「エスカレーターは歩くもの。機械に身を任せるようになったら人間は終わり」とは
上岡龍太郎の至言だが、僕もエスカレーターは基本的に歩くことにしている。
エスカレーターより階段の方が空いていて早いと思えば躊躇なく階段へ回る。
しかし現実には、ラッシュ時はエスカレーターも階段も混雑していて、
混雑から一刻も早く抜け出たいという心理がエスカレーターを歩かせる。
「片側を歩くよりも2列になって立ち止まって乗る方がエスカレーターの混雑が3割ほど解消される」
などという調査結果が示されているが、「混雑」のどこを見ているのかが曖昧で首を傾げる。
それは「エスカレーターの乗り口」に限った話であって、
片側だけでもエスカレーターを歩いた方が、「人が流れている」のは一目瞭然だ。
しかも、一段に二人ずつ立ち止まって乗ってる状態の方がギュウギュウ詰めで危険ではないかとも思える。
現代のテクノロジーで、片側の偏り立ちや歩行によってエスカレーターが壊れるとは誰も思わないだろう。
そんなヤワなエスカレーターじゃ困る。
「立つ人と歩く人がぶつかる」のが最大の問題だとするなら、
今後のエスカレーターは少し幅広に作ればいいだけの話だ。
無理に人間2人分の幅ギリギリに作ることもない。
あるいは「歩く必要もない」と感じられる程度にエスカレーターの速度を上げるのも一案だ。
シンガポールのエスカレーターは速くて、彼の国の「勢い」を身をもって感じた。
国力の話なら、「エスカレーターを歩きたくない」という人が増えているのだとすれば、
それは高齢化・老化する日本の象徴なのかも知れない。
「歩きたくない人」と「急ぎたい人」それぞれの希望の折衷案が「片側立ち・片側歩き」なのであって、
歩きたくない人は列に並ぶ労力を払い、待ちたくない人は歩く労力を払う。
双方が少しずつ妥協している現状が、妥当なシステムだと思うけどね。
上岡龍太郎の至言だが、僕もエスカレーターは基本的に歩くことにしている。
エスカレーターより階段の方が空いていて早いと思えば躊躇なく階段へ回る。
しかし現実には、ラッシュ時はエスカレーターも階段も混雑していて、
混雑から一刻も早く抜け出たいという心理がエスカレーターを歩かせる。
「片側を歩くよりも2列になって立ち止まって乗る方がエスカレーターの混雑が3割ほど解消される」
などという調査結果が示されているが、「混雑」のどこを見ているのかが曖昧で首を傾げる。
それは「エスカレーターの乗り口」に限った話であって、
片側だけでもエスカレーターを歩いた方が、「人が流れている」のは一目瞭然だ。
しかも、一段に二人ずつ立ち止まって乗ってる状態の方がギュウギュウ詰めで危険ではないかとも思える。
現代のテクノロジーで、片側の偏り立ちや歩行によってエスカレーターが壊れるとは誰も思わないだろう。
そんなヤワなエスカレーターじゃ困る。
「立つ人と歩く人がぶつかる」のが最大の問題だとするなら、
今後のエスカレーターは少し幅広に作ればいいだけの話だ。
無理に人間2人分の幅ギリギリに作ることもない。
あるいは「歩く必要もない」と感じられる程度にエスカレーターの速度を上げるのも一案だ。
シンガポールのエスカレーターは速くて、彼の国の「勢い」を身をもって感じた。
国力の話なら、「エスカレーターを歩きたくない」という人が増えているのだとすれば、
それは高齢化・老化する日本の象徴なのかも知れない。
「歩きたくない人」と「急ぎたい人」それぞれの希望の折衷案が「片側立ち・片側歩き」なのであって、
歩きたくない人は列に並ぶ労力を払い、待ちたくない人は歩く労力を払う。
双方が少しずつ妥協している現状が、妥当なシステムだと思うけどね。