せっかち散歩

ゆっくり急げ、時間がないから

カタクリとイカリソウ

2011-04-23 | 日記
久しぶりの雨。このところ天気がよかったから散歩にはよかったけど草木にとっては少し乾燥しすぎだったかもしれない。仕事も段々忙しくなってきている。あせらずじっくりと進めよう。


ユリ科カタクリ

先週の初め出かけた自然公園ではカタクリが満開だった。


春先に開花し夏まで葉をつけると、あとは広葉樹林の林床の地中で過ごす一連の野の花を総称してスプリング・エフェメラル(春の妖精)と呼ぶらしい。


ユリ科カタクリ、メギ科イカリソウ、キンポウゲ科イチリンソウ、キンポウゲ科ニリンソウなどがこのスプリング・エフェメラルに含まれる。なかでもカタクリは春の妖精の名にふさわしい美しい形と色をしている。人が触れると折れてしまうような細い首に薄紫の花弁を広げ斜め下方にうつ向いて咲いている。



メギ科イカリソウ

カタクリの群生のすぐ近くの雑木林で奇妙な形の花を見つけた。メギ科イカリソウ。


それにしても不思議な形。4枚の花弁が距を突出し錨のような特異な形をしている。葉は2回3出複葉。淫羊霍(いんようかく)という生薬で精力剤として利用されるらしい。主成分のイカリインにバイアグラ様の作用があるとは驚き。

 
白だけではなくて薄紫の花も近くにあった。

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