大雨の日は全身「どうでもいい」コーディネートで

昨日、今日と雨が降り続いた。
こういう日は、濡れてもいいような「どうでもいい」ファッションに徹したくなる。
外歩きで泥水の跳ね返りを気にしなくてもいいような。
電車の中で、濡れた傘、濡れたコートをべったりくっつけられてもへっちゃらなような。

どうでもいいシャツ。
「なんでこの色のシャツ買ったんだろ？」と思うような、渋いくせに目立つ色のシャツ。

どうでもいいスラックス。
ぼってり太めなので、脚が短く見えてしまう。
暖かさを追求した素材らしいが、脚に触れる感触はチクチク、ボサボサであまり気持ち良くない。

どうでもいいジャケット。
素材の特性でもあるが、テカるような感じが出て、着古した印象を与えてしまう。

以上３つを組み合わせるとかなり地味なトーンになる。

どうでもいい革靴。もう12,3年履いている。
靴底が磨り減っていて滑りやすく、地面をグリップする感覚に乏しい。
（だから安全のことを考えれば本当は雨の日には適さない）。
紐も少しほつれてきた。

下着だってどうでもいい。
靴下は生地が薄めでフィット感のイマイチなもので、いつ穴が開いてもおかしくなく、
下着シャツも、洗い晒しもいいとこ、少しくたびれた感じが出始めたもの。

全身「どうでもいい」コーディネートで身を固めているから、おのずと心の持ちようにも影響を及ぼす。
低気圧も相俟って、懐に力が入らない。新しいことなど始めようもない。

こういう日はさっさと家に帰って、玄関入るなり身につけているものを全部脱ぎ捨てて、
温かいお風呂に入るに限るね。