すればいいのです。このやりかたはどんな国でも有効です」(ヒトラーの側近ヘルマン・ゲーリング。ナチスドイツを裁いたニュルンベルグ裁判にて)
★「News for the People in Japanを広めることこそ日本の民主化実現への有効な手段だ(笑)」(ヤメ蚊)
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会議名は、「アジア・太平洋ミサイル防衛に反対し軍拡競争の終焉を求める国際会議」で、開催期間は、「2009年4月16日~18日」、開催場所は、「ソウル」。
主催団体のウエブサイトを翻訳してくれた方のウェブサイト(http://www.anatakara.com/petition/GN%20conference%202009.html)を引用する。
■■引用開始■■
1.背景とご挨拶
宇宙への兵器と原子力の配備に反対するグローバル・ネットワーク(GN)の第17回年次総会が2009年の4月16~18日、
「アジア太平洋ミサイル防衛に反対し軍拡競争の終焉を求める2009年国際会議」のテーマで、韓国ソウル市にて催されます。
同会議の韓国委員会は、ピース・ネットワーク(http://www.peacekorea.org/english/英語)、 ピース・アンド・ディスアーマメント・センター、ピープルズ・ソリダリティー・フォー・パーティシアトリー・デモクラシー(PSPD) http://blog.peoplepower21.org/Peace/category/English 英語) を主体とする10の平和団体で結成され、宇宙への兵器と原子力の配備に反対するグローバル・ネットワーク(GN)(http://www.space4peace.org/)の本年度総会を、GNと共同開催します。
米国がロシアの強い反対にも関わらず東欧へのミサイル防衛システムの配備を勧めようとする中、「新たな冷戦」の兆しが生まれようとしています。中国、ロシア、北朝鮮からなる敵対勢力に対抗して、米国がアジア太平洋でのミサイル防衛(MD)の構築を日本、オーストラリア、韓国の強い支援で行おうとしている、同地域での現在のその急速な軍拡競争に対して、国際社会の市民がそれに反対する必要が緊急に生じています。
MD問題は、朝鮮半島は言うまでもなく北東アジアにおける平和を不安定にさせる中心的な要素になりつつありますが、米国が韓国をMDの前哨にしようと考え、また李明博政権がより強固な米韓同盟と米韓日三国での連携システムの形成を促進しようとする今この時は、特にそうです。
韓国委員会は同会議を大きな機会として、国際的平和運動の輪の中で韓国の平和の問題を取り上げ、朝鮮半島の平和と南北統一への理解と協力を国際社会と共有したいと望みます。
このような関心の観点から見ると、ミサイル防衛と軍拡競争の問題に関して韓国において国際平和会議を開催することは、世界冷戦が残す最後の分裂国家のうちの1つである朝鮮半島および北東アジアに固有の諸問題を、国際社会に対して、また広がりつつある国際的連帯の中に提起する、重要な契機となるでしょう。
韓国委員会一同、既に高揚した気持ちで、各国からの多数の参加者の熱意に感謝しています。何よりもまず韓国委員会一同は、ミサイル防衛、軍事基地、軍拡競争などに関する各国の緊急問題をこの会議で共有し、国際的相互連帯をさらに促進したいと望む、世界各地のあらゆる方たちを歓迎致します。
2.国際会議の概要
公式日程:2009年4月16日~18日
主要テーマ: ミサイル防衛および宇宙への兵器配備;軍拡競争および兵器削減;
米国軍事基地および北東アジアにおける平和運動;
朝鮮における平和的統一プロセスの世界的意義、その他
主要行事: 国際シンポジウム(ソウル)、国際ニュース会議(ソウル)、
(Panmunjeom板門店)訪問、ピース・キャンペーン(Pyeongtaek平澤)
GN年次戦略と事務会議(ソウル)
通訳: 国際シンポジウムは韓国語ー英語同時通訳、他のプログラムは韓国語ー英語逐次通訳により行われます。
GN年次戦略と事務会議は英語で行われます。
