せっかち散歩

ゆっくり急げ、時間がないから

コセンダングサとウラナミシジミ

2012-11-07 | 日記
秋は天気が変わりやすい。今日(11/6)は雨。先日ブックオフで買ってきた百人一首の文庫本を開いてみると天智天皇の歌から始まっている。「秋の田の 仮庵(かりほ)の庵(いほ)の 苫(とま)をあらみ わが衣手(ころもで)は 露にぬれつつ」 苫とはスゲやカヤで編んだむしろのことらしい。天智天皇といえば大化の改新で蘇我入鹿を暗殺し蘇我氏を滅ぼした中大兄皇子のこと。中大兄皇子が蘇我入鹿の首をはねてその首が飛んでいく時の絵が中学の時の歴史の参考書に載っていたのを覚えている。



コセンダングサ キク科

コセンダングサの頭花には舌状花はなく筒状花のみ。痩果には2-3本の刺がついていてそれが服やズボンにくっつく。


コセンダングサとウラナミシジミ

頭花の外周の数個の筒状花の裂片のいくつかが拡大し白色となるものをアイノコセンダングサというらしいから、これはもしかしたらアイノコセンダングサかも。ウラナミシジミがとまっていた。



ウラナミシジミはこのコセンダングサが大好き。


コセンダングサとモンシロチョウ

モンシロチョウもやって来た。




アキノノゲシ キク科

今年はアキノノゲシに出会わなかったなあと思っていたらちゃんと現れてくれた。


花は舌状花のみで筒状花はない。 


何ともいえない淡黄色。




クコ ナス科

林縁に沿った散歩道を歩いていて小さくて美しい淡紫色の5弁花を見つけた。


クコという名前も可愛いし花も可愛い。


薄い紫色が爽やか。


雄しべ5本、雌しべ1本そしてその根元には綿毛のようなものが見える。




オギ

野原の先の方にススキの原かな?と思ったけれど穂の色がススキにしては少し銀色がかっている。


穂はススキよりも毛が長くて柔らか。ススキもオギもかつては仮庵の庵の苫の材料になっていたことだろう。


ノギがないのもオギの特徴。