せっかち散歩

ゆっくり急げ、時間がないから

アサリナ (ツタバキリカズラ)

2012-11-15 | 日記
「早教育と天才」(木村久一著 玉川大学出版部)を読んだ。人の能力や知力などは環境と遺伝が半々に影響していると思っていたけれど、この本を読むと教育の効果は想像以上だということに驚かされる。逓減(ていげん)の法則という言葉を初めて聞いた。「教育を始めることが遅れれば遅れるほど、子どもの可能能力を実現する割合が少なくなる。これが子どもの可能能力の逓減の法則である。動物の能力は、それぞれの発達期をもっている。発達期に発達させなければ永久に発達しなくなる。」 植物にある成長点は盛んに分裂して増殖している。その成長点を大きく育ててやれば後々も大きく成長していく可能性がある。成長点が活動を終えたあとではどんなに刺激しても手遅れだろう。人間の脳細胞は幼児期に最も分裂して増殖する。従ってこの頃に教育すれば脳のキャパシティは大きくなり苦もなく膨大な知識を入れられるようになるし、深い思索も可能となり、途方もない想像力、創作力も発揮できるようになる。生まれながらに持っている脳細胞の差などその後の教育による細胞増殖に比べれば無に等しい。だから幼児期にしっかり教育することが重要となる。子供の知識欲は大人の知識を超えているし、しかも平易な言葉ですべて説明してあげなければならない。これは物事をしっかり理解していなければ易しい言葉で説明はできないから多くの親にはできないことかもしれない。しかも子供が理解するまで丁寧に説明してあげる根気強さも要求される。ここに早教育の難しさがある。




アサリナ (ツタバキリカズラ) ゴマノハグサ科

温室のそばの垣根に赤い花が見えたので近寄ってみるとゴマノハグサ科の植物だった。花はレーマンニアにそっくり。つる性植物でアイビーに似た葉をつけている。何という名前だろうと思ったが名札がない。


ネットでつる性、ゴマノハグサ科で検索するとすぐにアサリナ(バークレイアナ?)と出てきた。和名のツタバキリカズラはつたの葉を持ち花はキリに似ているつる性植物という意味だろう。


周りにはヒメツルソバ(タデ科)が群生している。




シコンノボタン ノボタン科

アサリナの近くでシコンノボタンが咲いていた。シコンノボタンはブラジル原産の常緑低木。この濃い青と優しい葉の雰囲気がとてもいい。


こちらは同じ場所で9/27に撮影したもの。