特殊清掃「戦う男たち」コメント公開

戦友の意見交換の場として公開しています。

二十年の壁・二十年の穴(後編) (公開コメント版)

2008-01-25 15:22:00 | Weblog
二十年という月日は、短くもあり長くもある。
それは、蘇る想い出によって変わってくる。
何はともあれ、子供を大人にし、若者を中年にし、中年を老人にするには充分の時間で、決して軽く流せることのできない時間であることに違いはない。

二十年前・・・私はまだ大学生だった。
社会的な責任も薄く、食べていくことのプレッシャーもなく、アルバイトに精をだし、勉学はそっちのけで楽しく過ごすことばかりに囚われて生きていたのを思い出す。

遡ると、後悔しきり。
「あの時、友達みたいに普通の企業に就職してたら、こんな苦しみを味わわなくて済んだかもなぁ」
なんて、どうしようもないことを考える。
もちろん、諦めきった空想なのだか、疲れて気分が落ちているときにはやりきれない思いに苛まれることもある。

普通の会社に就職していたら、土日祝祭日に休みがとれて盆暮・GWには長期休暇もある。
仕事の予定が立てられるから、人との約束も可能。
人に仕事の話をしたって、怖がられたり不気味がられたり、変人扱いされたり嫌悪されたりすることもないだろう。



続きはこちら