情報流通促進計画 by ヤメ記者弁護士(ヤメ蚊)日隅一雄

知らなきゃ判断できないじゃないか! ということで、情報流通を促進するために何ができるか考えていきましょう

産経が年金記録紛失で政府が1年前から対応協議との特ダネ?!~この情報は見出しになるのでは?

2007-06-18 05:57:32 | そのほか情報流通(ほかにこんな問題が)
 産経が【検証 年金攻防】という企画をしており、(下)は、「社保庁に官邸激怒 犯人捜し…国民の目厳しく 」という見出しで書かれていた。ところが、内容を見て驚いた。【年金記録紛失問題は首相官邸にとって古くて新しい問題だった。民主党の長妻昭衆院議員がこの問題を最初に国会で追及したのは昨年6月。まだ小泉純一郎前政権だったが、当時の首相秘書官らは「年金未納問題よりもずっと深刻だ」と考え、ひそかに対応策を協議していた。昨年9月に安倍政権に代わり、この話はうやむやとなり、顧みられることは少なくなった】というのだ。

 えっ、それって、特ダネではないのか?というか、もし、既に特ダネとして書かれていたとしても、このことを伝えるのに、こんなにさらっと書いて良いのか?その当時、分かっていたら、なぜ、政府は対応策をとらなかったのか、という視点を常に入れるべきではないのか?しかも、「検証」と銘打った記事の中でだ?あまりに読者を馬鹿にした記事ではないのか?

 例えば、社民党が北朝鮮拉致問題を実は発覚する1年前から知っていたという情報があったとしよう。産経は、その情報を拉致問題検証記事の中でさらっと取り上げるだけにするはずはないだろう。どでかく1面トップで来るだろう。

 なぜ、今回の年金問題の特ダネ情報はさらっと流すのか…。

 ところで、ネット上で、朝日批判はよくされるが、産経批判はあまりされないのは、なぜなんでしょうか…。
 




 




★「憎しみはダークサイドへの道、苦しみと痛みへの道なのじゃ」(マスター・ヨーダ)
★「政策を決めるのはその国の指導者です。そして,国民は,つねにその指導者のいいなりになるように仕向けられます。方法は簡単です。一般的な国民に向かっては,われわれは攻撃されかかっているのだと伝え,戦意を煽ります。平和主義者に対しては,愛国心が欠けていると非難すればいいのです。このやりかたはどんな国でも有効です」(ヒトラーの側近ヘルマン・ゲーリング。ナチスドイツを裁いたニュルンベルグ裁判にて)
※このブログのトップページへはここ←をクリックして下さい。過去記事はENTRY ARCHIVE・過去の記事,分野別で読むにはCATEGORY・カテゴリからそれぞれ選択して下さい。
また,このブログの趣旨の紹介及びTB&コメントの際のお願いはこちら(←クリック)まで。転載、引用大歓迎です。なお、安倍辞任までの間、字数が許す限り、タイトルに安倍辞任要求を盛り込むようにしています(ここ←参照下さい)。