子どものころ、長年の不祥事が発覚したときに、現役の責任者が責任をとらされることに違和感を感じたことがある。というのも、現役の責任者が任についたときには、その不祥事はすでに発生しており、むしろ、不祥事が発生したときの責任者の問題なのではないかと思ったからだ。それだけでなく、責任者は直接はその不祥事を知りうる立場になかったのだから、その不祥事を犯した者の直接の上司などが責任をとるべきではないのだろうか、とも思った。
安倍が菅直人元厚労大臣に責任があるとか、中川が歴代大臣に責任をとらせる必要があるとか、安倍が【社会保険庁の年金記録不備問題の原因や責任追及について「まず実務的に(責任が)どこにあったかという議論は当然しなければいけない。その後、政治的な責任はどこにあったかを考えるべきではないか」と述べ】るとか(産経)っていうのは、その類の議論だ。
しかし、それでは、不祥事はやっぱりなくならない。本当に、歴代大臣や直接の上司などにきついお灸をすえることができれば、まだ、よいが、そのような実質的に意味のあるペナルティを課すことは、難しい(歴代大臣なんてほとんど無理)。
そして、肝心なことは、現役トップが責任をとることによって、初めて、常に現役トップが内部の不祥事について敏感になって業務を行ったり、積極的に前任者時代の問題点の洗い出しなどを就任段階で行ったりすることが期待できるようになるという点だ。
ここに思い至るに至って、私が子供時代に考えていたことは、まったく、的はずれだったことが分かった。
参院選を控えて、責任を転嫁したくなるのは分かるが、メディアはそれを簡単に認めていいんだろうか。まずは、現役大臣が辞任をすべき事態だと思うが…。
★「憎しみはダークサイドへの道、苦しみと痛みへの道なのじゃ」(マスター・ヨーダ)
★「政策を決めるのはその国の指導者です。そして,国民は,つねにその指導者のいいなりになるように仕向けられます。方法は簡単です。一般的な国民に向かっては,われわれは攻撃されかかっているのだと伝え,戦意を煽ります。平和主義者に対しては,愛国心が欠けていると非難すればいいのです。このやりかたはどんな国でも有効です」(ヒトラーの側近ヘルマン・ゲーリング。ナチスドイツを裁いたニュルンベルグ裁判にて)
※このブログのトップページへはここ←をクリックして下さい。過去記事はENTRY ARCHIVE・過去の記事,分野別で読むにはCATEGORY・カテゴリからそれぞれ選択して下さい。
また,このブログの趣旨の紹介及びTB&コメントの際のお願いはこちら(←クリック)まで。転載、引用大歓迎です。なお、安倍辞任までの間、字数が許す限り、タイトルに安倍辞任要求を盛り込むようにしています(ここ←参照下さい)。
安倍が菅直人元厚労大臣に責任があるとか、中川が歴代大臣に責任をとらせる必要があるとか、安倍が【社会保険庁の年金記録不備問題の原因や責任追及について「まず実務的に(責任が)どこにあったかという議論は当然しなければいけない。その後、政治的な責任はどこにあったかを考えるべきではないか」と述べ】るとか(産経)っていうのは、その類の議論だ。
しかし、それでは、不祥事はやっぱりなくならない。本当に、歴代大臣や直接の上司などにきついお灸をすえることができれば、まだ、よいが、そのような実質的に意味のあるペナルティを課すことは、難しい(歴代大臣なんてほとんど無理)。
そして、肝心なことは、現役トップが責任をとることによって、初めて、常に現役トップが内部の不祥事について敏感になって業務を行ったり、積極的に前任者時代の問題点の洗い出しなどを就任段階で行ったりすることが期待できるようになるという点だ。
ここに思い至るに至って、私が子供時代に考えていたことは、まったく、的はずれだったことが分かった。
参院選を控えて、責任を転嫁したくなるのは分かるが、メディアはそれを簡単に認めていいんだろうか。まずは、現役大臣が辞任をすべき事態だと思うが…。
★「憎しみはダークサイドへの道、苦しみと痛みへの道なのじゃ」(マスター・ヨーダ)
★「政策を決めるのはその国の指導者です。そして,国民は,つねにその指導者のいいなりになるように仕向けられます。方法は簡単です。一般的な国民に向かっては,われわれは攻撃されかかっているのだと伝え,戦意を煽ります。平和主義者に対しては,愛国心が欠けていると非難すればいいのです。このやりかたはどんな国でも有効です」(ヒトラーの側近ヘルマン・ゲーリング。ナチスドイツを裁いたニュルンベルグ裁判にて)
※このブログのトップページへはここ←をクリックして下さい。過去記事はENTRY ARCHIVE・過去の記事,分野別で読むにはCATEGORY・カテゴリからそれぞれ選択して下さい。
また,このブログの趣旨の紹介及びTB&コメントの際のお願いはこちら(←クリック)まで。転載、引用大歓迎です。なお、安倍辞任までの間、字数が許す限り、タイトルに安倍辞任要求を盛り込むようにしています(ここ←参照下さい)。