せっかち散歩

ゆっくり急げ、時間がないから

カゲツ

2012-02-12 | 日記
向かいのおばさんが引っ越して残していったベンケイソウ科カゲツ(カネノナルキ)をもらって育てていた。多肉植物で挿し木でどんどん増えていく。しかしベランダに置いていたカゲツは先週の寒波と霜のせいで完全にしなびてほとんどの葉が落ちてしまった。室内に入れておけばよかったと後悔している。また葉が出てきてくれればいけれど。カネノナルキが枯れてしまっては縁起が悪いので何とか復活させたいなあ。

カゲツ(カネノナルキ) ベンケイソウ科

室内でたくさんの花を咲かせたカゲツがあった。


こんなにきれいな花を咲かせるとは思わなかった。


冬に咲く花。

ヤブコウジとマンリョウ

2012-02-12 | 日記
花粉症の季節になってスギ林に入るのも怖ろしいと言う人もいるだろうが、幸いにもまだスギ花粉症は発症していない。学生時代まではアレルギー性鼻炎の為毎朝ティッシュボックスを抱えていなければならなかった。アレルゲンはハウスダスト(その中でもヤケヒョウヒダニ)だったが減感作療法一年間でかなりおさまった。これはとてもラッキーだったと思っている。今日のような快晴で風のある日はスギ花粉もよく飛ぶので花粉症日和といえる。いっぱいの花粉を撒き散らすスギの木の幹を眺めて樹液が垂れているのを見つけた。触ると固まってきているハチミツのようにべとべとしている。これが琥珀のもとかな?と思った。


ネットで調べると、琥珀とは5、6千万年前、中生代白亜紀後期から新生代第三紀ころの松柏科植物(マツ、スギ、ヒノキなど)の樹脂(マツヤニ)が長い間地中にあって化石化したもの。このスギの樹液もいつか宝石に代わる日が来るのだろうか。それまで地球上の植物は無事に繁栄しているだろうか?



ヤブコウジ ヤブコウジ科 

昨日スギ林の下で小さな赤い果実をつけたヤブコウジを見つけた。


マンリョウ ヤブコウジ科

その横にはマンリョウ同じく赤い果実をつけていた。



左はマンリョウ、右はヤブコウジ。ヤブコウジの別名は十両というらしい。果実の数も少ないし樹高も20㎝くらいと小さいから十両でもしかたないかなあ。

コウキクサ

2012-02-12 | 日記

澄んだ冬の青空を冷たい風が吹き抜けていく。しかし遠くに聞こえる小鳥や水鳥の鳴き声や暖かい日差しに春の気配も感じられる。ヤマダ電気近くのアシの湿地を取り囲む公園を通り抜けた時、一面のアシが全て刈り取られていることに気がついた。雨が少ないので今が刈り取るのに格好の時期かもしれない。確かに市立公園だからときどき生い茂った雑草やアシなどを刈って見通しをよくすることも納得しなければならないのだが、そこに生息していた多くの野鳥は一体どこにねぐらを移したのか?そちらのほうが心配になった。裸になった湿地帯のあちこちにヤナギが生えているのが確認される。乾いた湿地に足を踏み入れてみると残った水の表面は緑色に染まっていた。アシの切れ端ですくってみると小さな浮草だった。


ウキクサ科は水面に浮く水草で種子植物の中では最も小さい。葉のように見えるのは茎にあたり葉状体と呼ばれる。ウキクサ科にはウキクサ、アオウキクサ、コウキクサ、ヒメウキクサ、ミジンコウキクサなどがあり、この中で葉状体のまま越冬するものはコウキクサのみらしい。


指につけてよく見ると根は一本ある。根が一本なのはアオウキクサとコウキクサ。ウキクサは根は5本以上、ヒメウキクサは2-5本、ミジンコウキクサには根がないという。