せっかち散歩

ゆっくり急げ、時間がないから

ヤエベニシダレ

2014-04-10 | 日記
気の緩みは事故のもとだと知ってるのに、また家の駐車場でブロックに擦って車の側面をへこませてしまった。ショック。


ヤエベニシダレ

公園に植栽されたヤエベニシダレ。京都の平安神宮のヤエベニシダレは有名だけれども、こんな田舎の公園でもそれなりに咲いている。






蕾から花弁が展開するにつれて、花色が濃紅紫色から淡紅紫色へと変化するらしい。


萼筒は濃紅紫色で太い壷形をしており、毛が多い。

リキュウバイ

2014-04-10 | 日記
最近、枕草子を読み返している。平安時代の貴族社会で男女が夜を過ごしたあとの朝、ともに服を着る時を「きぬぎぬ」というが、枕草子61段の『暁に帰らむ人は』で、清少納言はそのきぬぎぬの別れの時こそいい男とだめな男の差がでると述べている。
   人はなほ、暁の有様こそ、をかしうもあるべけれ。
そのきぬぎぬの別れに際しては、男は後ろ髪を引かれるような未練あるそぶりで去っていくのが望ましくて、一方さっと起き上がると音を立てて服を着て慌ただしく身支度をして失礼すると言って出ていくような男はだめだとしている。清少納言は自分の体験から述べているのだろうが、翌朝服を着て出ていく男の様子があまりにも具体的で面白い。


リキュウバイ バラ科ヤナギザクラ属

公園の一角で見つけたリキュウバイ。爽やかな緑と真っ白の花が青空に映えて美しい。明るい春の日差しがあってこそだなあ。






花はスモモにも少し似ているが、雄しべが短くて花弁の隙間から見える萼片の色が白い点が大きく異なる。雌しべの柱頭は5つに分かれ、雄しべは20本程度。


花の後ろに回ってみると白い5枚の萼片。


葉の裏側は粉をふったような白色。ふちは全縁か先の方に数個の粗い鋸歯があるもものある。