時間を効率的に利用するため、個別のワークショップは行わず、プログラム全体をまとめて行います。
■■引用終了■■
◆「核とミサイル防衛にNO!キャンペーン」の報告◆
(http://list.jca.apc.org/public/aml/2009-March/024669.html)
チェコ共和国に米国軍事レーダー基地を設置するという米国防総省の計画は大きく頓挫することになりました。チェコ共和国が昨日、少なくとも今のところ(そしてもしかして永久に)、この基地建設の合意を批准する法案を撤回したのです。チェコのミレク・トポラーネク首相は、下院がこの合意を否決しそうであると見えたため、批准を止めました。この2年以上の間、レーダー反対運動を繰り広げてきた、市民運動のノーベース・イニシアティブのリーダー、Jana Glivickaによれば、このレーダー建設は、現政権がこれまで行った主要な政策の一つとして促進されていため、今回の撤回は非常に大きな意味を持つものとなったといいます。
チェコ市民の3分の2が、2006年に初めて提案されて以来一貫して、このレーダーに反対してきました。反レーダー運動の市民はくり返して、この問題に関する国民投票を求め、政府よりはねつけられて来ました。その間2008年には、チェコ政府は米国とのレーダー設置開始の合意に調印し、チェコの上院もこの取り決めを承認しました。
しかしながらこの合意は、チェコ議会下院が批准するまで実行することはできませんでした。ノー・ベース・イニシアティブとノンヴァイオレンス・ムーヴメントという、チェコ国内の反レーダー市民運動グループによる疲れを知らぬ活動のおかげで、国民の意見はレーダー設置に対し強い反対を示したままでした。この国民の反対が、下院での否決の見込みに結実したのです。
その反レーダー運動は、ヨーロッパでのミサイル防衛計画、チェコでのレーダー設置計画、及びそのレーダーとは付きものの迎撃ミサイルのポーランド配備という、危険な軍事エスカレーションを警戒する、世界中の人々からの支援を引きつけました。米国では、2007年11月以来、キャンペーン・フォー・ピース・アンド・デモクラシー(CPD)が、公式声明を出し、ニューヨーク・タイムズとニューヨーク・レビュー・オブ・ブックスに公開書状を載せ、また国連にチェコからの使節団を訪ねたり、デモやハンガーストライキを行ってきましたが、この一週間にわたり集めたチェコ下院議員への公開レターは、48時間足らずのうちに550人以上の署名があつまる結果となりました。
CPDの集めた公開レターの署名は、この16日月曜日に、チェコ下院議員200名全員に送られました。議員の1人は、もし批准が議決に移るのであれば、この公開レターを議会演壇で読み上げることを計画していました。この公開レターに署名した中には、ノーム・チョムスキーやアリエル・ドーフマンなどの著名人、米国の主要な平和運動団体の指導者が含まれます。ほとんどは米国からの署名でしたが、一部にはポーランドの知識人、Adam Chmielewski、イランの人権擁護運動家たち、そして英国、日本その他の諸国のひとびとが含まれます。レター文面と署名者については、CPDのHPにあります。
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★「憎しみはダークサイドへの道、苦しみと痛みへの道なのじゃ」(マスター・ヨーダ)
★「政策を決めるのはその国の指導者です。そして,国民は,つねにその指導者のいいなりになるように仕向けられます。方法は簡単です。一般的な国民に向かっては,われわれは攻撃されかかっているのだと伝え,戦意を煽ります。平和主義者に対しては,愛国心が欠けていると非難すればいいのです。このやりかたはどんな国でも有効です」(ヒトラーの側近ヘルマン・ゲーリング。ナチスドイツを裁いたニュルンベルグ裁判にて)
★「News for the People in Japanを広めることこそ日本の民主化実現への有効な手段だ(笑)」(ヤメ蚊)
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